カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

思考法/バグはゼロにしなくていい

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以下メモする。

派遣プログラマ時代の思い出
http://blog.mogya.com/2010/08/memories-in-dispatch-programme.html
1.テストエンジニアは派遣会社から連れてこられた素人じゃなくて、テストの理論を把握していて自分でテスト計画を立てたりなんかできる人が普通にいた。
2.登録されたすべての不具合を解決する文化がなかった。
日本だと、出荷前にはバグを0にして出荷するから、最後の数個はプロジェクトマネージャ権限で無理矢理Closeしたりrejectしたりするじゃない?
これに対して、そもそもバグを0にするという考え方が存在しなかった。バグトラッキングシステムには、常に無数のバグが放置されていた。
もちろん、担当レベルでたいていのバグは直していたし、致命的に困りそうな不具合はリーダーが割り振って修正していたけど、トータルで見ると、重要度の高い方からつぶしていって、納期が近づいてきたら、これくらいでいいかな?的な気分で製品が出荷されていく感じだった。
結果的に出荷した製品に不具合は残っていただろうけど、そのおかげで製品が売れなくなったという話は聞いたことがない。いくつかの機種は日本にも出荷したけど、普通に売れていた。

↑この方法論が「日本離れ」している、日本にはない考え方だ、という事柄から、日本文化は何が欠落しているのか色々想像が膨らむ。

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http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-7045.htmlシナリオライター虚淵玄が明かす『まど☆マギ』ストーリーの発想法
のブクマコメント

http://b.hatena.ne.jp/entry/yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-7045.html
id:nakag0711 そうなんだよ、出だしだけ出来のいい話が多すぎるんだよ。 2012/02/06

を、「派遣プログラマ時代の思い出」引用部分から連想した。日本人はどちらかというと短編が得意で長編が苦手だと昔何かで読んだけど、それとも通じるような。
何が欠けているのか。

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