カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

コンテンツ文化研究会のイベントについて

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20101106#1289042884の続き。

1

http://icc-japan.blogspot.com/2010/11/blog-post.html「実在青少年問題を考える−私達に何ができるのか?−」の参加者報告を拾ったので以下にメモする。

64 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/11/13(土) 22:54:22 B4ysMQV70

コンテンツ文化研究会シンポジウムまとめ(1)
会場の定員は90人。当初、空席がいくつかあったが、遅れて来る人がいて、最終的には 空席は埋まった。
杉野代表から「今日は実在児童の話で、非実在青少年の話はなし」と釘をさす挨拶。 (それでも途中退席する人0で、みんな熱心に聞いていた)
角南先生のお話
東京弁護士会が子ども人権110番の取り組みをやっており、行き場のない子どもたちの ためのシェルターもつくった。
○なぜ、シェルターが必要か
・少年院から釈放されても、引き取り手のいない子どもがいる。
児童養護施設で虐待を受けた子どもがいる(近年、施設内の虐待減少)
・家で虐待を受け、「家に帰りたくない」と電話してくる子どもがいる。
児童相談所が緊急的に保護する場所である1次保護所の収容率が200%であり、廊下に寝かされる子どももおり、プライバシーもないため、そこを嫌がる子どもがいる。
・児童擁護施設は学校に行っていることが前提となっており、高校を中退したり、 高校に行かなかったこどもたちの自立を促す場所がない。
○シェルターに来る子どもたちについて
・小学生レベルは児童相談所が最優先に保護するので、16〜18歳が多い。15歳も最近、 急増。
援助交際をしている女の子は性被害を受けている子が多く、彼女たちも被害者。
・18〜19歳は親権者に服さないといけないが、児童相談所では扱えないので、 シェルターで保護する。

67 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/11/13(土) 23:00:33 B4ysMQV70

コンテンツ文化研究会シンポジウムまとめ(2)
○シェルター活動について
・正しいことだからといって、大人の考えを子どもに押しつけてはいけない。(自分の人生を自分で考える機会を与えなくてはいけない)
・1人の子どもに1人の弁護士がつく
・傷つききった子どもをかかわる大人みんなで大事にすることで立ち直らせる (短期集中愛のシャワー)
○課題
・シェルターは東京・横浜・名古屋・岡山にある。来春には広島にも出来る。 しかし、児童福祉法の対象ではないので補助金がおりない。対象とするよう 陳情しているが、いっこうに実現しない。
・精神的に疲れた子どもが療養したり、高校への再チャレンジをめざす子どものグループホームを作りたいが、夢のまた夢。

73 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/11/13(土) 23:19:31 B4ysMQV70

コンテンツ文化研究会シンポジウムまとめ(3)
○質疑応答
Q:子どもの権利条約は法律として認められているのか。
A:批准した条約は法律と同等とみなされるが、裁判所は子どもの権利条約だけでは、 訴状を受理しない。
Q:児童福祉に何が不足で、何が過剰か?(テレビ報道部記者)
A:お金と人員が足りない。都の児童福祉予算は倍にしても足りない。都の児童福祉士は1人で100人も担当している。過剰なものはない。強いて言えば、実態をよく知りもせず、 ただ騒ぐだけのマスコミによるバッシング。

77 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/11/13(土) 23:26:28 B4ysMQV70

コンテンツ文化研究会シンポジウムまとめ(4)
○山口弁護士
・規制派は二言目には「子どものため」と言うが、創作物を規制して子どもを守った気になっても困る。
・同人誌のサークルから「本当に困っている子どもたちに寄付したいが、どこに寄付したらよいのか」と相談を受ける。
非実在の子どもだけでなく、実在の子どもを救うことを我々は視野にいれていかないと いけない。
→藤本氏などと相談して、実在児童人権擁護基金を創設し、中抜きなどすることなく、 直接、子どもたちを支援したい。
吉田康一郎都議
・今日の話を民主党の政策に反映したい。いきなり話を振られたのでうまくまとめられない。 (12月議会に関しては情報は持っていなかった模様)
○松浦大吾参議院議員メッセージ
・子どもの人権を錦の御旗にして、子どもに真に必要な施策が抜け落ちている のではないか。
○杉野代表
非実在の青少年だけでなく、実在青少年を助けるシンポジウムをこれからも開いて いきたい。

81 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/11/13(土) 23:31:09 B4ysMQV70

興味のある方はカリヨンの活動や実在児童人権擁護基金にも関心を抱いてくだされば幸いです。 12月議会の対策に直接関係のある話ではありませんでしたが、良いお話でした。

社会福祉法人カリヨン子どもセンター http://www.h7.dion.ne.jp/~carillon/

2

「反ヲタク国会議員」リストメモ から。

http://d.hatena.ne.jp/killtheassholes/20101112#p4
東京都、APP研に都条例改正案について説明する

『定例会と東京都青少年健全育成条例に関する学習会を開催しました。』
ポルノ・買春問題研究会
http://www.app-jp.org/modules/topics/index.php?content_id=60

 自民都議が規制反対派の女性都議に対して言い放った「お前は痴漢されて喜ぶんだろう」発言については相変わらずスルー。「子どもは本当にバカ」発言もきっとスルーする事でしょう。彼らが掲げる「ゼロトレランス」というスローガンは何処へやら(笑)。
 しかし東京都側も皇室解体を訴えているような団体の会合に出席するとか、本当に形振り構っていられないようですね。

某所からこの件について

894 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/11/13(土) 15:25:48 WyYdmjAK0

笑えるのは、〔東京都職員は〕子供の人権団体や国際人権団体には一切出向かない点だな。 今日のコンテンツ研究会に出るカリヨンもそうだけど、 そういった子供の虐待問題とか真剣に考える真の子供人権団体には一切接触をはからない。 アムネスティとかにもね。
まともなところ行ったら相手にされないどころか、逆に自分たちの活動のおかしさを暴かれ糾弾されかねないから、そういうリスクのあるところへ出向くのは避ける。結果APPとか、胡散臭い団体ばかり訪ね歩く。

3

76 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/11/13(土) 23:23:30 9v0com6wO

コンテンツ文化研究会は人も資金も足りないと聞いたけど、二次元を守るのとはまったく違う所にまで口を出す余裕はあるの?

78 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/11/13(土) 23:27:33 Rr8BMGbx0

余裕があろうがなかろうが、二次元を守るには実在被害児童救済団体と連携する作戦が一番鉄板だろうからなあ。

80 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/11/13(土) 23:30:41 L8nUuB/d0

だから児童の人権のエキスパートに協力してもらうために児童基金をこちら〔表現規制反対の側〕でぶち上げる必要があったんですよ。 オタクなどの読者が〔略〕寄付してくれるから〔カリヨンのような組織が〕金額で困ることはなくなるし、人手もこちらから用意する手間が省けるし。 こっちが児童団体とウィンウィンな関係を築くことで活動が楽になるのに加えてユニセフも自滅してくんだから楽しみだw

80の人の発言の通りになるとたいへんに望ましい。

4

対照的に、新谷珠恵のアレっぷりが話題になっている、「ASCII.jp:都小P 新谷珠恵会長に聞く、都条例改正を推進する理由|ゼロから分かる東京都青少年健全育成条例改正問題」http://ascii.jp/elem/000/000/569/569127/
現時点で483人がブクマしている、そのブクマコメント http://b.hatena.ne.jp/entry/ascii.jp/elem/000/000/569/569127/
その関連 http://www.cyzo.com/2010/11/post_5870.html http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2010/11/post_73fe.html

感じるところのある同志は   ブログランキング・にほんブログ村へ   をクリックされたし。

画像は 「ボーカロイダーズ」/「ぶきちん」のイラスト http://piapro.jp/t/9Xqp 
本日のボカロ曲。ぶりるPの新曲がすごい勢いで殿堂入り。

LilyのPV。