カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「コネのつなぎ方」について

http://twitter.com/#!/midorinojou/status/94178230793273344 を見て。
私のしたアレは田舎者の交際術でありまして、田舎においてはこの互酬性贈与交換という、おそらく人類数万年にわたるかなり普遍的な風習だけを生涯学びかつ再生産することを義務付けられるのでありまして、レ、レヴィ・ストロース先生…
日本の旧保守がちょっと前まで政治的にめちゃめちゃ強靭であったのは、この互酬性贈与交換の網が、個々の政治の道理とか是非以前に人を拘束していたからだろうと思われます。
新保守とか革新系とか市民派な方々は、風習が都市化してしまって、この互酬性贈与交換原理から離れてしまって、そのため政治家の方から見ると「勝手な時だけ言いたいこと言う自分勝手で票にならない人々」と見なされているかもしれないですね。
マンガ家時代、特にその初期、才能の乏しい私は編集さんとかマンガ家仲間に対して、この田舎者交際術である互酬性贈与交換原理をわりと一生懸命やって生き残りを図ったりしました。そんな余計なことまで思い出したり。そういう交際術があるということを知っていることと、そういうことをするのが好きかどうかは全然別でありますから、野望が消えるとこういう交際術を投げ出して、引き籠ったりしました。マンガ描かなくなった2000年頃当初、1年間か2年間くらいかな、ネットからすら引き籠ったのは、なんもかんも投げ出したから。投げ出した当時と今はちょっと状況が似ている。あの時も田舎の仕事をしていた。

感じるところのある同志は   ブログランキング・にほんブログ村へ   をクリックされたし