カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

再掲、インターネット協会のパブコメにメル凸せよ

以下、リマインダー的に再引用。

インターネット協会、「ホットライン運用ガイドライン改訂案」で意見募集
 財団法人インターネット協会は6日、インターネット上の違法・有害情報を一般から受け付け、警察への通報やサイト管理者・プロバイダへの削除依頼を行なう「ホットライン運用ガイドライン」の改定案について、パブリックコメント募集を開始した。期間は2月29日まで。郵送・FAX・メールで受け付ける。
 インターネット協会では、ネット上の違法・有害情報の通報窓口である「インターネット・ホットラインセンター」を2006年6月から運用している。今回は、運用開始後1年間で受理した約6万件の通報実態を踏まえつつ、より的確、迅速な通報の処理を行なうため、通報処理の判断基準である「ホットライン運用ガイドライン」の違法・有害情報の部分について、改定案を取りまとめた。
 具体的には、違法情報については、わいせつ物、児童ポルノの判断基準となる表現方法、パロディ画像・マンガの該当性などについて検討した。有害情報については、偽造通貨の交付・収得、臓器売買、人身売買、自殺関与、準空気銃の所持などを始め、現行ガイドラインに例示・説明の記載はないが、通報例があるものについて、例示に入れるか否かの検討を行なった。
 わいせつ物については、判断基準を明らかにするために「明確」という語句を追加し、「性器が明確に確認できる画像または映像」とした。児童ポルノについては、判断基準を法律の文言に合わせた。有害情報には、「偽造通貨の交付・収得」「臓器売買」「人身売買」「自殺関与」を追加した。
 また、闇サイトや学校裏サイトは、個別の書き込みについて、ガイドラインに該当すれば削除依頼を行なう。グロテスクな画像については、それ自体が違法・有害情報に該当するとは言い切れないことや、プロバイダーの自主的なルールで対応が望めることから、これらの確認に留めるとした。
関連情報
■URL
  「ホットライン運用ガイドライン改訂案」に関する意見の募集について
  http://www.iajapan.org/hotline/center/20080206public.html

同志よ、正義の心を以て、上記、不義にして呪的闘争の走狗たるインターネット協会にメル凸せよ。要旨は以下だ。犯罪自体を取り締まれボケ、情報を取り締まるってのは犯罪幇助じゃボケ。てめえら警察の天下り同士でつるんでいるだろボケ。不愉快と犯罪を故意に混同した情報煽動http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080223#1203708444するなボケ。
[06:45]連想

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20061208#1165525278
宮崎市定中国文明論集』岩波文庫(1995)
後漢末の董卓の乱が始まって以来、中国の内部は戦乱に明け暮れする〔略〕、人民は塗炭の苦しみに陥った。〔略〕
〔略〕三国対立の時代が出現するが、いずれの国も自国の存続だけを至上目的とする軍事政権であるから、人民の利益などには構っておれない。人民は常時戒厳令下におかれ、政府の戦争目的の犠牲となって、次第にその権利を無視されてきたのである。〔略〕
南北朝時代になってもそれは同じで〕こういう場合の最大の犠牲者は外ならぬ人民である。そして弱い者ほど被害が大きいのである。人民は政府の人民でいるよりも、むしろ私的に強力な豪族の隷民となってその保護を受けるほうがましだと考える。〔略〕
人民を思うままに使役するに一番容易な方法は、隣組、即ち保伍(ほご)を造らせて連帯責任を持たせることである。租税の徴収も、兵役の徴発も、隣組に責任をもたせてやれば、人民同志はたがいに他に迷惑の及ぶことを恐れて、何でもお上の命令に従うものなのだ。こうして人民の地位は益々低下して行く。こういう苦しい社会を背景にしてこそ、仏教はその教線を拡大することができたのである。
ところで、もしこういう際に、隣組にも入らないでいい、兵役にも行かないでいい、そして選考なしで官位につける、という家があったらどうだろう。実際にそれがあったので、士族といわれる貴族階級は、正しくそんな特権を享受していたのである。一般民が困苦していればいるほど、こういう特権は値打ちのある有難いものだ。金は自然にたまるし、地位は自然に上がるし、そのことがまた再び、金がたまり、地位が上がり、既得権を固める原因になるのだ。こうして貴族の勢力は、人民の地位の低下に反比例して上昇して行く。ほとんど封建領主と変わるところのない貴族勢力が、このようにして六朝時代、特に南方において堅固に形成されたのである。(323-324p)

インターネット統制策は、この「隣組」設置による相互監視統制策の延長に位置する。統制する側が世襲貴族であり、統制される側が庶民階層である。現在は凄い勢いで近代から中世へ移行している。ボンクラしているとたいへん腹立たしい形で既得権益層が固定化するので建前としての民主制が機能しているうちに制度を使い倒すべきである。

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