カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

強意表現としての「とても」

http://d.hatena.ne.jp/yukitanuki/20090911/p1
「とても」の方言47都道府県分

を読んで連想したんだが、このリンク先では「とても」を強意表現、すなわち「大いに」「大層」「大変に」「非常に」「凄く」の同義語として使われている。
が、「とても」は元は「否定」を導く「呼応の副詞」でして、「とても…ない」という呼応でして、「とてもじゃないができない」「とても許せない」といった表現に使うのが元来の姿でした。それが「強意」表現に誤用というか転用されて現在に至ります。「大層」の意味で「とても」が使われるのを見るとそこはかとなく方言的口語的に感じる人もまだ存在するかなとも思われます。まあ、以上は雑学でございます。
この「とても」に似ている「否定」を導く「呼応の副詞」には「全然」があります。「全然…ない」という呼応でして、「全然足りない」「全然理解できない」という表現が正しく、「全然オッケー」「全然楽しい」という表現は、口語的、俗語的、女子高生的と感じる人がまだ多数いる…といいなあ、と思うものであります。以上雑学でございます。
「たいそう」「大いに」の意味の方言というと、私の出身小中学校エリアでは「ずじゃあ」「ぎゃあに」、出身高校エリアでは「しか」が使用されてました。
とても大きいアヒル↓
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51507562.html

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