問い合わせ客からの名乗り
1
ふつう、宿泊業であるウチにかかってくる客からの問い合わせ電話は、こうである。
客「もしもし、○月○日に、○人でコテージ利用したいんですが、空いてますか?」
あるいは
客「もしもし、問い合わせします」
これが互いに一番ムダがない。
ところが、今年になってから、夏を過ぎた頃から特に多いんだけど、
客「もしもし、○○と申します」
俺「はい?(誰だ?)」
客「○月○日に、○人でコテージを利用したいんです」
いや、その最初の名乗りいらないから。誰だ知っている人だっけ? と、こっちがムダに混乱するから。問い合わせ段階で名乗られても意味がないから。
今年の後半になってから変に増えているということは、なんか企業系で、「電話の時にはどんな時であってもまず名乗りなさい」というマニュアルが広く広がったんじゃないかなあ、とか思うけど、いらないから。ウチみたいな宿泊施設に問い合わせ電話する際には。
2
ところで、客に住所を聞く必要がウチにはあるんだけど、30〜40年くらい前は、横浜住民とか東京住民は「神奈川県」「東京都」をほとんどの場合省略して「横浜市」「○○区」から住所を述べていた。
小中学生というのは中学受験でもしない限り日本地理なんぞ丸っきり知らないものであり、県名を省略されると当時電話番させられていた俺はひどく混乱したものだ。
で、ここ数年電話番すると、横浜市民も東京都民もほとんどの場合「神奈川県」「東京都」から述べる。この変化って何だろうな。横浜市民・東京都民が30〜40年前より自己中心的ではなくなったということかな?