カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

優先順位の錯誤、中東とアメリカと日本軍

ごく粗くメモを。

1

「日本軍」の軍事化の要請のきっかけの一つは湾岸戦争だった。クウェートへ侵攻したイラクに対し米軍が動いたのが湾岸戦争だった。イラクが軍事侵攻した背景は、アメリカがイラクを軍事支援して、イラクフセインはアメリカは動かないと読んでいたことにある。中東は石油産地であり、中東の石油は4分の3を国営石油企業が、4分の1を欧米オイルメジャーズが扱っている。実際には米軍は欧米オイルメジャーズの傭兵だった。中東の石油に最も依存しているのは先進国では日本だ。「日本の石油を守るために米軍は出動したんだ、日本は金だけ出して米軍を傭兵扱いか」という不満が米軍から出るのは、まあ、アメリカ世論的には判らんでない。しかしイラクを軍事大国化した責任はアメリカにあり、米軍はあくまでオイルメジャーズの傭兵であり、日本にとってこのとき最も賢明な選択は中東へ日本軍を出動させないことだった。日本軍が中東で中東の人間を殺せば、日本のエネルギー供給はその時真に危機になる。日本はアラブを敵に回さないことが石油から見たとき最も賢明な選択だ。だから湾岸戦争で金のみ支出したのは、おそらくそう悪い方法ではなかった。
以上のように、湾岸戦争では日米の利害は一致していなかった。

2

日本はアメリカの属国である。日本に米軍が設置されている理由の一つはいつでも米軍が日本を空爆できるためである。だから自民党はアメリカに絶対に逆らわない。アメリカは自国兵の死傷を嫌う。当然だ。自国民が戦争で死傷したら政権が揺らぐ。アメリカにとっては日本軍を傭兵化するのが望ましい。アメリカの要請により、日本軍はアメリカの傭兵化が開始された。アメリカの傭兵化を日本ではじめた売国奴の一人は小沢一郎というあまり頭の良くない世襲議員だった。なぜかタイミングよく「酒鬼薔薇」事件という凶悪犯罪がひと夏の間、連日報道を賑わし、その夏に、「新ガイドライン」という傭兵化法が国会を通過した。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070523#1179868514この傭兵化法には公明党も加担した。公明党は頭の良くない信者を騙す口実として以外に、平和になんか全く何の価値も置いていなかった。

3

若かりし頃アル中で福音派教会にかぶれたアメリカ史上最も頭が悪い世襲大統領はその投票自体たいへん捏造臭かったが、ネオコンという人相の悪いボンボンばかりなイデオロギー集団に担がれ、政権はオイルメジャーズ関係者や傭兵ビジネス関係者ばかりだった。ブッシュ政権と金銭的に癒着していたエンロンの大スキャンダルが暴露されたそのタイミングに911事件という自作自演臭い大事件が起き、アメリカでは「愛国者法」という言論統制法が通過し、米軍はアフガニスタンイラクへ侵攻した。
アフガニスタン侵攻の本当の狙いは、ロシアからアフガニスタンを通りインド洋へ抜ける天然ガスパイプラインにあると言われている。ネオコンの荒っぽいエネルギー政策がアフガニスタン空襲だった。

4

日本は中東にエネルギーを依存している。日本ほど中東の石油に依存している国はない。中東の石油は日本にとって必需品である。日本が決してしてはならないことは、中東との関係を悪化させることである。軍隊を送るなんてのは最もしてはならない愚策中の愚策だ。日本は1941年に日本への石油輸出国であったアメリカとの関係を悪化させ、そのため日本への石油輸出国であったアメリカと戦争した。エネルギー輸出相手国と戦争するのは愚策中の愚策である。
アメリカは中東の石油に依存していない。アメリカにとって中東の石油は必需品ではない。アメリカは中東へ侵攻し、石油利権を奪った。日本の小泉政権はアメリカに追従し、米軍の輜重兵として日本軍を中東へ送った。米軍は中東の人々を殺害し、日本軍は米軍の輜重兵として一体行動をした。日本国民の生命財産の安全を考えた場合、これは愚策中の愚策である。アメリカの傀儡酋長である自民党政権はアメリカの傀儡として行動する以外のことができない。傀儡酋長である自民党政権と日本国民との利害は対立している。

5

中東以外に日本がエネルギーを求めることができる可能性としてはロシアの石油がある。ロシアは堂々たる産油国である。ロシアから日本へ石油を運ぶルートとしては、サハリンルートと朝鮮半島ルートがある。
911事件の1年後、小泉と安倍晋三北朝鮮に渡った。北朝鮮との関係改善の目がこのとき発生した。が、安倍晋三の周りの連中が日本政治を強引して、このときから北朝鮮との関係はたいへんに悪化した。安倍晋三の周辺の人々とは北朝鮮と銃器覚醒剤密輸を行っている暴力団住吉会であり、北朝鮮に経済進出していた統一協会だ。スポンサーとしては東京電力も数えることができる。ロシアから朝鮮半島を渡り安価な石油と天然ガスが日本へ来ると、原子力発電所計画が名目を失ってしまうのが一つ、日本の原子力政策は潜在的核武装力を保持する目的があることが一つ、原子力発電関連では、「敵国」が近くにいて「敵国」が核武装をしてくれると、日本が核戦力を開発保持する口実を得ることとなり、巨大な資金が流れることとなる。日本国民とは利害対立するが、原子力関連は彼ら自身の狭い経済合理性により、北朝鮮との対立を煽ることに金を回し、統一協会勝共連合の重要メンバー蓮池透をスポークスマンとして使った。が、この日本核武装化はアメリカが望まないことであり、やがて無様に頓挫する。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060430#1146379685
北朝鮮への日本だけ経済制裁とは北朝鮮への日本の影響力を絶つことを意味する。安倍晋三によって日本は北朝鮮を含む東アジアに対する影響力を失っていく。
ロシアでエリツィン元大統領が死去した日本がエネルギー政策を真剣に考えるのならロシアの感情を悪化させるのは愚策中の愚策である。日本は主要国の中で唯一、エリツィンの葬儀に閣僚を送らなかった。アメリカの傀儡酋長である自民党はロシアとの関係が冷淡であるということをご主人様のアメリカに示すべきだと判断したようだ。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070505#1178301944 傀儡政権の振る舞いにより、日本が朝鮮半島を経由してロシアから石油を輸入する可能性は考えうる限り低められた。
[5/27 03:37]なお、サハリンルートは事業停止になった。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060920#1158688652
自公政府と、我々国民の利害は対立している。自公政府はアメリカの傀儡政府としてふるまう以外の選択肢を持たない。アメリカと日本の利害は対立している以上、アメリカの傀儡政府と日本国民の利害も対立している。自公政府とアメリカは、我々日本人の生命と財産をアメリカ財界へ渡すことを主要政策としている。
日本は1930年ごろから呆れるほどに優先順位の錯誤を繰り返しているが、現在はここ60年のうち、最も激しい優先順位の錯誤が行なわれようとしている。
辺野古で米軍の傭兵である日本軍が日本国民へ銃口を向けるのは、アメリカと自公政府にとっては当然の行為である。アメリカとアメリカの傀儡酋長自公政府とアメリカの傭兵である日本軍にとって、日本国民が日本人の生命と財産を守り日本の国土を守ろうとする「ナショナリズム愛国心愛郷心)」は「敵」であるからだ。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070523#1179864650 http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/05/post_3998.html

売国自公政府へ憤りを覚える同志は   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされてください。