宗教右翼が利用するもの
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宗教右翼とは
「宗教右翼」は従来の右翼勢力と異なり、堅固な宗教組織を基盤に、豊富な資金力と大衆動員戦術をもって、日本社会の右傾化を進める政治運動を繰り広げていった。例えば元号法制化運動において、「生長の家」は神社本庁、日本遺族会などと協力し、まず各地の地方議会で元号法制化を決議させ、地方からの圧力で中央政界を包囲する戦術をとった。1978年7月には、生長の家と神社本庁を中心に「元号法制化実現国民会議」がつくられ、翌1979年6月、ついに「元号法」が国会で成立した。このような地方議会を制圧する作戦は、その後の右翼の政治運動における常套手段として定着することになる。「元号法制化実現国民会議」は、1981年10月、憲法改正を目標とする「日本を守る国民会議」に改編された。結成大会には、学者・財界人・政治家など約800名が参加したと言われる。
こういうHPが作られたことは心強い。論拠・典拠が明示されればなお望ましい。
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宗教右翼の問題点は国民の純粋な愛国心を利用している点だ。
ここには異論。宗教右翼が利用しているのは「愛国心」とするのは妥当でない気がする。伝統的に口実としての「愛国心」という言葉を使わないわけじゃないけど、動機として利用している資源はより妥当な言葉があると思う。
まず宗教右翼を「騙す人(幹部)」と「騙される人(末端信者)」に分けてみる。
「騙される人(末端信者)」
「騙される人(末端信者)」はそもそも社会への知見が狭い。政治知識は皆無である。「騙される人(末端信者)」は「どうすれば自分(の心)が救われるか」という宗教的・信仰的関心のみがあり、それを宗教で非合理的非理性的解決したいという欲求のみある。政治に関しては無頓着であり本質的に無関心である。つまり政治問題・社会構造というものを自分の脳で思考しようという意志を欠いている。「救済されたい」という情緒に思考を曇らされた純朴な人々である(少なくとも初めは)。それゆえに「騙す人(幹部)」にとってはたいへん御しやすいカモであり、「騙される人(末端信者)」は「念仏を唱えれば救われるはず」というのと同じ熱心さで「騙す人(幹部)」が語った政治言説を脳コピペして連呼する。「騙す人(幹部)」が語った政治言説の内容を吟味検討することは「騙される人(末端信者)」にとってはタブーであり、論破される危機を覚えると、念仏を連呼することで呪力を得ようとするように、脳コピペ連呼で自己防衛を図る。
「騙す人(幹部)」
「騙す人(幹部)」にとって「宗教」は騙す道具であり釣りのツールである。「騙す人(幹部)」は信仰心を持たない。信者の(心の)救済などには関心がない。信者の生活が不幸である方がつけ入り易くなるから、むしろ不幸な人々が増える方が美味しいとすらいえる。このあたりはサラ金貸し手といサラ金借り手の関係に近い。「騙す人(幹部)」は宗教法人を売買し、宗教法人というブラックボックスを用いて蓄財しあるいは利権拡大を行なう。「騙される人(末端信者)」を統制する「洗脳」方法は洗練され技術として確立されている。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20051217#1134754511
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20051213#1134465761
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20051212#1134377807