子供に民話をちゃんと教えるべきである
こんな記事がはてブで話題に。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100424/edc1004241836002-n1.htm
筑波大学大学院の徳田克己教授(子供支援学)らのグループが平成2年から10年ごとに、子供と21の童話・昔話とのかかわりを調査。3回目の今年は東京都や愛知県などの幼稚園児259人を対象に、親を通じて自由回答による聞き取りで実施した。
調査結果によると、桃太郎が鬼退治のときに腰につけた物について、2年の調査では3歳児の76%、5、6歳児の91%が「きびだんご」と正解。しかし、20年後の今回はそれぞれ22%、51%と低下。誤答にはパン、ケーキ、シチューといった洋食も挙がった。
以上メモ。この記事は産経であるからかピントが外れているんだが、まあそれは措いといて。
だから保育所や幼稚園で日本昔話の紙芝居を見せろと私は主張するわけである。
日本昔話を知らないと、星野之宣や諸星大二郎や水木しげるや山岸涼子や京極夏彦を楽しめる良いオタクに育たないじゃないか。これは深刻なことなんですよ!諸星大二郎の面白さが判らない人ばかりに囲まれて情緒的に豊かな生活ができると思いますか?私はそんな日本になってしまうことを心の底から恐れる。
子供に教える日本民話は人殺しやエロの出てくるちゃんとした日本民話であるべきだし(たとえばカチカチ山では殺人と人肉食が登場する、ウズメノミコトは神々の前でストリップして楽しませる)、グリム童話やペロー童話などはちゃんとエロと死に溢れたものを子供に伝えるべきであります。ペローの赤頭巾は言うまでもなく幼女姦のストーリーであります。ヘンゼルとグレーテルは児童遺棄のストーリーであります。二人はお菓子の家なんぞに辿り着かず森の中で飢えて死ぬのであります。そういうものに触れていないで育つと、悪書追放運動に加担する情操的にやばい人間に育つと思うのであります。民話の本質はエロスとタナトスであります。
関連 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20090425#1240591589