カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

殺人事件の隠蔽をヌケヌケとする警察

1

以下、zakzakより引用。

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007040603.html
読売社員が自宅で変死…後ろ手に手錠、口の中に靴下
 東京都文京区白山のマンション室内で5日、後ろ手にした両手に手錠をかけ、口の中に靴下が詰まった状態で死んでいるのが見つかった読売新聞の男性社員(36)について、警視庁は6日までの調べで事故との見方を強めている。
 男性は、読売新聞社でインターネットや携帯電話、CS放送など朝夕刊以外の媒体での報道を行うメディア戦略局の管理部社員。編集局政治部の記者も兼務し、総務省を担当していた。
 男性は母親(65)と2人暮らし。母親は3日から旅行に出かけ、5日午後4時20分ごろ帰宅したところ、玄関に倒れている男性を発見。駆けつけた警視庁富坂署員が死亡を確認した。
 男性の粘着テープが張られた口の中には靴下が詰まっており、後ろ手に回した両手には手錠がかかり、左手に手錠の鍵を持っていた。死因は窒息死とみられる。
 調べでは、玄関は施錠され、室内に物色された形跡はなかった。着衣の乱れはなく、遺書なども見つかっていない。死亡当時、室内に男性以外の人物がいた様子はなく、捜査関係者は「男性が1人で何かをしていて、アクシデントが起こった可能性が高い」として、事件性は薄いとの見方を強めている。室内からは手錠などと関連した用具も多数発見されたという。
ZAKZAK 2007/04/06

以上、引用。読売新聞社社員が殺害されたのに、「事故だ」と強弁する警察発表をそのまま流しているということは、つまりマスコミはマスコミ社員を守らない、と表明しているに等しい。まあ、今更なんだけど。それでも報道がなされているだけで相当マシで、読売新聞では果たしてこれ、報道しているのかなあ。
以下関連
■[情報統制][警察]「自殺」を偽装した殺人事件群/ライブドア野口殺害と警察・マスコミによる隠蔽http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060304#1141406332
■殺人を警察が「自殺」と断定した前例 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060220#1140378682
■警察が「自殺」と強弁する不自然死 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060127#1138299920 

2

web意見の一部。既にいくつもスレが消化されていて、2chでは倉庫入りしたログは読めないので、それゆえ拾えるものが少ない。

1 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2007/04/06(金) 22:05:50 G4fzw1OJ

東京都・文京区のマンション一室にて、読売新聞記者の石井 誠さん(36)が後ろ手に手錠が掛かった状態で死んでいるのを母親が発見し通報した。調べによると、記者の口には靴下が詰まっており、 その上から粘着テープが張ってあった。窒息死とみられる。
警視庁捜査1課と富坂署は、死体の左手が手錠の鍵を持っていたこと、室内に荒らされた形跡がないこと、玄関は施錠されていたこと、 室内からは手錠などと関連した用具が多数発見されたこと等から、 事件性は低く、なんらかの事故の可能性が高いとして捜査している。 読売新聞の話では、石井さんは政治部の記者も兼務し、総務省を担当していたという。

窒息の断末魔の最中も後ろ手の状態のまま鍵を手から落とさず、死亡後に筋肉が弛緩した後も鍵を手から落とさずに持ってたのか?スゲー事故だな?w

3 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2007/04/07(土) 20:53:27 lfHow0CK

やっぱ読売と日テレは報道しないでスルーだな。

4 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2007/04/07(土) 20:55:01 IO8ysWBr

これものすごいニュースだろ。ちゃんと報道しろよ。

なお、総務省は戦前の内務省の系列である。つまり特高警察の系列である。特高警察は大量の謀殺の歴史を持っている。
ベンジャミン・フルフォードのブログから。

http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2007/04/post_2.html
April 09, 2007 読売新聞記者の怪死について
先日読売新聞の記者がまた自殺(?)http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007040603.html
読者の方からもこれについてたくさんのコメントがきています。この記者は郵政民営化関連の記事。http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06062304.cfm
また竹中前総務相に批判的な記事も書いていました。 (リンク提供 JAXVNさんより)http://www.yomiuri.co.jp/net/feature/20060607nt04.htm
どう考えてもこれは自殺だとは思えません。私も最近、英米の秘密結社やりそな、竹中平蔵関連の事件を調査していたら、何度も命を脅すようなメール等がありました。3月28日にある国家権力者からこのようなメールがきましたので一部公開します。

君がどんなに情報を持っていても必ず動く時は動く。東京湾に浮かんだ連中は誰一人として自分が殺されるなんて信じてないよ (笑)

3

殺害されたこの読売新聞社員の知人だというブロガーによる以下リンク先も参照されたし
http://futu-banzai.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_7cd1.html
http://futu-banzai.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_d6ba.html
http://futu-banzai.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_afe9.html
このブログの以下記事、事実の証言だったら「ネット右翼」「嫌韓厨」解析にたいへん貢献するんだが。
http://futu-banzai.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_e8f7.html

感じるところがありましたら   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされてください。

この頃の統一協会

赤旗から。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-04-15/2007041514_01_0.html
2007年4月15日(日)「しんぶん赤旗
統一協会 洗脳教材にTV番組利用 “占い・霊界”で引き込む
 霊感商法や違法伝道など反社会的活動を繰り返している統一協会が、信者獲得のための教材としてテレビの“占い・霊界”番組を使っていることが、全国霊感商法対策弁護士連絡会入手の内部文書でわかりました。
 文書は、二十歳代後半の女性が通っていた統一協会のビデオセンター「ウェスト ガーデン」(東京都杉並区)の受講記録。女性は昨年秋、正体を隠した街頭伝道で同センターに誘われ、九月十六日から今年二月二日まで三十二回受講しました。受講料は七万円で女性は六万七千六百円を分割で払っています。
 この間、ほぼ毎回、センターが用意したビデオを視聴し、教育担当者の講義を受けています。そのうち七回目に見たのがフジテレビが制作、放映した「天国からの手紙」。「『霊の世界』と交信し、その思いを伝えることができる」という「スピリチュアル・カウンセラー」(番組HP)の男性が登場し、タレントなどがその言葉に感動するという内容です。
 統一協会は、すでに終了した他局の番組のビデオも四本以上使用。その他は同協会制作のビデオと見られています。
 統一協会は“何代もの先祖が霊界で苦しんでいる。放置すればあなたや家族も不幸になる。先祖の因縁を解放するため全財産をささげなければならない”などと教えて信者にし、献金霊感商法に駆り立てています。
 全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長の山口広弁護士は「(洗脳教育の)前提が霊や霊界の存在を認めさせること。番組が一役買うという結果になっている」と言います。
 「ドラマでもフィクションですという字幕を流している」と同弁連の紀藤正樹弁護士。「この種の番組には(霊界は科学的には立証されていないという)最低限の断りをいれたり、霊界を認めない人も登場させるべきだ」と指摘しています。
 一方、フジテレビ広報部は「『天国からの手紙』は、霊の存在の有無を検証する番組ではない」とし、統一協会が無断で利用していることについては、「事実関係を確認した上で対応を検討したい」と述べています。
 ビデオセンター サロン風のつくりで、カルチャーセンターを装った統一協会の勧誘教育施設。個人別にビデオを見せ、カウンセラーと称する統一協会員との対話を通して心情をつかみ、本格的な洗脳教育に引き込みます。

以上、メモする。統一協会についての報道をする赤旗は偉い。紀藤弁護士のコメントのセレクトはいかがなものかと思うが。たぶんもっといいコメントを寄せているはずなのに、と想像する。
ところでエヴァの最終回を見たとき、「これ、統一協会あたりが利用したら嫌なことになるなあ」と思った。

感じるところがありましたら   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされてください。

名越二荒之助、死去

以下メモする。

http://www.sankei.co.jp/shakai/fuho/070414/fho070414000.htm
 名越二荒之助氏(なごし・ふたらのすけ=元高千穂商科大教授、名越健郎時事通信社外信部長の父)11日、呼吸不全のため死去、84歳。葬儀・告別式は14日午前11時、東京都目黒区中目黒3の1の6、正覚寺で。喪主は妻、知子(ともこ)さん。
 家永教科書訴訟の国側証人を務めるなど歴史問題に取り組んだ。編著「日韓2000年の真実」で平成10年、ヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞。著書に「戦後教科書の避けてきたもの」(日本工業新聞社)など。(2007/04/14 08:11)

以上、引用。歴史捏造家名越二荒之助と時事通信の意外な関係が… (;´Д`)
名越二荒之助の歴史捏造については以下参照されたし。
■[呪的闘争][現代史]名越二荒之助の捏造品「サンティン」伝説http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20061101#1162327598

感じるところがありましたら   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされてください。

オタク文化による世界制覇策と、その足元

1

デンマーク日本国大使館HPから。

http://www.dk.emb-japan.go.jp/_letter/letter-09.htm
世界コスプレサミット予選
3月17日に、フレデリクスベアにあるKedelhallenで世界コスプレサミットデンマーク予選が行われました。デンマークのアニメ・マンガのファンクラブであるJ-POPCONが主催し、大使館も関連のイベントなどで支援しました。
世界コスプレサミットというは、テレビ愛知が主催して2003年に始まったイベントです。日本のマンガ・アニメの登場人物のコスチュームプレー(コスプレ)をするコスプレイヤーたちが各国から集まり、登場人物への「なりきり度」を競うのです。愛・地球博の年に行われた第三回コスプレサミットでは、EXPOドームの3000席が観客で埋め尽くされました。昨年は更に参加国も増え、東京・秋葉原での記者会見も行い、外務省・国土交通省の後援がつき、外務大臣賞が出されるなど、日本と世界のマンガ・アニメファンをつなぐ催物としてその地歩を固めつつあります。

世界コスプレサミット各国代表 http://www.tv-aichi.co.jp/wcs/pre/profiles.html
オタク文化による世界制覇という方針は異論もあるだろうが私は支持する。むしろ遅すぎるくらいの話だ。ヨーロッパ人は15世紀の大航海時代からすでにキリスト教布教という形で行ってきた。日本が開始したのはやっと昨年からだ。遅すぎるどころではない。ああ、文化侵略といえば19世紀から20世紀はじめにかけて東アジアで強引に試みたこともあったけどね。
海外に日本のファンをつくることは国防論の根幹だ。海外に日本の味方を育てずして日本の防衛は成立しない。兵法の基礎だ。世界人類を皆オタクにすることで日本の安全は増大する。
NHKではこれを「中国が外国へ中国語学校などをつくっていること」への対抗と説明していた。
関連
2005年1月 ■[呪的闘争][日本会議][思惟][国防]国防論http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050129#1107020504
2005年9月 ■[政治]オタク産業と行政http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050928#1127846604
2006年5月 ■[政治]オタク外交http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060507#1146975428
2006年11月 ■[国防]海外に同盟者をつくることを全くしようとしない亡国的日本政府/それはまるで王莽王朝のようなhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20061130#1164826590

2

ただし、日本のアニメ産業・オタク産業はとおの昔に空洞化している。

61 :無名の共和国人民 :07/04/15 01:36:40

アニメーターの人が不動産会社に行ったら、職業を見て経営者に「こんな奴に茶を出すな!」と従業員の出した茶をぶちまけられ追い払われたそうだ。実話でないと信じたい。

62 :無名の共和国人民 :07/04/15 01:54:14

〔略〕それともアニメーターって収入が不安定なのかな?

63 :無名の共和国人民 :07/04/15 02:28:43

月収5万が当たり前(『週刊SPA!』にも載っていた)。

65 :無名の共和国人民 :07/04/15 03:15:59

日本の産業界の暗部だよ、アニメ業界は。とにかく自分の描いた絵が動いてメディアに載ってくれることに命を賭けるような情熱に満ちた連中がタダ同然の賃金でも喜んで働く。そして代わりになる奴はいくらでもいる。〔カマヤン注:「代わりになる奴」は国内では減ってきたので、韓国や中国に下請させている。それにより日本のアニメ産業空洞化が生じている。〕
俺がいた頃は一枚120円で完全出来高制だった。一日5000円稼ぐのに何枚描かなければならないか計算すればどれだけ過酷な仕事か分かる。〔カマヤン注;5000÷120=41.67 5000円稼ぐには一日に42枚描かなければならない。なお、マンガでは一日に一人で描ける枚数はだいたい1枚から3枚とされる。単純な比較はできないが、マンガと比べてすら20倍くらいは過酷だと言える。〕
搾取率の高さは全ての業界の中でも最高レベルだろう。アニメのDVDは高価だ。一枚に30分の番組なら二話しか入ってなくて6000〜7000円なんていうのが普通。北米で買えば一枚に4〜8話入ってて20ドル前後のものがだ。それでも日本のヲタは喜んで買う。コレクター間で原画がいくらぐらいで取引されているか知らないけど、それを描いた人間はせいぜい百数十円程度しか貰ってない。 何しろアニメーターとして現場にいられさえすればなんでも我慢できる忍耐力がないとダメ。賃金が低かろうが、人間関係がどうしようもなかろうが我慢我慢。組合なんか作るのは持っての他。そういう業界だよ、日本のアニメ業界は。

66 :無名の共和国人民 :07/04/15 03:27:04

一枚120円だと時給いくら位なんだろう?一枚書くのに何分位かかるのでしょうか? そんなに収入低いって事は最低賃金法とかにはひっかからないの?

67 :無名の共和国人民 :07/04/15 03:31:11

そうか、出来高制だと一般的な最低賃金法にはひっかからないのか・・。

68 :無名の共和国人民 :07/04/15 03:48:16

うーん…  一枚何分かかるかは個人差もあるし、ゴリゴリ書き込まなきゃならないか部分だけだったりとモノにもよるんだよね。でも自分が描かされる立場で考えたらとんでもなく過酷な仕事だと分かるはずだ。よほどのベテランでも一日に50枚も描いたらかなり良い方だろうと思うよ、現にそんな感じだったし〔120円×50枚=6000円〕。そういや、もろもろの条件が重なって運良く80枚描くことができたベテランが神扱いされていたような記憶がある。〔120円×80枚=9600円〕
アニメーターが情熱だけを頼りに信じられないぐらいの低賃金で日々オウムのサマナ同然のかつかつの生活をしながら現場で苦闘して絵に命を吹き込む。制作会社はおそろしく安い製作費で親会社に恫喝されながらその日その日のノルマをこなす。そうやって安く買い叩かれた作品がDVDなどのソフトになときにいきなり高額なヒット商品に化ける。バンダイなんかはそうやって昔の製糸工場の工場主みたいにぼろ儲けしてるわけだ。これは予断だけど笑ったのはドラえもんが結構キツイという事実。あの滑らかな円で構成されたような単純な原画は動きの中でちょっとでも輪郭がズレるとすごく目立つんだよ。複雑な形のものの方が多少の動きの雑さはごまかしが効くんだな。
聞いた話だとジブリなんかは例外的にだいぶ待遇が良いらしい。ディズニーなんかはアニメーターがれっきとしたアーティストなので日本とは比較にならないぐらいの待遇の良さらしいな。

69 :68:07/04/15 03:50:42

あちこち妙な誤字脱字をやってしまった・・・。まあ文として妙なところは適当に察してくれ。 眠かったんだよ。

70 :無名の共和国人民 :07/04/15 03:56:12

大丈夫。文中で分からない所は無かった。有難う。280万貰ってる人っていうのはジブリの人だったのかな? まあ、ブログと言ってもネットだから騙りの可能性もゼロでは無いんだけど。

71 :無名の共和国人民 :07/04/15 04:19:34

そういう人がいないとは言わないけど、この話を聞いてある程度現場のイメージを思い描いた上で考えれば例外的な人だということが分かると思う。経験上どちらかといえば>63〔月収5万円〕の方が一般的なアニーメーターの生活だと俺は思う。
何よりも救いが無いのは彼らが自分自身の仕事の価値を金で計算する能力に決定的に欠けていることだ。 もっと金を貰って当然なのに、最低限普通の勤め人程度の生活をするための賃金があって当然なのに、「現場から干すぞ」と脅されることを死ぬほど恐れていることだ。現場で描き続けることが生き甲斐の連中だから極端な話、干されることの方が餓死よりも恐いんだろうな。
本当に組合が必要なのはあの業界だろうな。
まあそうすると製作費が高くなってスポンサーが付きにくくなってアニメの枠が減る可能性がある。オンエアする局は製作費が安いからあれだけ枠を取っているわけで、製作費が現在の倍になったら二の足を踏むようになってしまうかもしれない。
DVDを売って儲けている会社が相応のスポンサー料を払えばいいだけのことなんだが、それは絶望的だ。連中は安く買って高く売る商売に慣れすぎているし、現場の待遇なんか悪くても誰も抵抗する気配が無い。
有り体に言ってカルト団体が命さえ惜しまない末端信者から労働力や金を吸い上げるのと同じ構図なんだ。

72 :無名の共和国人民 :07/04/15 10:06:36

 東京都内で賃貸住宅を借りる際には、以下のような条件が必要になると思います(私自身の体験や、不動産業者から聞いた話にもとづいています)。
・保証人が絶対に必要
 →保証人は、原則として親族(端的にいえば「親」)。親族以外は認められないことがある。親と不仲など、なんらかの理由で親が保証人になってくれない場合は、そもそも賃貸住宅を借りることがむずかしくなる
 →各種保証人紹介団体で保証人を用意すればなんとかなるが、そうした情報を知らない人はけっこういるはず
・前年の所得を証明する書類が必要
 →給与明細や源泉徴収票、確定申告書などで所得を証明させる家主が多くなっている。判断基準は「年収>年間総家賃×3」
・アルバイト以外の定職についていることが必要
 →フリーターへの賃貸に難色を示す家主が多くなっている。理由は、収入が安定しないから

関連 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/535/1033813140/
アニメ産業従事者の悲惨な現状を早急に改善し、次世代後継者が育成できる体制を作らないと、「オタク文化」の主流はあっという間に他国へ移る。大航海時代の主流がカトリック圏からプロテスタント圏へ、オランダからイギリスへ移ったように。
なお日本には海外への宣伝に無頓着という悪しき伝統(幕末維新期はそうではなかったけど)のほかに、生産のことをまったく考えないという悪癖がある。アニメ産業という生産が風前の灯であることを、行政はどこまで理解しているのか。
以下、清沢洌(きよし)の『暗黒日記―1942‐1945』から。

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060215#1139955647

1943(昭和18)年十二月六日(月)

日本が宣伝下手であるという事実が、日本人がアドミットする唯一の弱味である。他は総て日本人が優れていると思っているのに。我らから見れば、日本人ほど自家宣伝する国民は他にない。(117p)

1944(昭和19)年三月十三日(月)

〔略〕「買い出し取締り」「横流れ禁止」「闇の絶滅」――役人がやっているだけに取締りはあらゆる方面において強化されている。しかし生産方面については、ほとんど何らの考慮が払われていない。〔略〕物は自然に産れると〔役人は〕考えるのだ。(152p)

1944(昭和19)年三月十六日(木)

この戦争において現れた最も大きな事実は、日本の教育の欠陥だ。信じ得ざるまでの観念主義、形式主義である。樺太その他の漁業場で、ありあまって困るにしんや魚を統制するのである。統制そのものが目的なのである。また一つの命令に対しては、ゆとりのない画一的実行だ。
生産部面を考えないこと――物は自然に出来て来て闇に横に流されさえしなければありあまるはずだといった考え方であるから、その方面については無責任だ。〔略〕(155p)

3

オタク文化による世界制覇のためにその産業従事者の生活向上を、という要求は、典型的ナショナリズムの政策であり、ファシズムの政策と通じる。だからそういう批判は甘んじて受ける。判っているんだそんなことは。私が呪い憤るのは、日本にはこんな典型的ナショナリズム政策提言をする一人のナショナリストも存在せず、70年前のドイツのファシストほどにも自国民を大切にしようとする政策提言者すら存在しないという、日本の無能無策が耐え難いのだ。
ナショナリズムファシズムは国内においては平等を約束する。日本は少しもナショナリズム国家ではないし自民党は少しもナショナリズム政党ではないし小泉も安倍晋三も少しもファシストではない。日本は身分制封建国家であり、自民党の政策と安倍晋三の無策は身分制国家の政策であり無策である。身分制国家は国内において格差と対立を永続化する。
日本のオタク文化の蓄積は、手塚治虫から数えてたかだか二世代ぶんしか存在しない。存外蓄積が浅いのである。模倣がその本質であるオタク文化は他国に模倣されるのはそれほど困難ではない。すでに韓国や台湾のオタク文化の最先端は日本のオタク文化最先端とほぼ同列になっている。残るは量的な問題にすぎない。韓国は日本より早くオタク産業を基幹産業にしようと位置づけた。その人材育成がどこまでうまくいっているか判らないが、少なくともライバルである他国はすでに動き、日本はせいぜい麻生太郎の周辺が日本の伝統芸である日本国内情報操作をしている程度の話だ。もし仮に私が韓国や中国の為政者であるなら、日本がたとえば今回為したわずかな海外宣伝の成果を、韓国中国のオタク産業を隆盛させることで奪取する。奪取されないようにするにはどうしたらいいのか、それが日本の国家運営者が本来考えるべきことである。
[4/17 2:37]
コメント欄で教えてもらったルポ http://www.journalism.jp/works2006/2007/02/post_4.html

ともに憤りを覚える同志は   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされたし。

暗黒日記〈1〉 (ちくま学芸文庫)

暗黒日記〈1〉 (ちくま学芸文庫)