カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

北朝鮮拉致被害者問題と満州事変

読んで、ほー、と思った。だいたいこの見解に同意する。

http://critic.exblog.jp/2911005
最近、北朝鮮拉致被害者問題は満州事変なのではないかという着想にとらわれて、その観念を容易に払拭できない。日本人は1945年の敗戦のときまで1931年に起きた満州事変の真実について知らず、それが軍部の謀略によって惹き起こされた侵略戦争であったという事実認識を持っていなかった。北朝鮮拉致問題についてはあまりに多くの事実が伏せられたままであり、事実が開示されない状態をマスコミが全く追及せず、右翼「救う会」の言うがままに事態が説明され、「救う会」の思惑どおりに国民の認識や感情が操縦されている。まさにプロパガンダとマインドコントロール蓮池薫も地村保志も曽我ひとみ北朝鮮での事実を正面からありのまま証言しようとせず、「救う会」が反北朝鮮の世論を喚起したい時に適当に「実はこうだった」という情報が小出しに出される。蓮池夫妻は横田めぐみの消息について全てを知っているくせにそれを言わずに済まされている。誰もそれを問い詰めようとしない。〔略〕
報道が管理統制され、政治の道具となっている。〔略〕
北朝鮮との冷戦が政治的に固定化され、それを理由にして有事法制が施行され、その体制が徐々に強化されている。憲法改正が果たされ、徴兵制核武装が実現されるまで、右翼はこの拉致問題を利用し続けるつもりであり、拉致被害者救出というのは嘘で、本音は金正日独裁体制を維持させたまま、すなわち拉致被害者の身柄を北朝鮮内に置いたままの状態を続けさせて、北朝鮮との冷戦の緊張を極限まで高めたいのである。右翼は小泉首相任期中の、またポスト小泉以降の政権の日朝平和友好条約締結を絶対に阻止するだろう。逆もまた真で、金正日独裁体制にとっては、米日との一触即発の危機の継続こそが国内の体制を維持できる唯一の保障装置となっている。簡単に米日と和睦協調して改革開放へと歩を進められない事情があり、左手で経済支援を請いつつ右手で核ミサイルで脅すという矛盾した虚勢外交を続けざるを得ない。〔略〕

ぽちっとな