カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「風評被害」ではない件

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http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011092801000466.html
原発近い」と開催中止 ロシア美術館が汚染懸念

 群馬県立近代美術館高崎市)で開催予定だったロシア国立エルミタージュ美術館所蔵のガラス工芸品展が「東京電力福島第1原発に近い」との理由で開催中止になったことが28日、近代美術館への取材で分かった。

 エルミタージュ美術館の意向で「放射性物質による展示品の汚染が懸念される」との説明を受けたという。近代美術館は福島第1原発から約210キロに位置している。

 近代美術館によると、展覧会は6月から北海道、東京で既に開催。10月からは岡山で開かれる。高崎では12月から開かれる予定だったが、5月にエルミタージュ美術館から中止の申し入れがあった。
2011/09/28 14:09 【共同通信

NHK総合テレビでこの件取り上げて「風評被害だ」というコメントを放映していましたが

http://www.asahi.com/national/update/0927/TKY201109270600.html
2011年9月28日1時35分〔朝日新聞
セシウム飛散、250キロ以遠にも 群馬の汚染地図公表
 文部科学省は27日、航空機を使って測定した放射性セシウムの蓄積量について、群馬県の汚染マップを公表した。東京電力福島第一原発事故によって飛散した汚染の帯が、250キロを超えて広がっていることが分かった。

 8月23日〜9月8日、県の防災ヘリコプターで測定した。汚染度の高い地域の帯は、原発から北西60キロ付近まで延びた後、南西に方向を変えて栃木県を越え、群馬県まで続いていた。文科省によると、放射性物質を含んだ雲が山地に沿って風に運ばれ、樹木や雨によって地上に沈着したと推測できるという。

 放射性物質の量が半分になる半減期が30年のセシウム137で最も蓄積が多かったのは県北部。原発から約180キロ離れたみどり市桐生市などの山間部の一部で、1平方メートルあたり10万〜30万ベクレルにのぼった。250キロ離れた長野県境の一部でも3万ベクレルを超えた。チェルノブイリ原発事故では3万7千ベクレル以上が「汚染地域」とされた。

群馬県にもセシウム137が飛散しているので、ロシアの言い分の方が正しかった模様。
半減期30年か…。60年たっても汚染の度合いは4分の1にしかならないんですよね…。

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追記

https://twitter.com/#!/GoITO/status/119373871928459264
GoITO @kamayan1192 〔ロシアの言い分は〕正しくないですよ。汚染域は「群馬県」の全体に分布しておらず、美術館のある高崎は既に開催した東京と同程度です。その理屈では、例えば山梨県で今後一地点でもセシウムが検出されたら河口湖は危険! になりはしませんか。そういう雑な見方が差別を呼びこむと思いますよ。

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