カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

日本の工業地帯とか

私は日本地理がえらく苦手だったが、塾講師しているお蔭でだいぶ日本地理に明るくなった。
日本の工業地帯・工業地域について、やっと生徒に説明できるようになったので、メモとしてここに書いておく。

日本の四大工業地帯

日本の工業地帯・工業地域のうち、トップ4を「四大工業地帯」と呼ぶ。東から、京浜工業地帯・中京工業地帯阪神工業地帯北九州工業地帯
これらの、生産グラフを見て、どのグラフがどの工業地帯なのかを答えよという設問が、よく出る。見分け方は以下。
1;金属工業の生産割合が多いのは、阪神工業地帯から西側。
2;繊維工業の生産割合が多いのは、中部(北陸工業地域中京工業地帯)・阪神工業地帯瀬戸内工業地域
3;出版・印刷の生産割合が多いのは、京浜工業地帯。
4;化学工業の生産割合が多いのは、京葉工業地域と瀬戸内工業地域瀬戸内工業地域で化学工業の割合が多いのは、ひとつには塩田などの平地が臨海にあったから。また戦前、海軍基地などがあったから。

電力供給施設

電力施設としては、火力発電・水力発電原子力発電・地熱発電などがある。これらを白地図上の点から見分けよ、という設問がよく出る。見分け方は以下。
1;火力発電は石油・天然ガスによって発電する。石油はタンカーで海上輸送する。したがって火力発電所は臨海部に存在する。
2;水力発電はダムに蓄えられた水で発電する。ダムは黒部ダムなどのように、必ず山中にある。したがって水力発電所は山中にある。
3;地熱発電所は、大分県別府市、東北地方など、限られた場所にのみ存在する。
4;原子力発電は、福井県若狭湾に集中して存在する。

理社受験の異様

上記の他にも白地図上の点から何の産業なのか解答させる設問は色々あるが(といっても工業で10種、農業で10種程度だけど)、理社受験で異様なのは、中学受験(つまり小学生の学習)のほうが高校受験(つまり中学生の学習)より密度が濃く細部まで問われる、という点だ。高校受験では理社が受験科目になっていることが少ないのが理由のひとつ(都立高校受験の理社問題は、私立中学受験理社問題より易しい)らしい。

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