カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

少年犯罪データベース

少年犯罪データベース http://kangaeru.s59.xrea.com/
少年犯罪データベースドア http://blog.livedoor.jp/kangaeru2001/
少年犯罪データベースはてな http://d.hatena.ne.jp/kangaeru2001/

2005年12月11日 小学生殺人統計とグラフ


http://blog.livedoor.jp/kangaeru2001/archives/2005-12.html#20051211
殺される小学生の数は、1990年以前と比べて人口比でもかなり減少したまま安定しているのがわかります。小学生数が現在より4割多かった70年代は100人、6割多かった80年代は70人も殺害されてたのに、いまでは26人ですから。
赤ちゃん殺しもますます減って、1970年代の1/10近くになっています。
ただ、小学校就学前児童の殺害数だけは、2003年の39人から2004年は60人と、はっきりと増加しました。2002年2003年の極端に低かった2年を外すとそれほど大きな増加ではありませんが、90年以前のレベルに戻っています。
日頃、統計をゆがませるトリックをつかってまで治安の悪化を喧伝するマスコミが、これだけ確実な増加を大きく報道しないのはおかしな話です。
私が報道を見逃しているだけかもしれませんが。

太字にした部分、不思議な話だ。2004年に何があったんだろう。

まだGoogleで検索しているあなたへ
少年犯罪データベースは6ヶ月以上もグーグル八分にされています。Googleはあなたが正しい情報を得ることを邪魔する決意のようです。
ヤフー、MSN Searchなどの他の検索エンジンで検索するようにしましょう。goo、Biglobe@nifty:@searchなどもグーグルのエンジンをそのまま使っているので正しい情報にはたどりつけません。
あなたが正しい情報を欲するのならGoogleを無視しましょう。

とりあえず「少年犯罪データベース」へのアクセス向上に協力してみよう。…この管理人さんのHPは見やすいけど、ブログはやたら重くて読みにくいな。
以下の記事も面白いな。

http://blog.livedoor.jp/kangaeru2001/archives/28977297.html

2005年07月26日 養老孟司先生世代の脳は狂っている

少年犯罪データベースに自殺事件と自殺統計を追加しました。

グラフを一目見て判りますが、昭和30年における10代20代の自殺率が突出しています。20歳前後は現在の4倍です。単純な人数ではなく、その世代10万人当たりの率が4倍ですよ。
1999年頃から50代60代の自殺率が激増して、20代の2倍、10代の10倍近くとなっていますが、不況が原因というよりも、自殺世代がその歳になったと考えたほうが妥当です。(50代のなかでも特に50代後半の自殺率が突出して高い)
なにせ、この世代が40代の頃に40代の自殺率が急増しています。さらに恐ろしいのは、この世代が9歳以下だった時代には9歳以下の自殺が突出していたのです。ほかの世代はせいぜい年に4人までなのに、彼らは19人とか死んでいます。まさしく、自殺をするために生まれてきたような世代です。
殺人統計とレイプ統計も参照していただきたいのですが、この世代が10代の頃には殺人率はいまの10代の4倍、強姦率は検挙率の低下を考慮に入れても10倍です。
この時代も貧しさ故の犯罪や貧しさ故の自殺などはほとんどなかったことは、少年犯罪データベースの具体事例を見ていただければ判ります。〔略〕
この世代は歳を取った現在でも殺人率が異常に高いので時代背景は関係なく、自殺率とあわせて考察してみると、脳に何らかの欠陥があるとしか考えられません。それも命の大切さが理解できないという、生き物として根本的な部分が壊れているのです。
すべての統計数字と具体事例データが有意な差異を示しています。科学的メスを入れるべき事象であります。
自殺率と殺人率の高い世代の脳に異常があることは、脳研究の権威であられるかの養老孟司先生が提唱されていることなので、間違いはないでしょう。養老先生には、ぜひともご自分と同世代の脳を解剖していただいて、その狂気の原因を探究していただきたいものです。
自然と接して虫を採ったりしていると命を奪うことをなんとも思わなくなるのかもしれません。すくなくとも自然とあまり接していない世代の4倍程度は命を軽んずるようになるみたいです。

養老孟司の『バカの壁』って、宗教団体がまとめ買いしてベストセラーになったんじゃないのかと私は疑っている。

幼女レイプ被害者数統計

http://kangaeru.s59.xrea.com/G-youjyoRape.htm

幼女強姦被害者数 

強制猥褻被害者数

小学生より低かった中卒以上や成年〔の被害者〕が、近年は小学生を大幅に上回るようになったことに注意。

オマケ。「少年犯罪は急増しているか」HPから。

少年犯罪は急増しているか

http://kogoroy.tripod.com/hanzai.html
少年犯罪が急増しているということがよく報道されています。しかし、本当に増加しているのでしょうか。報道のイメージに騙されず、きちんと統計を見るようにしてみましょう。
ということで、インターネットにつなぐことができれば誰でもデータを見ることができる「犯罪白書」平成13年版をもとに作成したグラフを見てみることにしましょう。〔略〕

性犯罪

最後に強姦と強制猥褻を合わせた性犯罪の状況についても見てみたいと思います。最近はアニメやゲームでの性描写が問題となり、「アニメやゲームのポルノの影響で、最近はロリコンが増えた。昨日も少年による少女強姦事件が報道されたし、近所の○○さんの娘さんも痴漢にあったというし、少年の心の闇が…」ということで、児童ポルノ防止法でこういった創作物にも網を掛けようという動きがあるようです。ポルノがなくなってしまうのは困ります。
さっそく見てみましょう。
[2006/02/03画像を保存し直してUP]
満足にポルノがなかったはずの1960年代に、少年による性犯罪がもっとも多く、全盛のはずの最近はピーク時の6分の1以下です。ポルノの普及についてのデータがありませんので、なんともいえませんが、ポルノの普及と性犯罪発生率の相関をとったら、明らかに負の相関がありそうです。なんでもポルノは青少年に対して、大きな影響があるそうですが、ポルノが性犯罪の発生に影響を与えるという論理を真とすれば、このグラフからは、ポルノの普及は、性犯罪の発生を抑止する、という結論以外は導き出せそうにありません。
規制論者が言うように、ポルノによって、これまで自覚していなかった性癖(ペドフィリアやSM、強姦など)に目覚め、性犯罪を起こす人はいるかもしれませんが、このグラフから判断する限り、そんな人は圧倒的に少数派のようです。

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「ではなぜ数週間の内に3件もの幼児殺人事件が発生しているのか?」

「ではなぜ統計的にありえない、数週間の内に3件もの幼女殺人事件が発生しているのか?」
と、タイトル書こうと思ったけど、年間39件幼児殺人があれば月平均3件程度、年間60件幼女殺人があれば月平均4件程度の幼児殺人事件があるから、統計の範囲内だな。
誰かが幼女殺害事件報道を欲しているから、幼児殺害事件が起きているのだ、という疑いを私は持っているんだが。何かから目を逸らさせるために。たとえばヒューザーの事件とか。あるいは日本軍イラク駐留延長とか。
広島事件の「犯人」は別の外国人ではないか? という疑念は魅力的だ。たぶん警察は警察内の諸事情から(主に上からの圧力から)その可能性を全く検討しないだろうが、我々は検討すべきだろう。検討していいだろう、と書きたいとこだが、検討するのがたぶん道義的態度だ。殺害された女児への。
栃木事件の「犯人」のほうは、カルト殺人の臭いがすると思う。

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『洗脳原論』

部屋の中に埋もれていた『洗脳原論』をようやっと発掘できた。大急ぎで再読した。

洗脳原論

洗脳原論

以下、抜粋引用する。

第5章 アメリカ〈洗脳〉事情

心理療法の発展

洗脳の研究は、ベトナム戦争時に飛躍的に進んだ。(156p)
PTSDに陥った兵士を大量に治さなければならない必要に迫られたとき、それまでの治療に時間を要するフロイト派やユング派的な方法論に比べて、エリクソン派が改良した「インベーシヴ」(invasive)、つまり「介入的」と呼ばれるやり方のほうが、早期に治療できると医師たちは考えはじめた。(157p)
ベトナム戦争以降のアメリカでは、深い変性意識を引き起こす技術と、その状態から記憶に働きかけ、意識にまで介入するありとあらゆる新しい手法が一気に花開いていった。(158p)

現代カルトの起源

他方、精神療法の手法は、LSDマリファナを代表とする西海岸のニューエイジ・ムーブメントにも強い影響を与えた。知識を得たセラピストのなかに、それを宗教やLSDの世界に応用するものが現れはじめたのである。〔略〕
ドラッグ・カルチャーとしてのミニカルトにおいては、テクニックは精神療法のものだが、そこにLSDが介在する。
そもそもニューエイジ・ムーブメント全体のはじまりはLSDであった。〔略〕
LSDはアメリカではのちに、〔略〕さまざまな理由から法律で禁止された。その本当の理由は明らかになっていない。ただ、暴力団の資金源というのは説得力がある理由である。マイクログラム(100万分の1グラム)単位という極少量で効くので、日本でもときどき行われているそうだが、切手の裏側にちょっと染みこませれば、相手は、配達された封筒に貼られた切手を舐めるだけでトリップできる。刑務所に入っている人間でも、手紙を送るだけで入手が可能で、社会のどこにでもドラッグが運ばれてしまう。(159−160p)
LSDをやるときは絶対ひとりでしてはいけないという鉄則があり、大抵はパートナーがトリップのあいだ横につき添っている。この鉄則は、マリファナの場合にも適用された。LSDが強烈な光の体験やサイケデリックな多次元宇宙の体験を誘発する、まさにニルヴァーナ体験そのものの幻覚剤であったのに対し、マリファナは起承転結のストーリー性のあるトリップを行なうためのドラッグであった。その意味でマリファナというドラッグは、瞑想や自己開発を目的とするLSDとは違って、ミニカルトのなかでトリップ自体を楽しむものとして使用され、吸引時には必ずリーダー的役割を果たすトリップ・マスターと呼ばれる人物が同席した。(161p)
アメリカの大学には、トリップ・マスターとしてのカルト的なリーダーが結構いる。(165p)

宗教カルトの誕生

ドラッグは基本的に、脳内伝達物質のフィードバック系に影響を与えることによって、効果を生みだしていると思われる。したがって、それと同じ作用はドラッグなしでも得られる。その一例が精神療法の介入的方法である。(166p)
歴史に残る最も凶悪なカルト教団が、アメリカから南米ガイアナに移住し、大規模なコミューンを形成した人民寺院であろう。信者の財産を私物化しているなどの指摘があって議員らの立ち入り調査を受けた際、教祖ジム・ジョーンズは内部不正の発覚を恐れ、一九七八年11月20日、教団施設内で議員らを殺し、900人の信者を服毒自殺させ、みずからも命を絶った。教祖は晩年麻薬を濫用していたらしいが、実はCIAの手先だったという噂もあった。その噂の根拠はふたつあり、当時CIAは洗脳に関する新しいデータをとりたかったこと、どこかでカルト的テロリスト的な犯罪が起きていないと、自分たちの予算が削られるおそれがあったことがあげられるが、あまりにも無残な最期を遂げたカルトをどう理解すべきか苦しむ人々が作り上げた仮説がひとり歩きした意見であろうと思う。(167p)

統合される宗教カルト

ところで九〇年代に入ってからは、アメリカにおいて、こういったカルトが巨大な組織に吸収されていく傾向があるように思われる。それは大きくいって二つの団体が中核となっているようである。ひとつは、キリスト教系から派生した統一教会、もうひとつは、七五〇〇万年前に水爆で死んだ宇宙人の霊が人類にとりついているとする、まったく新しい教義を持つSF作家が開祖であるサイエントロジーといわれている。(169p)

ニッポンの危機

アメリカ社会では、精神科医は日本の歯医者のような存在である。〔略〕アメリカ人は予防的にも通うし、それどころか欝がひどい状態で行ったりすると、虫歯を放っておいたときのように、「どうしてこうなるまで放っておいたのか」と不思議がられてしまう。〔略〕日本には「癒し」の役割を果たす人間がほとんど存在しないのである。〔略〕この点は、いま最も日本社会に危惧を感じているところである。(170−171p)
神秘体験と称する変性意識の快感にとらわれているオウムの信者はきわめて多い。ドラッグ中毒といってもいい。その意味では、あえて洗脳されたい人々の集まりがオウムなのである。(206p)

第6章 私の脱洗脳論

洗脳から日本を守れるか

最近、オウムだけでなく、その他のカルトやセミナー団体も次々と問題を起こしている。そのとき必ず誰もが疑問に思う、――なぜあそこまで、あんなばかげた集団にはまってしまったのか。
その答えは、洗脳手段が簡単にカルト集団の手に入るようになってしまったからである。〔略〕
洗脳されるかどうかは、その人が洗脳されやすいかどうかによるのではない。洗脳者自身の技術がいかに進んでいるか、用いられた技術が生得的にその人に有効であるものかどうかにかかる。(207p)

ほー、と思った方は、をクリック下さい。