カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

東京都都知事選(と統一地方選)が始まっているらしい

以前、国政選挙期間中に選挙について色々書いていたら「はてな」からかつて一度ブログ停止されてしまったことがあるけど、気にしないで色々書こうと思う。俺、都民じゃないし。
とはいえ都民じゃないから、直接選挙手伝いに行けないし、現場の空気も判らないし、以前ほど情報蓄積しているわけでもないからたいしたことは書けないけど。*1

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都知事選に出版社は絡むべきである、と以前書いた。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20101217#1292522902 が、出版社が適切に正しく絡んでいるわきゃないと私は想像するので、最低限、石原慎太郎のヨイショ記事応援記事を載せるのだけは絶対にするな、と出版社に伝えておくべきかなとか思う。2月だかに石原慎太郎ヨイショ記事を小学館の週刊誌が載せたことがありましてですね、アホかとバカかと死ねと。

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表現規制反対派なら、小池晃を応援するのが妥当だと私は思う。
理由その1 ちゃんと表現規制反対の表明をしているから。http://www.koike-tochijikouho.com/kenkai/110302.html
理由その2 小池晃は今回は共産党からの立候補ではないけど、それはそれとして、都議会共産党は青少年条例に反対し続けているから。
理由その3 石原慎太郎の政策に小池晃はきっちりどれも反対しているから。http://www.koike-tochijikouho.com/index.html その反対の姿勢が、他の候補より鮮明だから。
理由その4 共産党は警察を行政に入れておくのを、たぶん、よしとしないだろうから、「東京都青少年・治安対策本部」解体が期待できる。

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表現規制反対派は、小池晃の選挙の手伝いに行くのが良いと思う。(小池晃以外の都知事候補の選挙の手伝いの時に「21条の会」の名を使っても構いません。しかしながら私は小池晃が一番正しい選択だと思う)
各自自分1人で行ってもいいけど、「21条の会○○支部」を名乗って行くとより政治アピールとして効果的だと思う。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20110102/1293905085
ところで、「21条の会」に事務局を設置する予定はないけれど、誰がどこで名乗っているのか誰も知らない、という状況はさすがにアレなので、名乗ることに決めたら私のメアド kamayan13@mail.goo.ne.jp(@を小文字に)  へ以下の書式で報告してくれると助かる。

 題名 21条の会 (東京の場合 「21条の会東京」、東京以外の場合「21条の会+県名)
 本文 1;支部名  21条の会○○支部(原則として市区町村単位で。適宜アレンジ可) 必須
     2;支部代表者名  筆名可。常識的な線で。 必須
     3;構成員数  1人で可。2人以上にするよう全力で頑張ってほしい。 必須
     4;電子上の連絡先 メールアドレス必須。 可能ならばツイッターとかHPアドレスとかもあるとなおよし。 
     5;連絡先  メールアドレス以外、ツイッター以外、HP以外の連絡先。オフラインの連絡先。携帯電話番号など。 必須

現時点で一応2グループからすでに表明はいただいていますが、その方々も上記書式で表明しなおししていただけると助かります。
距離が近い人同士については、こちらの判断で上記情報を転送することがありますので、それは了承して下さい。5に関して転送不可の人はそう書いておいてください。

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小池晃をどうしても支持できない、という方は、各自、ご自身の支持する候補の選挙事務所に食い込んで、それぞれの候補を表現規制反対派にするよう頑張ってください。(繰り返しますが小池晃以外の都知事候補の選挙の手伝いの時に「21条の会」の名を使っても構いません。ただ支部名がかぶらないように、連絡を下さい)

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「21条の会」は「表現規制反対」勢力が一定数存在するし、選挙でもちゃんと手伝うよ、というアピールのために今回主に使います。ので、「21条の会東京」ならびにその近県の方々は、一日だけでも選挙を手伝ってください。
首都圏以外の人は、インターネット上で「21条の会東京」の助力を可能な限りしてあげてください。首都圏以外でも統一地方選が開催されていますから、自分の自治体で「青少年条例改悪」のさらなる前例が生まれないよう、各自、自分の選挙区の選挙にできるだけ関係して下さい。その際、もし宜しければ「21条の会」を名乗ってくださると効果的かな、と思います。
選挙に手伝いに行く人々は、手伝い先の他の団体や勢力とできるだけ仲良くしてください。そして、他の勢力の政治課題を、共感せずとも理解できるよう努力して下さい。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20110322/1300805275

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他の勢力へ、「表現規制反対」「青少年条例反対」について、ざっくり説明する時の例
Q  いやらしいマンガとかはやはり規制したほうがいいんじゃないの?
A 「ボーイズラブ」というジャンルが今回青少年条例で規制されました。「ボーイズラブ」というのは、男性同士の恋愛を描いたものを、女性が読む、というジャンルです。思春期の女性が、自分が性的な存在であるということを受け入れることはたいへんなことです。そのために迂廻路が必要なことがあります。「ボーイズラブ」というジャンルはその迂廻路として機能してきました。石原慎太郎の青少年条例改定は、この迂廻路であり無害なボーイズラブというジャンルを、未成年から隔離する、というものでした。それはおかしいと私は思います。
この改定は、倉田潤という警察から都庁に出向していた倉田潤という警察官僚を出世させるためだけの改定でした。
「青少年条例」は「子供を守る」というより、子供を抑圧する条例として強化されてきました。東京都の行政に石原慎太郎が警察を呼び込み、東京都を警察利権化しました。青少年条例の精神は子供の権利条約に反していると私は思いますし、そう主張する人たちもたくさんいます。今の青少年条例を撤廃して「子供の権利条約」に則って作り直すべきだと思います。それをしてくれそうなのは、今回の都知事候補の中で、小池晃だけだと思います。

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全国で統一地方選も行われているから、東京以外の同志諸姉諸兄も、少しでも選挙に絡んで、「表現規制反対派政治家」を生み育ててほしいと願う。
http://senkyo-navi.net/3/4/001882.html
http://www.47news.jp/47topics/e/193394.php

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*1:と書いたけど地元の統一地方選はちゃんと絡まないとなあ…

「久米宏と池上彰が、一視聴者として見た地震報道」

以下とても良い文なのでメモしておく。以下にメモした以外の部分も興味深いのでリンク元で読まれたし。リンク元の書き起こし主さんありがとう。

http://d.hatena.ne.jp/toshi20/20110319#p1
久米宏池上彰が、一視聴者として見た地震報道
池上:それともうひとつ、今回の報道を見ていてですね、一視聴者として見てた部分があるんですが、そうすると非常にもどかしいんですね。つまり、専門家の方が、専門用語を言いますね。ところが、それを伝えているニュースのアナウンサーやキャスターが、今のことはどういうことか、ということをわからない。本当はそこで、非常に素朴に「それなんですか?」って聞いてくれればいいんだけど、プライドが許さないのか、何を聞いていいのかわからないのかはわからないですが、聞かないんですね。その結果、専門家の話がそのまんま出て、何事もなかったように次へ行く。結果的に見ている人が「今の話、なんだったの?」→「わけわからない」。これが心配しないといけないことなのか、安心できる話なのかわからないまま次へ行く、わからないから不安になっていく、ということが積み重なってきたな、って思うんですよ。

久米:テレビ見てる人はいろんなことを感じちゃったりするもんで、例えば、東電という企業があまりに巨大なもんですから、もしかしたら東電に関して政府もちょっときづかいをしすぎているのではあるまいか、あるいは、東電が昔(江戸時代)の前田家のように巨大な藩で、何十万石か知りませんけど、あまりに巨大な王国なもんですから、東電自体が、自分たちの意識が「東電王国の住人」であって、よそさまからは口出しできないような状況の企業なのか、で、科学者は東電のお世話になっていて、研究費ももらっているだろうし、原子炉の人たちは政府から援助金ももらっているから、かなり遠慮してしゃべっているんじゃないだろうか、もしかしたら、NHK自体も、政府に遠慮した報道をしようと思っているんじゃなかろうか、ってことまで考えて、テレビを見ていると思うんです、国民は。

池上:そうだとおもいます。

久米:そのへんは池上さんはどう思います。

池上:まずNHKの話で言えば、そういうきづかいは一切ないですね。これは断言できます。で、今あそこで解説しているのが、私の後輩ですからよく知ってますけれども、数日前は東京電力の発表があまりに酷いと放送中に怒ってましたね。人間的な反応を見せてましたが、基本的に、事実を淡々と伝える。判断するのは視聴者だよ、というのがあり、とにかく、過度の不安を煽りたてるようなことはしないでおこうと。不安をあおり立てると視聴率は上がるんですが、そういうことをしてはいけないよ、ということでやっているんです。やっているが故に、淡々とやるもんですから、見ている側が欲求不満が出てくるわけですよ。「これは何かを隠しているんじゃないか?」と思ってしまう。隠しているなんてことはまったくないし、でてきたものは全部伝えているんですが、とにかく落ち着いて淡々と伝えようとやることによって、視聴者が不満を持つのがあるのかな、というのはあります。ただ、その一方で、東京電力という組織自体は巨大な組織ですし、日本の場合は「九電力体制」と言って、北海道は北海道電力、東北は東北電力、というカタチで、いくつもの電力会社を分けてたのはいいんですけど、ひとつの地域は「地域独占」ですよね。ライバルはいないんですね。その結果、お客様のために、という発想がどっか行っちゃうんですね。ライバルがいると随分変わります。例えばいい例は、かつての電電公社です。電電公社は電話、電報を1社で独占してましたから、殿様商法でした。それが民間になり、様々なauとか、ソフトバンクとか、ライバル会社が出てきた途端に、みるみる便利になっていったんですね。そういう仕組みがないと、本当に殿様商法で、「下々のものは聞いておればいいんだ」という体質が残っているなと思いますね。

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画像は http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=16785804 から。