「南京大虐殺」@『日本史辞典』角川書店
http://d.hatena.ne.jp/UmeGake/20090531/1243821729の補足。
『日本史辞典』角川書店
ナンキンだいぎゃくさつ 南京大虐殺
日中全面戦争の初期に、中国国民政府の首都南京を攻略した日本軍が、中国軍民に対して行った虐殺・強姦・略奪・放火などの残虐行為。1937(昭和12)12月1日大本営は上海派遣軍と第10軍よりなる中支那方面軍(松井岩根司令官)に南京攻略を命令、日本軍ははげしい戦闘のすえ12月13日南京を陥落させ、以後長期にわたって占領を続けた。当時南京には数十万の市民・難民がとどまっていたが、日本軍はこれらの非戦闘員を巻き込んだ包囲殲滅戦を行った。犠牲者でもっとも多かったのは、敗残兵・負傷兵・投降兵、捕虜の状態にあった中国へいである。避難・脱出中に殺害されたり、日本軍の残敵掃討戦によって集団的に虐殺された市民の犠牲も多かった。女性に対する強姦および強姦殺害も膨大な件数をかぞえた。そのため、日本軍当局は対応処置として「従軍慰安婦」施設を設置した。中国軍民の犠牲者は10数万人以上といわれる。
『日本史辞典』角川書店から以上転載。この辞典は某大学にテンプラ学生していた時に購入した。