カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

再チャレンジ事業とは「早寝早起き」運動@安倍晋三vs「サラ金金利は違法」@枝野幸男

他の人のブログからまず引用。

http://d.hatena.ne.jp/debyu-bo/20061006/1160112646
仕事をしながら国会中継をつけっぱなしにしておりましたら、アベソーリのこんな答弁が聞こえてきました。

「私も再チャレンジ支援事業に関連してホームレスの生活を経験した何人かの人に話を聞きましたが、ホームレスの生活から普通の生活に戻る際になにが一番大変だったかとたずねると、朝起きて、といった規則正しい生活をおくること、そういう規律の面が困難だということで……こういったことを支援していきたいと…」(※ちゃんと聞いていたわけではないので正確ではありません。おおむねこんな感じだったと思います)

話を聞いたのがホームレス生活を「過去に」経験した人だけらしい、とか、一番大変だったこととしてまず「規則正しい生活」なんて話がでてきたこと、とか、いろいろびっくりしたんだけど、何よりこんなところでまで「規律」なんちゅう言葉が出たことに驚いた。
再チャレンジ支援事業とは実は「早寝早起き朝ごはん」運動なんだったりして。

議事録に当れるかな、と思って、国会会議録検索システムを使って調べてみたら、 165国会 - 衆 - 予算委員会 - 3号 平成18年10月06日 での安倍晋三発言だった。

http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc_text.cgi?SESSION=19817&SAVED_RID=2&SRV_ID=9&DOC_ID=4066&MODE=1&DMY=20152&FRAME=3&PPOS=197#JUMP1
安倍内閣総理大臣 私も、再チャレンジの触れ合いトークにおきまして、大阪におきまして何人かのホームレス経験者の方々とお話をいたしました。
 彼らが一度ホームレスを経験したときに、また普通の生活に戻る際に何が一番困難だったかといえば、規則正しい生活と、いわば自分で何かを稼いでそれを使う、そういう規律が自分のリズムの中に戻ることが大変困難であったという話を聞いたことがあります。その中のある方は、それはビッグイシューではなかったのでありますが、やはり支援事業の一環として、空き缶等々を回収してそれを買ってもらうということから、自分で稼ぐ、そして、その達成感を認識することによってまた普通の常用の雇用に移っていった、こういう話を聞きました。
 つまり、そういう方々に対して、ただ給付を出すということではなくて、いかに普通の生活に、また納税者に戻ってもらえるかということが私は重要ではないかと思います。

本当に言っている。一部だけ切り取るのは公正ではないので、この前後のやり取りを以下に載せる。これは枝野幸男との質疑応答、例の 
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20061007#1160150136■[政治]国会中継実況の記録/サラ金金利「グレーゾーン」と障害者自立支援法枝野幸男vs安倍晋三
で実況された質疑の中の一場面である。以下、議事録を適宜省略して要約しようかと思ったけど、私の力があっけなく尽きてしまったので、とりあえずほぼ原文のまま載せる。

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