カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

マスコミ、とくに新聞は、誰を騙すつもりで「嘘」を書いているのか

マンガ規制反対運動なんかに参加しなきゃ、議員さんとこに陳情したりする機会なんてなかったとは思うが、議員さんなんかにちょくちょく陳情したりしに行って、気づいたことがある。
実際に議員さん周辺と接触する以前には、私は、国会議員は特殊な情報源があって、我々の知らないこと・我々には納得いかないことの正解をすぐに参照できるはずだ、と、何となく思っていた。
が、実際に議員さん周辺に接触して分かったことは、議員の情報源は、基本的には我々と同じだ、ということだ。すなわち新聞でありテレビであり週刊誌、原則的にはこれらが議員の情報源だ。
だから新聞が「嘘」をヌケヌケとしつっこく書くと、国会議員はその「嘘」を「嘘」と気づかないまま鵜呑みにし、嘘・誤情報を元に政策立案し立法することになる。マスコミが、とくに新聞が延々「嘘」「誤情報」を流しているのは、つまるところ、国会議員(や地方議員)を(「嘘」でもって)「洗脳」することを目的としている。
新聞(やその他マスコミ)が「嘘」を書いていると気づいた人は、その新聞にだけ異議申し立てするのではなく、地元議員に対しても「この新聞にはこういう嘘が書いてあった。これを嘘だと証明する根拠は以下です」という葉書・手紙を書くのが賢明だ。
例外的に賢明な議員がいて、新聞など報道に「嘘」が書かれていることに気づいても、その議員が生で接する「一般人」が皆その「嘘」を前提として振舞っていたら、議員もその「嘘」に付き合わざるを得なくなる。「嘘」を「嘘」として認識する人が無視できない数存在することに議員が自信を持てば、議員は「嘘」を「嘘」だと指摘する勇気を得ることができる。
国会には平日昼間、色んな人が陳情に行く。ところで、平日の昼間に動ける人というのは、特殊な例外的な人ばかりだ。だから議員が接する「一般人」はおのずと特殊な例外的な人ばかりになりやすく、「一般人」と称する異様な人とばかり議員は接触しがちになる。
国会では、平日昼間に動けるヤクザやカルトがしばしば足しげく通い、ヤクザやカルトの要求が「市民の声」「庶民の声」とされる。これは戦前からあったことであり、戦後もずっとそうである。
マスコミ、とくに新聞が「嘘(たとえばメディア有害論)」を書き、議員はそれを読み、ヤクザやカルトが同じ「嘘(たとえばメディア有害論)」を議員に陳情する。たいがいの人間は、一見無関係そうな三方向から同一の情報を得ると、それは事実であると認識してしまうものだ。そうとうに賢明な議員でなくてはこの「呪的闘争」「情報操作」に耐えるのは困難だ。
だからこそ、我々は、機会を見て、地元選出議員に手紙を書き送るべきである。我々の眼から見た事実を書き送るだけで、それは議員にとってはたいへんに貴重な情報となるはずだ。そして賢明で理性的な議員を、我々の味方になりうる議員を、勇気付けるはずだ。我々は理性的な議員たちに勇気を与えなくてはならない。
 関連 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060226/1140895123

ぽちっとな