スパコン利権
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20091126#1259170276 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20091126#1259180915の続き。
アクセスジャーナルから。
http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=4321
なぜ、〔スパコンの〕予算削減なのか? 簡単に言い切ってしまえば、ここでいうスパコン(いわゆる「京速計算機」)は、もう技術的にはある水準に到達しており、後はカネと手間を掛ければ世界一のものを誕生させれるが、それは国威発揚にはなっても、採算的には合わないし、科学技術に役立てるのが第一の目的なら、何も独自開発のスパコンでなければならない必然性もないからだ。
〔略〕前述の緊急声明のメンバーの中には、ノーベル賞学者の野依良治氏もいるが、野依氏が理事長を務める「理化学研究所」は、現在、海洋研究開発機構と世界最速次世代スパコンを目指している当事者。わざわざもらえる補助金を、いりませんという者もいまい。
http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=4323
理化学研は役員8名の内4名が霞ヶ関官僚という天下り法人。
〔略〕同研究所では、2006年1月1日、次世代スーパーコンピュータ開発実施本部を設け、世界一のスパコン開発を目指しているが、野依理事長はこの実施本部の本部長でもある。なお、野依氏に支払われている給料は約2000万円(年)。
一方、役員8名の内訳は以下の通り。
理事長 野依良治(元名古屋大教授)
理事 大熊健司(科学技術庁OB) 土肥義治(元東工大教授) 武田健二(日立製作所出身) 藤嶋信夫 (科学技術庁OB) 古屋輝夫(プロパー) 監事 桝田太三郎(農林省OB) 廣川孝司(大蔵相OB)
理研の年間予算は1046億9300万円(09年度)。
関連 菊池誠ブログhttp://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1259279544