久し振りにマンガを買った
全くマンガを読まなくなっていたが、諸星大二郎の新刊が出ているとid:andy22さんのブログで知ったので、久々にマンガ系本屋に行った。オタクな人は、本屋に行くと一種独特の勘・嗅覚が働いて自分の欲する本を探り当てるものだと思うが、マンガ系本屋に行ったのがあんまりにも久し振りで、全然勘が働かない。嗅覚を失った犬の気持ち。どのマンガを以前買ったのかすら思い出せない。
以下、買ったマンガ
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2005/04/26
- メディア: コミック
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- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2005/07/28
- メディア: コミック
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- 作者: 諸星大二郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/11/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 諸星大二郎
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2005/10/12
- メディア: コミック
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- 作者: 田中圭一
- 出版社/メーカー: ぶんか社
- 発売日: 2005/10/31
- メディア: コミック
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- 作者: 蛭児神建(元),吾妻ひでお
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
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[02:23]
マンガ読みの勘は「立ち読み」によって養われる「文化」なのだが、「青少年に有害」などの口実により、偉大なるわが国の「立ち読み」文化は消失し、それとともにマンガの出点数は97年頃をピークに、低下しているようだ。
[02:46]
力のあるマンガを読むと、たいがい、インナートリップする。さて、日本の新興宗教はたいがい教義が貧弱で、インナートリップさせる力がそれほど強靭ではなく、統一協会や、トリップさせるための肉体操作の作法が比較的整っていた(ように見える)オウムは、信者をトリップさせるためにLSDなどの薬物を用いる。新興宗教が与えることができると自称しているトリップは日本の新興宗教は薬物を用いなければ信者に与えることができず、マンガは紙とペンだけで与える力を持つ。
ことに日本の戦後新興宗教は「生長の家」のように印刷媒体を用いて布教する形式が範型となっているが、印刷媒体でトリップさせる力では、巧いマンガは下手な新興宗教を遥かに上回る。この点においても、オタクとカルトは競合する。
戦後文学が宗教の代用を日本においては果たしていた、ということも広く認められているところである。文学と機能等価なマンガは宗教の代用を果たそうという意志はなくとも、機能としてある程度代替し、それがカルトを憤らせる、ということはあるだろう。
[03:00]
さて、反社会的カルトは(洗脳技術としての)薬物使用に長け、公安警察官僚や暴力団と気色悪い癒着をしている、という事柄から、しばしば痙攣的に報道洪水が起きる(一律に報道のされ方が異様な、情報源が警察である)異常事件・凶悪事件のうちいくつかは、薬物使用によって「作られた」犯罪なのではないか、という疑念がここのところ私の中に燻っている。