カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「児童ポルノ法」での議員へのお手紙の書き方

児童ポルノ法」関連で、議員へお手紙を書くといいよ、http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080305#1204654336と以前提案しましたが、どう書けばいいか判らないとの声があるそうなので、ごく簡潔にレクチャーを。
1;自分の父親に見せても恥ずかしくない手紙を書くこと。議員はオタクではないからオタク的常識は原則として一つも通じない。非常識とか恥知らずだとか思われる手紙はNG。それゆえ自分の氏名住所を明記しておくこと。匿名で住所なしなら怪文書と同じだから出さないほうがマシである。
2;議員は存外「児童ポルノ法」の経緯も背景も実情も知らない。なぜなら複数回あった選挙〔[03/17 09:30]特に郵政選挙〕の結果、国会議員の多くが入れ代わり、現在国会にいる議員の多くは「児童ポルノ法」の経緯を知らない新人だから。それゆえ論理性のない「規制派」の意見が国会内で「国民の多数派の意見」だと錯覚されている。この錯覚を是正することが必要。
3;手紙は自分の選挙区の議員に送るのを優先すべきである〔[3/14 21:45]優先先修正。後述〕。「児童ポルノ法」に関心の薄い議員を、無関心から我々に好意的スタンスに近づけることが手紙の最大の目的である。関心が薄かった議員を好意的スタンスに変えることで、国会内の「空気」は確実に変わる。味方の議員へ集中的に手紙を送ることは意味がない(「集中的」でなければ味方の議員を勇気付けるという意味はある)。味方の議員にメールを集中的に送るのは味方の議員の作業の邪魔になるので不推奨。
4;論点は整理すること。論点が不明な手紙を送るのは無意味に近い。論点に対し自分がどういう意見であるかを明確に述べることが大事。その根拠を可能な限り客観的で確認できるデータで示すことが大事。我々が「規制派」と比べ有利な点は我々の方が「筋が通っている」「事実を基にしている」ことである。この利点を最大限利用するべきである。
5;「落としどころ」だの「妥協案」などを提示する必要は全くない。我々が最大限突っ張ることで、最終的には政治力学が定めたところに落ち着く。我々の側が「落としどころ」を提示すれば、「落としどころ」よりはるかに後退したところに決着してしまう。それは敗北を意味する。自分で敗北の種を撒くのは賢明ではない。
6;書き送った内容をブログなどにアップしておくと他の人の参考になるのでなお良し。
以上が原則。各自頑張られたし。
[3/14 21:45]優先順位修正
児童ポルノ法」を扱っているのは自民党では法務部会、民主党では法務と男女共同参画部会らしい。これらの議員の意見が直接法案へ反映される。よって、それぞれに参加している議員を「送り先」として優先するほうがいい。「地元議員」へはその後でいい。
参考になる図書の紹介 『子どもが出会う犯罪と暴力―防犯対策の幻想 』(森田ゆり、生活人新書、2006年)

関連 福島瑞穂ブログhttp://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-647.html 私が「進歩と改革」で描いたマンガhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080227#1204049428が多少は影響しているといいなあ。

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