中年男性がウンコを漏らすとき
ウンコを漏らすというのは、一般に、人間の尊厳の最もデリケートなところが劇的に破壊された瞬間だと、思う人が多い。実際に自分がやらかしてしまうと、ああ、私は私の人間としての尊厳を損なってしまった、と、普通に思う。私も思った。
とはいえ、疲労が蓄積すると、屁とウンコを錯覚してやらかしてしまうことというのはしばしばあるものであり、俺は中年男性だからまだ「てへへ」でどうにか済むけど、女性だったりするとその精神ダメージはすげえだろうなあ、で、しばしばあるだろうなあ、とか思ったので、あえてここに書き記す。
女性がどうこうという話は、なんかのノベルゲームの関係記事だかで、ウンコを漏らしてしまった件を女性ライターが書いていたことが記憶の隅に残っていたからなのだが、それは置いて、自分のケースを以下記す。
疲労は溜まっていた。ウチの仕事の9月時点の疲労蓄積度は、マンガ家が2〜3日徹夜を続けている状態に近い。
それで連想して書くけど、マンガ家時代は何回か屁と間違えてウンコ洩らしをしたことがあった。そのたびに、「ああ、俺は人間として最低限のところを踏み越えてしまった、80歳過ぎた老人じゃあるまいし、俺はもう老境の人間と同じ程度の体になってしまった、これではもう結婚など望めない」という早すぎる結論を自分の中で瞬時に導いてしまったものだ。
マンガ家時代もそういうことはあったが、運がいいかどうかわからんけど、現在の仕事になって、9月になるとそれと同じ程度の疲労が消化器系に蓄積する。
で、屁をしようと思って、身が出てしまった。しまった、身だ、と、すぐに判り、幸い便所までそう遠くなかったので、すぐに便所に駆け込んだ。排便した。ズボンとパンツが汚れ、尻と足も汚れていた。すぐに服を全て脱ぎ、シャワーを浴びた。服は洗濯機で洗った。新しい服に着替えた。
ということが、自営業だったので誰にも気づかれずすぐにできたが、サラリーマンとかで同じ悲劇被った方の大変さはすげえだろうなあ、とか想像する。
洗濯のとき、あまりに急いでいたので、携帯電話をズボンのポケットに入れたまま洗濯し、干してしまった。翌日、携帯電話が見つからず、鳴らして、それでズボンと一緒に洗ってしまったことに気づいた。
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