身辺雑記的なものを
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身辺雑記的なものを晒す精神が判らない、と友人から以前言われたことがあった。いやあ、基本私は愚痴をこぼす相手に飢えているのでして、かつて漫画を描いていたのもその内容は愚痴を自分なりにエンタメ化したものでありまして、かつ現在の生活においては外部情報が皆無に近いので、「身辺雑記的なもの以外だけを書け」とは、「ブログを書くな」という要求にほぼ等しいのでありまして。
身辺雑記的なものを晒さないほうがカリスマ値みたいなのは上がるだろうな、という計算が脳裏によぎっていたのはブログを始めるずっと前、マンガ家時代のこと。その頃でもけっこう晒していた。エッセイとかで。
私は老母から被ったストレスというかそういうのを処理するのに人生の多大な時間とエネルギーを使い、で、そのガスを抜く作業の一つがブログだったりエロマンガだったり。