カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

横田基地、有害物質漏れ7年で90件

以下メモ。九郎政宗さん経由。

http://www.asahi.com/national/update/0324/TKY200703240204.html?ref=rss
横田基地、有害物質漏れ7年で90件 地元連絡1件のみ 2007年03月24日16時39分
 米軍横田基地(東京都)やその関連施設で99〜06年の7年間に、ジェット燃料など米国内で規制対象になっている有害物質の流出事故が計90件起き、総量は最大で約10万5000リットルに達していることが分かった。このうち地元自治体に事故の発生が伝えられたのは1件だけ。日米合同委員会の合意で米軍側に通報義務があるが、通報は判断権限も米軍側にあり、自治体のチェック機能が働かないのが実情だ。
 米国の情報公開法に基づいて開示された資料から判明した。〔略〕
 資料を分析した林さんは「日米地位協定によって、米軍側には米国内基地で汚染除去のために定められた手続きも適用されないうえ、原状回復義務もない。基地汚染の全体像が把握できるよう、日本側の基地への立ち入り調査権の確立も必要だ」と指摘している。〔略〕

以上の記事から思ったこと。米軍は日本を含むアジアを軍事制圧することを目的として軍施設を日本においている。原住民である東京都民が有害物質でどうなろうが米軍並びにアメリカは無関心である。
ただしアメリカの情報公開法はちゃんと機能している。機能していない日本の情報公開法とはだいぶ違う。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050213#1108284723 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050802#1122998946
九郎政宗さんのコメント↓

http://d.hatena.ne.jp/claw/20070324
・・・「米軍は日本を守っている」という美しいウソをせめて取りつくろうフリくらいはしてみせてはどうか(@∀@)

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「エコノミスト」の安倍晋三評

「とむ丸の夢」http://pokoapokotom.blog79.fc2.com/blog-entry-216.html経由。「エコノミスト」の安倍晋三評を以下メモする。

http://pokoapokotom.blog79.fc2.com/blog-entry-216.html 
アジア・ビュー 東京の誤った方向転換 2007年3月21日 エコノミスト
従軍慰安所、日本外交を汚す
 日本の総理大臣としてたった6ヵ月の任期が過ぎたばかりで、安倍晋三の国際的な評価は、戦時史の藪の中に入り込んでズタズタになった。この問題は、安倍氏が総裁をしている自由民主党歴史修正主義者グループの考えに対する答弁を求められて、同党の歴史修正主義的見方に賛意を示し、大日本帝国軍隊が20万に上る女性たち(主として朝鮮人・中国人だが台湾人・ビルマオランダ人もいる)を拉致し、第2次世界大戦の間操業していた従軍慰安所の組織で働くのを強制した証拠はない、と断言したことに始まる。〔略〕 
 安倍首相の発言は、ついに1993年、強制のあったことを日本政府が認めた上で、ある程度まで深い反省を表さざるを得なくなった、軍隊の公文書の中に発見された証拠にも反していた。〔略〕
 〔略〕安倍氏の本当に愚かなところは慰安婦問題で、世界でも屈指の不快な体制である北朝鮮金正日の体制に道徳上の優位さを与えたことだ。大した芸当だ。〔略〕
 何年もの間、歴代日本政府は、北朝鮮が行方不明の人びとを誘拐してきた可能性を軽視した。B 級の空想映画の如く潜水艦から日本の海岸に上陸した北朝鮮の潜水工作隊員のしわざではないかという考えを退けたわけだ。しかし5年前に安倍氏の前任者小泉純一郎平壌を訪問していたとき、金氏は思いがけなく拉致を認めた。当時安倍氏はさして有名でない政治家だったが、小泉氏に同行していた。彼は素早くこの問題に強硬路線をとり、昨年首相として指名されることとなった政治的チャンスを掴んだ。〔略〕
 安倍氏の不安定な国内での地位は、何よりもまず拉致問題に左右される。彼は、拉致問題が「最優先事項」であると口に出す。今度は、拉致に対する怒りのおかげで、シニカルな国家主義的政治家たちと右翼勢力が、学校での「愛国主義的」教育と日本の平和主義的憲法改定という政治課題を推し進めるのが加速された。マスコミや主流派の政治家たちが、拉致運動と、こうした時として暴力に走る集団とのつながりを指摘するのは国家的タブーである。
 拉致問題は正式には北朝鮮の核プログラム廃棄のために計画された6カ国協議の課題にはなっていないが、安倍氏がこの問題を含めることに固執したせいで、その時点で事態が面倒なことになった。〔略〕全体的な話し合いの新たなラウンドは今週北京で催される。北朝鮮は、日本は拉致について喋るのを止めて、自分の歴史上の悪行を謝罪して補償しろ、と喜々として要求している。
 〔略〕安倍氏慰安婦に対するスタンスをめぐって論争になる可能性がある。そんなわけで、日本はすでにこの交渉で脇に追いやられることになっているとも考えられる。慰安婦を否定することは、これをさらにこじらすことになるだろう。〔略〕

原文は以下 http://www.economist.com/world/asia/displaystory.cfm?story_id=8878167

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中曾根康弘へ質問する外国人記者、安倍晋三にすら言いくるめられる低脳な日本人記者

JANJANから。

http://www.janjan.jp/government/0703/0703232269/1.php
 〔外国人〕記者からの〔中曾根康弘への〕質問趣旨は2点に集約された。1つ目は慰安婦問題を一般的にどう思うか。2つ目は、中曽根氏の回顧録に出てくる「慰安所」について。海軍将校だった中曽根氏がボルネオ島で設営した「慰安所で兵隊さん相手の売春が行われていたのではないか、と外国人ジャーナリストたちは追及した。
 元首相は「私は飛行場を作る施設部隊にいた。(相当な期間を要するので)、徴用した工員たちのための娯楽施設を設営した」と説明した。
 「『娯楽』とはどんな娯楽か」「強制はあったのか……」入れ替わり立ち替わり次々と質問を浴びせた。1人で2回も質問する英国人記者(『THE TIMES』紙)もいた。
 元首相は上記の答えに加えて「海軍におったのでその点は知らない」を繰り返すのだった。慰安婦問題の一般論については「河野談話を踏まえて謝罪すべきは謝罪する……」と答えた。
 それにしても外国人記者たちは凄まじい熱気だった。筆者も慰安婦問題は大きいテーマだと思うが、まるで蜂が群がって刺すような外国人記者の勢いだった。元首相はブ然とした。
 時間も限られているのに1人が2回も質問したり、元首相が「娯楽施設」と答えれば「どんな娯楽だったのか」と突っ込んだり。日本人記者と政治家との「馴れ合い関係」では先ずあり得ない追及だった。
 記者会見が終った後で外国人記者数人をつかまえて「あそこまで拘った理由は?」と質問した。中曽根氏に2回質問した『THE TIMES』紙の記者にも聞いた。英国では別に問題になっていない、という。「アベさんがこの問題についてコメントしているから」と説明した。
 『……?安倍さんがコメントしているからと言ってなぜ中曽根さんに?』筆者は何のことやら分からなかった。すると、ある米国人ジャーナリストが“解説”してくれた。オチは意外なところにあった。
 「安倍さんはとにかく話がヘタなので何を言っているのかわからない。主語もはっきりしない。(だから知恵者の中曽根さんに聞いたのよ)」ということだった。
 海外メディアの東京支局には有能な日本人取材助手がいる。彼らがちゃんと翻訳しても、安倍さんの話はわかりにくいのだろう。

中曾根康弘の回顧録については、「美しい壷日記」からの以下重引を参照されたし。

http://dj19.blog86.fc2.com/blog-entry-42.html
中曽根康弘の回想録】
http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/%c3%e6%c1%be%ba%ac%b9%af%b9%b0/detail.html?LINK=1&kind=epedia
「三千人からの大部隊だ。やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。そんなかれらのために、私〔中曾根康弘〕は苦心して、慰安所をつくってやったこともある。かれらは、ちょうど、たらいのなかにひしめくイモであった。」
(松浦敬紀『終わりなき海軍』文化放送開発センター出版局、72ページ)

以上に見るように、外国人記者は疑問を疑問として追及している。記者に求められる社会的機能とはそういうものである。記者という職業ギルドがここの記者を支えているからここの記者が活動できているという側面もあるだろうけど。
以下の記事に見る日本の「記者」のヘタレぶりと比較すると、我々はたいへんヘタレな国に住んでいることを痛感する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000001-mai-pol
3月23日1時26分配信 毎日新聞
 〔略〕安倍晋三首相が発する言葉が変わってきた。記者団を問い詰めるような「逆質問」が増えたのがその一例。〔略〕
 記者 公務員制度改革は必要なのか。
 首相 必要じゃないと思ってます?
 記者 そんなことないと思う。
 首相 そうでしょうね。多くの人がそう思っているからやるんです。
 記者 国民にとってどんなメリットがあるか。
 首相 公務員制度改革をですね、やるべきというのは国民の声だと思いますよ。あなたもそう思いませんか?
 記者 はい。
 首相 だったら質問しないでください。
 15日夜、立ったまま記者団の質問に答える「ぶら下がり」でのやり取りだ。衛藤晟一衆院議員の復党問題でも9日、記者団から「党内に不満がくすぶっている」と指摘され、「そんな不満くすぶってませんよ。誰かいます? 特定の人物?」と切り返した。〔略〕
 東教授によると、小泉純一郎前首相も疑問形が多かった。ただ「小泉さんは聴衆との距離感を縮めるための疑問形だった」のに対し、「安倍さんは『居直り』の結果の疑問形で、それが『強気』と見られているのではないか」と指摘する。
 最初の3カ月と最近の2カ月半の首相を比べ、「いずれにせよ」という言い回しが、28回から13回に減ったのも特徴だ。〔略〕

この記事の内容は読者に脱力感を覚えさせる。低能の安倍晋三にキッチリ質問できない日本の記者のヘタレぶりこそが問題だろう。低能の権力者に対峙するとき、人間の真価が発揮される。この記者の能力は痴呆で低能な安倍晋三にすら劣るのだから、つまりフリーター未満の能力であると見なすべきだ。
日本人は自分が考えることを言語化するという訓練をなさず、自分が信じていないことばかり言葉にするという悪癖があるが、この悪癖は日本の知性を劣化させる。その結果がこの安倍と記者の無内容な応答だ。

痴呆にして無能の安倍晋三は逝ってヨシ、その痴呆で無能な安倍晋三に言いくるめられるような記者の能力はフリーター以下だと感じる同志は   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされたし。