カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

別居して数日

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20111124/1322143381 の続き。
老父老母は夕食を終えると、車で数分の距離の離れへ泊まりに行く。
朝はすごく早く来る。
ここ数日、特に昨夜から、朝はひどく冷え込む。離れは今まで人が住んでいなかったので、家が冷えている。別居の翌日、老母は珍しく風邪気味となり、老父は石油ストーブを購入した。
今日の昼ごろ、ウチの居床にいる老父と話を少しすると、部屋が汗臭いことに気付く。というか老父が汗臭い。別居以来、老父は着替えていないようだ。
汗臭いから着替えたらどうか、と老父に言う。着替えるのに風呂に入りたいのなら沸かすよ、とも言う。
老父の顎が幾たびも噛みしめられる。言葉を噛み殺している。
「(外出していた)お前が帰ってきたのなら、俺は離れに行く」と老父が言葉を絞り出す。
「離れに着替えがあるの?」と私が応える。
「いや、こっちにある」と老父。
「ならこっちの家で着替えればいいじゃん、風呂を沸かそうか?」
「いや…そうだな、着替えよう」
私は老父と別居したいのではなく、老母と別居せずには耐えられないのであり、老父にはここにいてほしいのだが、私はそれを噛み殺す。
夕食の後、
「着替えた」
と老父は言い、離れへと車で移動した。

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