カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

深夜まで騒々しい客と静かな客、猫に噛まれる

1

昨夜の客はどいつもこいつも深夜まですげえ騒々しかった。ヤンキーなど皆死んでしまえばいいのに。
盆を過ぎて以降の客は、とくに9月に入ってからの客は、普通の人と夏休みの日程が少し違う人々だ。ストレスが溜まる仕事をしているためか(勝手な想像)、深夜までバカ騒ぎする人が多い。ウチは深夜のバカ騒ぎ禁止なのでそれを指摘すると大人しく従ってくれる客が多くなったのはいいことだ。
昨夜は金曜なのになぜか満室だった。なぜだろう。

2

今夜は満室だが、驚くほど客が静かだ。
盆の時も、毎年騒々しい客が多かったようなのだが、今年はビックリするほど静かな客ばかりだった。
深夜に客が静かなら、仕事もそう疲れないのだが、深夜までバカ騒ぎしている客がいると、本当に、この仕事への不快感が溜まりまくる。どんなかたちであれ仕事への不快感を書くことは接客業では望ましいことではないから、そういうときは書かないに限る。7月から9月までの間、ブログに何も書かなかった日というのは、仕事で不快な思いをした日だ。というか仕事が忙しいと、ブログに書くことなんて生活の不満以外何もなくなる。
接客は必然的にストレスが溜まるから、可能な限り客に接する時間を短縮するように制度設計し、ある程度それが成功している。しかしまあ、こんなこともあんまり書かないほうがいい事柄だ。
9月の連休、9月20日まで、ウチは幸いにして客が続いている。盆を過ぎると閑散とする店も多いのだが。それはありがたいことだが、こちらの体が続かない。
[22:40]深夜になったら今夜の客のうち何グループかが騒ぎ出した。糞。

3

ゼミ合宿の客はいいな。大人しいし静かだし。オタクな人々の客もいいな。大人しいし静かだし施設を破壊しないし。せいぜいエアコンのリモコンの電池を盗むくらいだ。盗むな。
来年から「同人誌を持参したら割引」「ゼミ合宿で論文掲載誌を持参したら割引」というのを実施して、オタクとゼミ合宿に厚く、そしてヤンキーに冷たい経営方針にしたいと思う。

4

以前ブログに書いた黄色い猫が、台風の日に、どうやってか私の部屋に潜んでいて、外へ逃がそうとしても部屋の隅の壁を駆け上がって逃げ部屋の外に出ず、埒が明かない。撫でて落ち着かせて外へ出そうとしたが、部屋の隅から外に出ない。仕方なく部屋に一晩置いた。思っていたより体格のいい猫だ、ウチの黒猫より大きい。毛並みがいい。たっぷり餌を与えられて育ったのだろう。
消灯する。ウチの黒猫が、珍しく開いている私の部屋のドアから進入し、ベッドにまつわりつき、私に甘え倒す。「面倒くせえなあ」と思いながら黒猫をあやす。部屋の隅で幾度か物音がする。ドアを開けっ放しにしておいたから黄色猫がそろそろ外に出たかな、と思い、確認する。黄色猫はまだそこにいた。黄色猫の存在を知り、黒猫が物凄いやきもちを焼いた。「こういうことだったのね! どういうことよ! 許せない!」と黒猫が私に怒りをぶつける。「猫の言葉が判る」というのを理解した。黒猫は一階に立ち去った。後を追って黒猫をあやす。
部屋に戻り、黄色猫を部屋の外に出そうと撫でて抱こうとしたら右腕を噛まれた。血が出た。黄色猫は押入れの中に隠れた。止血して私はそのまま寝た。
翌朝、早く部屋を出なくてはならず、黄色猫が外に出れるよう、ドアを半開きにして外出した。数時間して帰宅して押入れを覗くと、猫の姿は見えなかった。押入れを閉め、ドアを閉めた。
一日仕事をして、寝た。久しぶりの雨で、気温が下がった。黄色猫に噛まれた右腕がやたらと痛んだ。止血する時、ちゃんと消毒しなかったから、猫の牙から黴菌が入ったらしい。寒さと痛みに早朝に目を覚ます。猫の声がする。黄色猫が家の外で鳴いているのかな、と思った。何たびも目を覚まし、よく眠れない。起床時刻近くになり、ふと気になり、押入れを空けると、黄色猫がまだいた。押入れの中の衣装箱の後ろに隠れていたらしい。
これは困った。もっと早い時間帯ならこの猫に餌をやることもできたが、もうこの時刻になるとこの猫を飼うことに猛反対している老母がとっくに起きていて、話がややこしくなる。
二晩押入れにいて、糞尿は大丈夫なのか、とそれが気になった。幸い糞尿は押入れにはされていない。部屋の中で飼われていた猫なのかな、とか思った。
黄色猫に言った。「二晩、お前をここに置いた。糞尿を部屋の中でするなよ。したら許さない」
ドアを半開きにして、昼まで仕事をし、昼に部屋を確認した。黄色い猫は外へ行ったらしく、今度こそいなかった。押入れを閉め、ドアを閉めた。
その黄色猫に噛まれた痕が酷く痛み、腫れ、右腕に力が入らず、仕事に支障が発生する。病院へ行きたいが、午後に診察してくれるところは近隣にはない。仕方なく腫れを氷で冷やし、小休止する。
土日は病院が休みだ。今も右腕が腫れ、傷跡が膿んでいる。膿を搾り出したので、少しマシになったが。

5

JTBがウチの地域の冬季観光キャンペーンをしてくれるというので、その説明会に出席する。ウチの老父母はこの手の説明会にかつて行った試しがない。
昨年も同様のキャンペーンを行い、客からアンケートを回収した、今年もアンケートを客から回収したい、のでそれは施設が協力してくれ、とのこと。キャンペーンはインターネットの「るるぶジャパン」も使いつつ行い、アンケートは紙で回収する、とのこと。
「昨年動いた客の数字はどんなもんなのか」と質問した。
数字は判らないが、昨年作ったキャンペーンのパンフレットは100部捌け、アンケートは20部回収した、とのこと。
天下のJTBがキャンペーンして100部しかパンフレットを捌けないとはどういうことか、そうとうな予算を投じているだろうに、と思い、20しかアンケートを回収していないとはどういうことか、とも思い、しかし回収率20%というのはそれはそれで立派なものだな、とも思う。
20万部くらいの雑誌でアンケートの回収は20から30通程度、とか聞いたことがある。もう少し多いのかもしれないが、100はいかないんじゃないかな。仮に100だとして回収率は0.5%、そのくらいがアンケート回収率の目安かな、とか考えた。
「アンケートがほしいのなら、『るるぶジャパン』が参加するのだから、『るるぶジャパン』で予約申し込みする時、自動的にアンケートを送信する仕組みにすればいいじゃないですか。紙のアンケートを何ヶ月も店が保管するというのは負担が大きすぎる。検討してほしい」
と要望した。「インターネットができない人もいるから」とか返答していたが、いやそうじゃないだろ。
帰路にざっと考えたが、アンケートを自動返信にしたら、JTBのキャンペーンで動こうという人は少なくとも1000人から2000人くらいはいるだろうから、せめてその程度はいてもらわないと話にならないのだが、回収率0.5%だとして50から100通のアンケートを回収できる計算になる。アンケートを自動返信する仕組みにするのに、納期1週間で10万円でだったらやろうという業者はけっこうあると思うんだが、どんなもんだろうか。

6

インターネットでの旅行関係のサイトの順位は
1位「じゃらん」、2位「楽天」、3位「るるぶ
だそうだ。「楽天」は営業に与えられたノルマが凄すぎるのが傍で見て判る。過酷なノルマで無理矢理店舗を集め、それで回っている。ウチは「楽天」には不愉快な思いをしたことが過去にあり、「楽天」からは客をとっていない。
じゃらん」は地域ごとに担当者が配置されていて、継続的に店舗の面倒を看たり営業したりしているのが、ああ、やり手だなあ、と思わせるところだ。雑誌「じゃらん」を販売地域ごとに分割し、広告費を何重にも集め、それで回っている。
るるぶ」は天下のJTBだから、色々と後手後手に回っている。本気度も低い。
けどね、客の質は 「るるぶ」>「じゃらん」なんだ。少なくとも雑誌経由で来た客に関しては。少なくともウチにとってはそうなんだ。
じゃらん」は客を煽ろうとする性格を持っているので、煽られた客が利用する率がそのぶん高くなり、「騒々しい」客の率が高くなる。「るるぶ」は客を煽ろうとする姿勢が少ないので、穏やかな静かな客の率が高くなる。だからウチは「るるぶ」を贔屓している。
でもどのサイトも、客としての使い勝手はいいが、店舗業者としての使い勝手はすこぶる悪い。

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画像は http://piapro.jp/content/hseg9p12wwunnjdp から。