カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

学生をしているオタク諸姉諸兄への入知恵とお願い、児童ポルノ法その他での長期戦体制

現在、IT・インターネット統制立法ラッシュhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080325#1206383432なわけだが、それはそれとして、「児童ポルノ法」での「闘い」は今回クリアしてもまた数年後に同じことが繰り返されることが予想される。なので長期戦体制のための智慧とお願いを、このブログをご覧になられている学生諸子諸兄に伝える。

1

オタク学生諸姉諸兄で言論表現規制に憤りを覚えている方は、インターンシップを活用しろ。国会議員秘書」のインターンシップはときどき求人が大学内に掲示されている。応募して、議員と顔をつなぎ、秘書の知り合いをたくさん作っておいてほしい。
現時点で議員と顔が繋がっているオタクの絶対数が乏しすぎる。こんなに乏しいのに我々オタクはよく健闘していると思う。議員秘書もぐりこみ作戦は、我らが天敵「統一協会」がとっている戦術だ。直接的政治活動実効性を考えた場合、この戦術が最も正しい。

2

オタク学生諸姉諸兄は、それぞれの各専門分野の知識を使って「オタク産業」「オタクバッシング」を研究し、卒論では「オタク産業」「オタクバッシング」について学術的研究成果を発表してほしい。
「オタク」関連の学術的研究は現時点でそれほど豊かではない。だから「根拠のないいいがかり」がしつっこく繰り返されている。「学術的研究」が増えるほど、「根拠のないいいがかり」への対抗策が増えることとなる。
また「次期基幹産業」として「オタク産業」は期待されているが、その足元は実際にはたいへんにお寒い。諸姉諸兄が良くご存知の通り、アニメーターの待遇が有名だが、オタク産業のクリエイターの収入は一般にたいへん乏しい。これは中間搾取が大きすぎるからだ。この中間搾取の実態と、現場の貧困の実態についての学術的研究は必要だ。たとえば杉並区は「アニメ」を地場産業として振興しようと考えているが、振興するために何が必要なのか杉並区は把握しておらず、あまりたいしたことはできていない。そもそも「地場産業に」と立案している人々はアニメーターがどの程度貧困なのかを知らないし、立案者に伝えようにもデータが乏しすぎる。データがあり研究があれば、色々状況が変わる。
アニメーターを例に挙げたが、日本の産業は(娯楽産業に限らず)どこも中間搾取が激しい。テレビアニメの音楽を担当した人ですら、一曲4500円の作曲もしているとのことで、それを知りのけぞった。安すぎる。いったいどこに金が消えているんだ? といった研究は必要。才能があっても金銭的にペイしないのなら「オタク産業」に人は集まらなくなる。これは国家的問題なのだが、日本の為政者は娯楽産業音痴揃いだから、「オタク産業」を潰すための政策ばかり検討している。現在ラッシュになっている情報統制諸政策がそれである。今後もオタク産業を潰すための諸政策が、主に高市早苗とか竹花豊とかそういった人々から継続的にしつっこく出されるだろうから、知識戦での対抗が必要である。ということで研究対象として関わってほしい。

3

学生を中心とした同人サークルは、ロビー活動実動主体としてたいへんに有望である。ロビー活動・市民活動のスキルは職人の技術とか「生活の智慧」みたいなもので、基本的に人から人へ対面で伝授するものだ。いやあもお本当に、何年も前から、自分が持っているスキルを人に伝授してしまって自分が楽になりたくてたまらんのだが、学生を中心とした同人サークルでスキルを受け継ぎたい人がいたら、何かの機会の時に私に声をかけて下さい。これも職人技術と同じで後継者不足が深刻です。
それで連想したけど、私のことをクソミソに言っている鳥山仁というバカhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080313#1205346619にスキルを伝授しておけば少しは私も楽になれるかなあ、と思って伝授したんだが、全然そんなことにはならなくって、意味不明な粘着とかされて堪らんかったが、まあそれはどうでもいいや。
[22:00]盟友「はなゆー」さんとこから

http://alcyone.seesaa.net/article/91141724.html
はなゆー;カマヤン氏は「オタク学生諸姉諸兄で言論表現規制に憤りを覚えている方は、国会議員秘書のインターンシップ制を活用しろ。」と言っており、これはその通りではあるが、地方の大学の学生や、偏差値の低い大学の学生にはハードルが高すぎる手法でもある。「国会議員秘書のインターンシップはときどき求人が大学内に掲示されている」わけではない大学のほうがずっと多いのではないか?
Posted by 田仁 at 2008年03月27日 16:33;いやいや、はなゆーさん! 地方大学では確かに市会議員のインターン募集が主要なものの、意外なほど国会議員と市会議員の接点は多いモンです。「ドブ板選挙」じゃないが、地元密着の市会議員は必ず(国政レベルの)選挙運動に動員される。だから、選挙には党派がものを言う訳で。まあ、長期戦だけど。

地方議員秘書インターンシップもフル活用推奨。

感じるところのあった同志は   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされたし。