日経放火事件/日本国内テロ活動/「テロには断固として戦う」と誰かが言ったよね?
1 昭和天皇の勅命
カナダde日本語http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-207.html経由。
http://www.excite.co.jp/News/society/20060721101045/Kyodo_20060721a497010s20060721101045.html
日経新聞本社に火炎瓶 昭和天皇発言報道関連か [ 07月21日 10時10分 ]
共同通信
21日午前2時15分ごろ、東京都千代田区大手町、日本経済新聞社東京本社の社員通用口前に、ミニバイクに乗った男が火炎瓶のようなものを投げ付けた。建物に被害はなく、けが人もなかった。
日経新聞は20日付朝刊で、昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を表す発言をしていたことを示すメモの存在について報道。警視庁は報道との関連も捜査する。
調べでは、現場には瓶の破片やガソリンのような液体が散乱していた。ガソリンを入れた瓶の口に布を差し込み、火を付けて投げたとみられる。
テロですよ、テロ。我が日本国内にテロリストがいますよ。ぜひともわが国の首相には「テロには断固として戦う」声明を出していただき、テロに対して「毅然とした態度」をとっていただきたいものです。そしてわが国の言論の自由と民主主義を破壊しようとする国賊テロリストを草の根分けても探し出し、極刑を加えるべきであります。
まあ、探し出したら官邸やら安倍晋三やらに繋がっている可能性はすげえ濃厚ではありますが。ていうか安倍一味の可能性が。だから安倍晋三も小泉もこのテロにはまるっきり知らんぷりして、芸者度が彼らより濃い石原慎太郎はテロを煽って靖国利権集団・国賊宗教右翼どもの歓心を買おうとするんじゃないかな。
関連 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060721#1153420212
繰り返す。
勅命が発せられたのである。既に、天皇陛下の御命令が発せられたのである。お前達は日本会議や統一協会らのそそのかしを正しいものと信じて絶対服従して誠心誠意活動して来たのであらうが、既に、天皇陛下の御命令によって、戦犯を靖国に合祀するなと仰せられたのである。昭和天皇は戦犯を合祀した靖国に参拝するのはごめんこうむると仰せられたのである。此上お前達が飽く迄も抵抗したならば、夫は勅命に反抗することになり逆賊とならなければならない。
2 靖国周辺情報
関連
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060415#1145036623 ■[読書][靖国利権]大江志乃夫『靖国神社』
日本古来の伝統と断絶している靖国。
日本では、古くから戦場での死者を敵味方問わずにともに祭る習慣があった。〔略〕
〔靖国神社のように〕敗戦した敵の戦死者の霊を捨ててかえりみず、戦勝の栄光に包まれた勝利者である味方の戦死者のみを祭るという考え方こそ、大変特異な異例の思想であるといわねばならない。(120-121p)
不公正を再生産する靖国。
ある遺族の嘆き
〔略〕そしたら家の息子らがいうのにゃ、「〔略〕〔靖国で祀られている〕戦死者(の遺族の背後に)は偉い人があって、みんなで盛り上げでんだから、ああして年百万も貰えるけども、(戦災死者の遺族には)そうして骨折る人がねえがら貰えねえで、線香代も貰えねえんだがら仕方がないんだよ」〔略〕涙が出ましたよ。(3p)
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060103#1136227293■[政治][読書][靖国利権]新興宗教ヤスクニ
靖国神社を政治的に使った人物としては、1978年に第6代宮司になった松平永芳(1915-2005)がいる。彼は松平恒雄駐英大使(1877-1949)の長男であり、海軍機関学校を出て海軍に任官し、戦後になって自衛隊を一佐で退官して、宮司になるとA級戦犯の合祀を独断で密かに実行した。この合祀強行を知って激怒した昭和天皇(1901-1989)は、それ以降は大祭への参拝を中止してしまい、皇室と靖国の関係は険悪になっている。事実、天皇家は靖国神社について一切口をつぐんでいる。
松平宮司は東京裁判(1946 -1948)を否定する集団の指導者であり、自衛官時代に皇太子(現天皇)の自衛隊視察を申し入れた。だが、それが実現しなかったことを遺憾に思い、クウェーカー教徒のバイニング夫人に皇太子が学んだので、皇室がキリスト教に寛大だと逆恨みしたと伝えられている。だから、『高松宮日記』が発見されたと知って、それを焼却処分するよう高松宮喜久子さんに圧力をかけ、皇太子が英国に留学する話を聞いたときには、渡航に対し文句を言ったことが語り草になっている。
それはともかくとして話を先に進めると、このA級戦犯の合祀をした1978年の末は、小泉が師事した福田赳夫の政権末期だった。だから、若き日の小泉純一郎がどのようなかたちで、合祀に関与していたかを調べてみるのは、状況証拠として興味あるテーマではないか。小泉の父の純也は岸信介に繋がる翼賛政治家であり、さらに防衛庁長官を歴任した防衛族である。しかも、小泉純一郎が何度も歴任した厚生大臣は、管轄官庁である厚生省の仕事として、旧軍人の遺族年金の取り扱い業務を含んでいる。(241-242p)
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060102#1136190632■[メモ]ヤスクニ
また問題となっているA級戦犯合祀は、肝心の天皇の裁可が得られていない。靖国合祀は天皇の裁可が必要だからである。つまり靖国は、もとより神道的には異端の存在であり、原則論においては肝心の天皇の存在すら無視した暴走カルトと堕しているのである。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20051023#1130004284
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20051018#1129582150