カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「お家芸」とケガレ

非合理的非理性的精神に働きかけ、シンボル操作を行い、知的作業を困難たらしめること、不毛な方向へ知的作業を誤誘導する行為を、このブログでは「呪的闘争」と呼称する。
逆に、「呪的闘争」を覆し、そのインチキ性を解析し暴露する作業は、「御祓」「清め」と呼ぶべきだろう。よって今後、当ブログでは「キヨメ」を新カテゴリーとして独立させる。

お家芸

http://shy1221.exblog.jp/2538031/
バッカじゃねぇの
沖縄タイムス 社説 2004.10.27http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20041027.html
 たまたまどこかのサイトからリンクしていたので読む。約1年前の社説。こんな小論文書いてたら0点どころかマイナスだ。途中まではよい。事実を引用しつつ、内容をよくまとめている。問題はオチだ。
「大学や病院には産婦人科の大切さを学生に説き、研修医に対しても認識を高めるような工夫を求めたい。」
 バッカじゃねぇの。研修医の認識が高まったから敬遠されるようになったんじゃん。これまで、ストレート研修制度のもと、騙して入局させて、他の科のことは見せずに洗脳した人材で、何とか人事を回してきたのに、スーパーローテートなんかにするからこんなことになるんじゃん。現実見せたら、フツーの神経の研修医は産婦人科小児科を選択しないよ。
 大学や病院がやれることはもうありません。あとは行政、とくに国の政策の問題です。この論点を履き違えた時点で、この小論文には点はやれません。っていうか、マスコミ自体、最近内容の浅い文章が増えてるよな〜

http://d.hatena.ne.jp/REV/20051110#p9
 要するに(オレが要していいのかな)、敵戦車の武装が、90mmから105mm、120mmAPFSDSと向上し、装甲も強化されているのに、ろくな装甲も無く、ろくなFCSもなく、エアカバーも補給もないまま、大事だからと戦車を突撃させようとする話にしか見えない。「敵戦車に命中させないのは射手のミス」で「敵弾に当たるのは車長の指揮ミス」。で、解決案が精神鍛錬と督戦隊と、遺族年金かよ、というもの。
 なんだ、お家芸じゃん。

本来「政治」が解決しなければならない現実的課題を、情緒的に「道徳」の問題に摩り替える「呪的闘争」や、本来ごく当然に大本営が責められるべき問題を、末端や「国民」の責務に情緒的に摩り替える「呪的闘争」は、典型的「ケガレ」である。

本日の「産経SHOW」

「ケガレ」を世に撒き散らす「産経抄」に対して、連日、「キヨメ」を行なっていた偉大なブログ『本日の「産経SHOW」』が終了した。

http://d.hatena.ne.jp/slapnuts2004/
ということで、「産経抄」をテーマにした話はこれで最後にします。今後はこちらを更新するつもりはありませんが、しばらくの間は残しておきます。ここを更新しなくなったからといって、産経新聞がトンデモで無くなるわけではありません。産経のトンデモぶりはここまでの過去ログだけで充分理解出来るでしょう。

ケガレとキヨメの闘いでは、ケガレのほうが常に粘着性が高く、キヨメ作業は原則的に報われず、またキヨメ行為はなかなか継承されにくい、という構造がある。とはいえ、長き「キヨメ」活動、お疲れさまでした。
〔2007年4月1日 カテゴリを整理し「キヨメ」カテゴリを削除しました〕

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