痴漢的処世/法曹人がなぜわざわざ自分の格を下げて三流陣笠議員になろうとするか
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安倍晋三のおじいちゃんである岸信介は東大法学部首席だったそうで、法学部教授上杉慎吉に講座の後継を求められたという。その上杉慎吉は、美濃部達吉に学問で敵わなかったので、政界に接近した人物だ。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20051017/1129486105
上杉慎吉の同時代人には、学問の世界で自己実現が果たせない、二の線で終わることに忸怩たる思いを抱えた人が政界に接近し、政治が学問を強引し屈服してみせた。1920-1940年代はそれを許す時代精神、「空気」があった。
現在の第二次安倍晋三政権の精神は、当時の精神を手本としている。知性とか学問は政治権力に従属すべき、という精神だ。
学問の世界では望む立身ができないから政界という裏口から立身しようとする発想は、好きな子をまともに口説く自信がないから、どうせ恋人関係に至れないから、痴漢して満足しようという痴漢的発想だ。1920-1940年代日本史は痴漢的時代だった。安倍晋三の思考枠は痴漢的だ。
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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/15/news110.html
「弁護士ドットコムの元榮社長、参院選・自民公認候補に」
のニュースを見た時、上記を連想した。
しかしながら、法曹界に居れば学歴エリートとして政界と対等なのに、なぜわざわざ世襲貴族社会の自民党の三流陣笠議員になりたがるのかなあ。バカじゃねえの?
自分が学歴エリートとして尊重された基盤である学歴貴族社会というのを世襲貴族社会である安倍晋三自民党は否定しているのだから、世襲貴族社会に息を止めて飛び込んでもせいぜい名誉二級市民としての扱いが「上がり」なのだが、それが判らないとはどんだけ権力音痴なんだろうか。
同じことは森雅子の無様さにも感じた。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20131210/1386692450
法曹界内競争では勝ち目ないと思ったのかなあ? 世襲貴族社会という勝てない世界にわざわざ転身せざるを得ないほど、法曹界の誰かに私怨があったのかなあ? 痴漢にならざるを得ないほどの劣等感が。
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逆に安倍晋三政権を見切った小林節のクレバーさに、俺は小林節は好きではないが、というか諸悪の一人だと小林節のことを思っているが、権力嗅覚の確かさを感じたりする。http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/15/national-security-law-unconstitutional_n_7584650.html
そりゃそうだよ、法曹人という学歴貴族が安倍晋三政権と相容れるわけがない。小林節のような学歴エリート・学歴貴族が自分の地位を守るためには安倍晋三政権と対立するしかない。安倍晋三政権に従属したら世襲貴族以外はゴミ同前な扱いになるのだから。
小林節は痴漢にすげえ近い人物だが、変態で痴漢を煽る人間だろうが、自分自身は痴漢をしないばかりか痴漢行為を非難する、そういう人物なようだ。
〔このエントリのタイトルは何回も書き直して「小林節の変態性」という副題も書き添えていたが、レーニンが遺書でスターリンをこき下ろすのと同時に他の革命仲間をこき下ろしまくったためスターリン独裁が確定した故事に鑑み、「小林節の変態性」という副題は削除した〕