カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

養老孟司『バカの壁』とゴーストライター

バカの壁』を読んでもいないし、読もうという気もほとんどないのだが、気にはなっているので以下メモしておく。『バカの壁』は山本七平の詐欺本(日本人の知的能力を劣化させることを目的とし、その目的は実際に達成されている)の後裔なんではないかなあ、という感覚がずっとある。あと、まとめ買いをした宗教団体あたりがいるんではないかなあ、という気もしている。その意味で「気になっている」。

http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/d/20060420
有名な「バカの壁」(養老孟司著、新潮新書)が、やはり養老先生以外の方が下書きしたようだから(本に書いてある)、セールス上は、ゴーストライターに書いて貰うのも悪くないのかも知れないが、作業中の気分としては、自分で書くのが無難ではある。

http://www.shikoku-np.co.jp/news/column/200601/20060130000066.htm
 養老孟司さんのように、「バカの壁」は編集者がまとめた、と著者が本の中で明らかにしていれば納得できる。でも本の成り立ちをあいまいにして刊行するのは、何だかうそをつかれているようで居心地が悪い。

http://www.globe-walkers.com/ohno/school/column039.html
ある編集者は、最近一緒に食事をしたときに「自分で書かなくなったら、その作家はもうおしまいですよ。読者をだますことになるから一種の詐欺です」と言っていたが、『バカの壁』で突如ベストセラー著者の仲間入りをした養老孟司氏は自分で書いたのではなく、自分は話しただけで、まとめたのは編集者の後藤氏だと前書きに書いている

http://66.102.7.104/search?q=cache:amwrNAbYArAJ:mejoramiento.seesaa.net/index.rdf+%E3%83%90%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%A3%81%E3%80%80%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=3&lr=lang_ja
遅ればせながら読んでみました「バカの壁」。率直に言って、こんな理屈っぽい本がよく売れたなあ、というのが正直なところ。早い話が、最近一元的に物事を考える人が増えて相手を理解しようとしない、というのが「バカの壁」だそうです。でも大学教授でもある筆者(ゴーストライターに書いてもらったそうですが)の講義を学生が聞かずに寝ているのは、「バカの壁」のせいではなく、つまらないからではないでしょうか?

http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/200312.htm
12月28日(日)
 養老孟司バカの壁』・・・・なんだこれ。全然面白くない。イギリスにいた時に面白いらしいと言う話を聞いて探し回ったのに・・・・。何故売れたのか良く分からない。

なぜ「まとめ買いする宗教団体」の存在を疑っているかっつーと、筒井康隆が全集を出したとき、筒井康隆全集より常に上位にランキングされている全集があり、それが戸田城聖全集で、「戸田城聖なんか実在しない!」というギャグを筒井康隆が書いていて、それを連想するからだったりする。戸田城聖の名を知らない人は仰山いると思うけど、「戸田城聖 岸信介」でweb検索すると、めくるめく新たな世界が眼前に広がること請け合い。
なお、戸田城聖に関して私の口が重いのは、漫画規制反対活動の恩人(面識なし)が戸田城聖方面にいるからという個人的理由であり、我がブログ閲覧者がそれを慮る必要は欠片もない。
西尾幹二『国民の歴史』は「キリストの幕屋」によるまとめ買いでベストセラー入りしたわけだし、たぶん『マンガ嫌韓流』というヘッポコ捏造本がベストセラー入りしたのも宗教団体によるまとめ買いの結果だろう。そもそも日本の現与党も宗教団体票とそれにつられたあまりものを知らない人たちの票で成立しているしね。無知を無知と罵るのは無意味であるばかりか有害だから、自分の知りうる限りのことは広報し続けよう。

ぽちっとな