旧正月と「里帰り」の終了

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昨日、14日は、だいたい、45センチくらい雪が積もった。
昨日、朝から雪がゴンゴン降っていた。昼の時点でまた老母と喧嘩して、仕事場から「離れ」へ戻った。「離れ」の駐車場所の積雪が凄すぎた。どうしようか少し考え、村を巡ってみた。消防団の従弟に、ウチのタイヤブルで除雪しようか、と訊ねるつもりだったが、なんかその従弟のところでウチのより大きいブルドーザーが作業していたので、あ、じゃあ私がしなくてもいいよな、とか思った。そのまま集落のはずれの方へ行くと、集落内の土建屋さんのブルドーザーが動いていた。あ、これはひょっとして地元の土建屋さんたちがボランティアで除雪しているのかな、とか思った。
店舗へ戻り、ついでに隣の集落の県道を偵察してみた。
道路の積雪はどこもけっこうすごくて、隣の集落を半周して店舗に戻ろうとしたら、道の真ん中でスリップして道をふさいでいた車があった。地元の老人がスタッドレスを履かずにノーマルタイヤで出掛けようとしたらしい。ちょっとおボケが入っていらっしゃったようだ。車を押すのを手伝ったりした。その老人は私の名と顔を知っていた。私はその老人が誰なのか知らない。ウチの集落は410戸弱なので、集落の老人はほぼ全て私の名と顔を知っている。私は集落の中で生活していなかったのと、我が父母が私にそういうことを教える能力が欠落していたのとあって、私は集落の人間の顔も名もほとんどまるっきりわからない。
いつもならこのくらい大雪があると町で雇った除雪のブルドーザーが動くものなのだが、除雪を我が集落も隣の集落もほとんどしていなかった。
店舗に戻り、我が店舗にはタイヤブルがあるので、それで店舗から離れまでの道中を除雪してみた。ウチのタイヤブルはそれ程は力が強くないのだが、それでもしないよりはマシだ。離れの周りを2週くらいしていると、ウチのより一回り大きいブルドーザーが除雪するのが見えた。プロの邪魔をしてはいけないと思い、店舗まで戻った。
店舗まで戻ったところで、後続の車が停まって何か話しかけてきた。観光客が道でも迷ったのかと思って聞いてみると、どうも除雪の業者さんが私にお詫びをしているようだった。
ついでに隣の集落との境まで道をウチのタイヤブルで除雪した。境まで除雪する作業をしていると後続の車が来たので、道路脇にタイヤブルを停め、やりすごそうとした。後続車が停止したまま動かないので、どうしたのか聞いてみようと思ったら、私の名を呼んだ。私の集落の小母さまらしい。ただし私は例に漏れずこの小母さまの名前も顔も知らない。私に娘ができたことをその小母さまは知っていて、良かったね、とか言われた。ありがとうございます、ところであなたはどなたさまでしょう。
「離れ」に戻り、体が冷えていたので早いうちに風呂に入り、ビールを飲んだ。
その日は旧正月で、集落では「どんど焼き」をしていた。集落の神社まで行き、お参りをし、夜店が出ていたので、焼き鳥と焼きそばを購入した。早いうちからビールを飲んでいたので午後7時頃には眠くなり、就寝した。

2

15日は娘を一か月検診のため病院へ連れて行く日だった。
朝、店舗へ行った。雪景色に富士山が映えていたので、湖畔へ行き、撮影した。その時気づいた。２隻あるスワンボートのうち一隻が沈没している。雪の重みで沈んだのか。
娘を病院へ連れて行ったあと、スワンボートを引き上げよう。と考える。
娘と嫁のいる、嫁の実家へ向かった。道路は雪と氷で危険で、ふだんの倍の時間がかかった。
嫁の母が仕事へ出かけようとした。車が雪でスリップして動かない。これは仕事を休む方がよさそうだ。
嫁の実家の前で嫁の母の車がスリップして動かなくなったので、私と嫁の母と嫁の父でからかったが埒があかない。ホームセンターへ行ってロープを購入して、私の車で嫁の母の車を引く方が早いだろうと提案し、ホームセンターへ行った。
ホームセンターでは自衛隊の人たちが何か購入していた。
ロープと蓆を購入して嫁の実家へ戻った。嫁の母の車はどうにか動いて、難をすでに逃れていたようだ。
嫁の母の車と私の車を駐車場所へ置いて、嫁の実家で休んだ。
ところで娘の検診は、私は午前だと思っていたが、午後２時からだった。
昼食を嫁の実家でもらった。
嫁が言うには、本日で「里帰り」は終了にして、ウチへ来るとのこと。え。そうなの。明日だと聞いていたのに。
荷物を車へ乗せ、嫁の父母へ挨拶して、病院へ向かった。道は雪と氷で実に運転がしんどい。
検診に、２時間以上時間を費やした。主に待ち時間。
我が家の店舗へ着いた。もう今日はスワンボート引き上げは時間的に無理だ、明日にしよう。
嫁と娘は店舗で寝ることにした。私は老母と寝るときまで一緒にいるのは耐えられないので、「離れ」にて泊まる。