カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

目標の喪失、「憧れ」の不在

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kindle購入し直した。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20161229/1483021780 そういうことが可能な俺は運が良い。
ふと気づくと結構な量の本を読んでいるが、全然身についていない。目標ないまま漫然と書痴趣味していても得るところがないのだなあ、とか思う。
これは書痴趣味だけのことではなく、目標ないまま余生を生きても全然充実感なく不満ばかり募るのだなあ、とかそんなこと感じたり。
もっと若かりし頃常に思っていた「いつかマンガに描こう」という漠然たる意識はそれなりにこの漫然に対し一定の方向付けがあったのだなあとか思ったり。そのこと自体忸怩たる感情が拭えなくてどうにも。

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俺は幼少期から20歳代に至るまで「憧れの感情」を抱く対象がなかった。これがつらかった。
ロールモデルの不在という言い方が最も近いが、どういう方向に自分自身を育てればいいか、その手本が全然なかった。
俺の幼少期は酷いものだった。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20170107/1483796973 
小中学校時代の自分へのメッセージと大学生時代の自分へのメッセージと - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
酷い環境で無駄に頭の回転が速くて、回転する脳を無駄に持て余した。空回転する脳は、「ここではないどこか」での生活を無駄に希求した。夢想するための材料の貧弱さに我ながら泣けた。その貧弱さを嘆くことで俺の4歳から15歳までの季節は全て費やされた。自己憐憫だけが習い性となった。何かもっとマシな何かがありえたと思うが、貧困とはこういうことだ。

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