カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

田舎の生活とか、政治関係とか、表現規制のこととか

初音ミクとニコニコ動画/『進歩と改革』

以下もうずいぶん時期外れになったけど、保存しておく。

初音ミクニコニコ動画 鎌倉圭悟
シンセサイザーバーチャルアイドル初音ミク」はクリプトン社〔一〕のヒット商品で、ユーザーはニワンゴ社の「ニコニコ動画」を主な発表場にしています。〔二〕
ニワンゴ社の親会社はドワンゴ社ですが、このドワンゴ社が二〇〇七年十二月に変な事件を起こします。〔三〕 「ニコ動」でのヒット曲作者に着うた配信をしたいとドワンゴから連絡があり、マスターwavを要請しました。「初音ミク」という名はクリプトン社の商標ですが、ドワンゴはクリプトンの商標を侵害し作者に無断でJASRACに登録し、配信を行ないました。さらにクリプトン社に無断で「独占配信」と宣伝しました。
JASRACドワンゴが登録すると「初音ミク」ユーザーは自分のホームページで自作曲を流すとJASRACへ使用料を支払い、払った料金がほとんど作者に戻らないというアホなことになります。JASRAC著作権使用料を徴収するだけで、財政が全く不透明で著作者を守らず、レストランの生ピアノ演奏からも徴収し〔四〕MIDI文化を潰し、音楽業界発展阻害要因となっています。
ドワンゴ社の言い分では「音楽業界の常識」に従ったとのことですが、ドワンゴ社はさらにクリプトン社を誹謗する怪文書を「ニコ動」のトップに掲示し、「初音ミク」ファンはたいへんしょっぱい思いをしました。
初音ミク」は今まで法律が予定していなかった存在で、これからのDTM文化の前例となるから、権利関係は慎重に丁寧に行なうべきだというのは「初音ミク」ファンなら誰でも判ることですが、ドワンゴの行動は呆れるほど粗いものでした。生身相手には通じていたんだろうけど…
ドワンゴの株主のAVEXは、「のまネコ」事件という今回に似た事件を起こした前歴があります。どうもドワンゴ初音ミクヒット曲の「原盤権」を獲ろうとしていたのでは? との疑いも浮上しました。かつてYMOが音楽出版・レコード会社に「原盤権」を獲られ、YMOが拒否してもアルバムが出されてしまった例があります。
初音ミクは実在しないがゆえに、現実をより浮き彫りにするようです。クリプトンとドワンゴは十二月二五日に「和解」しました。〔五〕

〔一〕http://www.crypton.co.jp/ 〔二〕http://www.nicovideo.jp/ 〔三〕http://www32.atwiki.jp/mickmiku/ 〔四〕 読売新聞 1月29日 1月31日 「判決が30日、大阪地裁であった。田中俊次裁判長は「将来的にも著作権侵害行為を続ける恐れがある」として演奏差し止めやピアノ撤去、損害金約190万円の支払いなどを命じる判決を言い渡した。」楽器を持っているとJASRACから徴収される可能性がある。 〔五〕http://blog.crypton.co.jp/mp/2007/12/post_63.html クリプトンの側の主張が通り、妥結した。

関連 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20071220 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20071222 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20071226 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080119#1200678928 

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