カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

共謀罪創設法案が廃案に…え? 提出されていたの?

http://www.asahi.com/politics/update/0721/TKY200907210224.html
議論呼んだ共謀罪創設法案も 政府提出の17本廃案 2009年7月21日21時35分
 衆院解散によって通常国会は21日閉幕し、政府提出の17法案、議員提案の97法案が廃案となった。小泉、安倍両政権下で大きな論議を呼んだ、「共謀罪」創設を含む組織的犯罪処罰法改正案も廃案となった。政府提出の原則1割の自己負担を見直す障害者自立支援法改正案など、35法案(議員立法含む)は委員会で審議入りもできなかった。
 政府提出法案は、今国会に提出した北朝鮮制裁のための貨物検査特別措置法案、国家公務員の幹部人事を一元化するための公務員制度改革関連法案など7法案に加え、前国会からの継続案件の日雇い派遣を原則禁止する労働者派遣法改正案など10法案が廃案になった。政府が今国会に提出した法案の成立数は69本中62本で、成立率は89・9%。 〔略」

え? 「共謀罪」、今年の国会でも創設法案が出ていたの? と、改めて驚いた。
共謀罪」反対活動にも以前少し関わっていたけど、自分の生活が多忙かつ貧困で、「共謀罪」ウォッチとか全然してなくて、知らなかった。不明を恥じるばかり。
共謀罪」は、「違法行為についての話し合い」をした時点で成立するので、「児童ポルノ法による単純所持規制が成立したら、賛成議員のところに児童ポルノを集めるウィルスを送る」とブログや2chに書いたり、人に喋ったりした時点で「共謀罪」が成立して留置所行きという、そういう悪法です。…麻生太郎はオタクの味方のフリをしようとしていたから批判をしないようにしていたんだけど、麻生太郎政権って、やっぱりろくでもなかったんだね。
共謀罪」と「児童ポルノ法改悪」は共通点が多くて、
1;英米が日本に要請している。 2;ともに「内心の自由」を制限する。 3;ともに冤罪をたいへんに作りやすい。 4;ともに名目上は「国際犯罪」取締りを目的としていると言っているが、実際には全くそれには無関心である。
という感じで、「共謀罪」反対ないし慎重派な議員へは「児童ポルノ法」改悪反対のロジックが通じます。「共謀罪」反対活動のロジックと「児童ポルノ法」改悪反対のロジックは共通するところが多いので。だから「共謀罪」に反対していた議員をピックアップして手紙書いたり選挙の応援したりしてくださると本当に助かる。逆に言うと、2chで出所がよく判らない「表現規制慎重派議員」リストが時々貼られているけど、「児童ポルノ法」以上に「内心の自由」を制限する「共謀罪」をもしも推奨していたら、その議員は頼むに足りないし、表現規制反対活動においては味方ではない。と判断していい。少なくとも一応の目安になる。

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