ガメさんとApemanさんへ
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ガメ様へ
コメントhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100123#c1264403228いただきありがとうございます。またPANDORAさんらの評価により、私を一定程度評価いただきまして、そのことを感謝します。
>ちょっと、このApemanさんの著作リストを教えてください。〔略〕(kamayanさんの真正研究者保証つきなら)
id:Apemanさんを「歴史の専門家」と評したのは私の勇み足でした。そのことをお詫びします。
>わっしはこのゴロツキと論争をしようと思えば、いまやっている投資案件を中断して22000キロを移動してわっしの「日本関連ライブリ」に移動しなければならない。このくらいの要求はしても許されるだろうと考えました。
ガメid:gameover1001さんは要求される典拠を提示したと考えますので、あとはApemanさんが紳士的に振舞えるかどうかにかかっていると思います。よって、ガメさんが「日本関連ライブリに移動」の労をとる必要はないと思います。
>わっしの正体、というものはどーでもよいが、kamayanさんたちみたいに、イザヤベンダサンやポールボネの再来ではないか、は、ちょっとカンベンして欲しい。
私の表現が拙く、たいへん礼節を欠き、侮辱的と受け取られる表現をしてしまったことをお詫びします。私はガメさんを「偽外国人である」とは思っていません。私は「Apemanさんはガメさんを偽外国人の一人として疑っているらしい」と思ったのですが、Apemanさんのいう「七平メソッド」はそういう意味ではなく
エピソード主義で「日本人」について語るという手法や日本特殊論(「日本語は不完全な言語だ」なんてのもそうです)、それから「キンピラゴボウ」の件についての書き方(情報ソースが怪しげであることを含め)などを指して言っています。
とApemanさんがおっしゃっていますので、この錯誤を両者にお詫びいたします。
末尾ながら、ガメさんがブログを復活いただきましたことを嬉しく思います。私は読者として楽しんでいるのでありまして、「kamayanさんごとブッチ」してくださっていっこうかまわないのでありますが、色々労をおとりくださいましたこと、感謝いたします。今後もガメさんの健筆を楽しめることを、たいへん嬉しく思います。
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Apeman様へ
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20100125/p1を拝読しました。
一段落目、前提情報を欠いているがゆえに誤読誤解があります。ガメさんの記事http://d.hatena.ne.jp/gameover1001/20100124/1264277480の後段は、まずは私の http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100123#1264187631 の 5追記 を受けての記事でありまして、そのことをApemanさんが前提していらっしゃらないことが、誤読誤解の一因であります。以下、カマヤンのブログの凡例に従い、改行を改めカマヤンの注釈を加えガメさんの記事を再掲します。
http://d.hatena.ne.jp/gameover1001/20100124/1264277480
「ごぼう」なひとびとのほうは、ブログ〔これはカマヤンのブログを指すと思われる〕、読みました。ドマジメなだけのひとなのかも知れないので、簡単に書いておきます。
プライベートモードのいちばん最後に出ていたメッセージ「岩川隆「神を信ぜず」立風書房(文庫はダメ)「末尾参考図書」に挙がっていると思うよ。
あれは送ってもらえるんです。行かなくてもダイジョブ」もし自分でとれなければ、わっしはBC級戦犯の資料がおいてあるところへ今年はなかなかいけないが、そこへ行ったら資料を送ってあげられると思う。英語だが、読めるでしょう?
しかし、わっしはあなた〔これはカマヤンのことか、Apemanさんのことかは不明。特に区別していないと思われる〕がマジメなひとにしても、あの失礼なコメントはいやだな。口元が汚い。普通のひとには普通の生活があります。たくさんの興味の対象があって、いろいろな言語のいろいろな国のひとと、さまざまな話題について話し合っている。インターネットだけに限っても、みんな、そうやって暮らしているのね。わっしは興味の対象が狭いほうですが、それでも、自分の毎日書いているものをざっと見ると〔略〕っちゅうふうにいくつかあったと思います。だから歴史問題が重要ではない、とゆっているのではなくて、ね。それだけをやっている、というふうにはならないのです。
あなた〔Apemanさん〕は「歴史の専門家」だそうだが〔これはカマヤンによる錯誤をガメさんが踏襲している。両者に深く詫びたい〕、あなたの口ぶりだと「歴史の専門家」以外は歴史を考えてはいけないことになる。それが「日本の伝統だ。専門家にまかせなさい」とあなたは言いたいのかも知れないが、そーゆー考えは、わしらには苦笑する以外こたえようがない考え方です。〔これはカマヤンの錯誤によって導かれた結論であり、ガメさんに責任も悪意もない発言である〕〔略〕
だから、まあ、時間がすごくかかることもあるが、仕方がない、と思ってください。BC級戦犯で犯人の特定が難しかった、というのは、こういう話しをするときは言わない方がいいと思います。論点がうまくつかめない独学のひとだ、という印象を与えてしまうのね。なぜかというと、それは「当たり前」のことで、そもそもBC級戦犯の問題は「犯人を特定する気なんか初めからまったくなかった」ことにある。
どうやら、あなた〔これもカマヤンのことか、Apemanさんのことかは不明。区別の必要もあまりないと思われる〕がわしの大好きな「ぽんぴい」オヤジと同じで単にクソマジメなだけらしいと思えてきたので、ちょっと返答しておきます。
皮肉や嫌味でゆっているのではなくて、戦犯、のようなものは日本語と英語の資料の両方にあたったほうがよい、と思います。たとえば英文の資料だけにあたって書いた研究者の本は、日本人への無理解にみちみちていて、とても読めたものではないものも多いのです。
以上の転記がApemanさんによる誤読を解消する一助となると嬉しい。
「ゴボウ」に関してはガメさんは典拠・情報源を提示したと解すべきと思いますので、あとはApemanさんがその典拠・情報源にあたる意欲があるか否か、典拠情報源を提示してくれた相手に対してどう振舞うか、という問題に移行すると私は思います。
そのように考えた場合、Apemanさんのブログ記事http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20100125/p1は、書き方が適切でないと私は思います。
本来なら、ガメさんのプライベートモードメッセージを私が自分のブログに書いた時点(http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100123#1264187631 の 5追記)で、Apemanさんのブログコメントへ、その旨の申告をするのが適切だったかもしれません。そうすれば上記一段落目での誤解誤読をApemanさんがしてしまわずに済んだだろうと思います。そのことをApemanさんに詫びます。
そして私がこの記事によりApemanさんに何をお願いしているのか理解いただけますと、嬉しく思います。典拠にあたるか、あたる努力をしないのならそれに関連して確定的な次の情報がどこかから出てくるまで留保するのが、振る舞いとしては賢明だろうと私は思います。仮にApemanさんが英語が読めなかったとして、英語に堪能なブログ有志がいつかどこかで探し出して訳出してくださる可能性はあります。
私も現代史を少しだけ大学で齧ったことがありまして、英語資料が存外翻訳されていなくて英語のできない私は難儀した記憶があります。国内での歴史解釈論争なら日本語資料日本語論文で対応可能でありますし、またその方面でのApemanさんのブログ記事の価値を私は高く評価しています。それゆえApemanさんを「歴史の専門家」とガメさんに紹介してしまいました。
典拠が提示された以上、それについては判らないことは語らないのが研究者としてもあるべき姿ではなかろうかと思われます。あるいは読むかのどちらかが求められるのではないかと思われます。
Apemanさんは、あるいはガメさんの論の進め方、語り口、などについて焦点をあてたいとお考えかもしれませんが、それは相互の主観がどうあれ、相互に礼節なり理想の語り方を求めて情緒だけエスカレートするという、とっても情けない何かに陥りますゆえ、踏むべき手続きを一歩ずつ踏むのが妥当と私は思います。
警察と検察は、江戸時代みたいに月番交代制にして相互監視させるべきである、その他
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誰もが色々なアイデアを持っているものであり、でもって私も色々思いついてしまうことがあるが、そのアイデアを実現させるとなるとものすげえ労力と高いハードル越えをしなくちゃならないので、せめてアイデアを共有する人が増えてくださることを願い、以下記す。
警察と検察は、江戸時代みたいに月番交代制にして相互監視させるべきである
警察や検察はそれをチェックする機関が日本には存在しないので、こいつらが暴走すると1930年代の軍部暴走と同じようにかなりやばめであり、でもってどうも暴走している気がしてならない。
ところで、江戸時代の警察と都庁を兼ねた役所は町奉行であり、町奉行は「北町奉行」と「南町奉行」に分かれていた。「北町」「南町」は地理的区分ではない。「北町」「南町」は月番交代制であり、同じ業務を交代で行なう。非番の月は主に書類整理などを行う。
人間は自分たちの行いが他人によってチェックされないでいると必ず腐敗暴走する。毎月他人に引継ぎ、その他人により自分の仕事がチェックされるとわかっていれば、あまり無茶はしない。
この仕組みは現在の警察や検察をチェック・管理するのに応用すべきだと私は思う。江戸時代の行政に関して詳しい人と、現在の警察検察などの行政に詳しい人により、現在の制度の抜本改革案が作られるべきだと思う。
…政権交代で期待したのはそういうことをしてほしい、という願いだったと思う。このアイデア、けっこう以前から暖めていたんだが、人に伝えたり広めたりすることが今までなかったので、ここに記す。
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オタク産業は景気刺激策の鍵である
先日「日本史のツボ」という本を読んでいたら、以下の記述に会った。
そのころの日本人全体に根付いていた価値観。これを〔信長は〕ぶっ壊そうと考えた。それは何かというと、土地至上主義の価値観だ。
〔略〕信長は土地を財とすること自体は否定していない。しかし〔略〕改革の阻害要因になると考えたわけだ。
しかし、土地を大事にするという気風は日本人に長らく染み込んでいるから、いきなりそれを真っ向から否定するわけにいかない。一番いいのは、別の新しい価値観を植えつけることだ。(119p)
新しい価値を発見した。土地に代わるべきものはカルチャーだ。これを付加価値として経済政策に加えようと。
つまり、〔略〕人間生活に関わりのある衣食住の中に使う全てのもの〔略〕の中に付加価値として文化性を加える。〔略〕
〔略〕カルチャーを衣食住に加えることによって〔略〕さまざまなニーズが生まれてくる。〔略〕
〔略〕芸術家も輩出することになるし、同時に〔茶道の〕茶碗づくりといった物づくりの需要も高まる。そうすれば、雇用が創出されると同時に、〔略〕生活者が〔略〕より豊かなステージでみんなが生きていくことができる。〔略〕
それを実践するにあたって、まずは部下の給与制度から変えていった。そうすることで、たとえば、柴田勝家に能登半島をやろうかといったら、勝家は土地はけっこうです、それより利休の茶碗をください、などというようになった。
秀吉は、わたしはお茶の会を開かせてください。そうすると自分のステータスが上がりますので、などと懇願してくるようになる。〔略〕
それがどんな好影響をもたらしたのか。内需を生んだ。〔略〕カルチャーを中心にしたニーズを生んでいった。これに、そんなにお金がないだろうと思っていた民衆も乗ってきた。〔略〕
〔略〕それによって、いままで埋もれていた物づくりに携わる職人や芸術家などが一斉に仕事を得て、それに見合う報酬、賃金も得るようになっていったのだ。(121-123p)
思うんだが、現在の社会というのは、世界的に経済縮小の局面に入っていて、たぶん今後100年、じりじりと経済は縮小すると思う。で、日本は世界に輸出できるものが減ってきているので、輸出中心主義は棚におくべきである。内需拡大政策は古くは中曽根康弘の時代からするする言うていて結局自民党政権時代は土建にばかり金を突っ込むというダメな使い方をしてきた。と思う。
ので、信長に習って、文化でもって内需拡大をするべきである。で、現在の日本で注目するべき文化といったら、これはもうオタク文化であり、これを活用しない手はない。ここを意識的に活性化させ内需拡大させ、その上で、オタク文化輸出にまで高めるべきである。以前から言っているが、最も安上がりで確実な国防は世界みんなをオタクにし、日本がオタクの聖地としてのステータスを守ることである。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070416#1176685496 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20061130#1164826590 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20090324#1237845538
中国は「アニメ特区」を作ってそこでだけはエロアニメですら作成できる、そういう経済政策を採ろうとしましたけどエロアニメを作れるのなら政府批判アニメも作れてしまってそれではまずいでありますということでストップがかかっているそうだが(情報未確認)、中国がストップかけているというのは日本にとってたいへんな幸運であるので、オタク産業を日本の基幹産業とする経済政策を今のうちに実行すべきなのである。
日本の不景気というのは、金がない不景気なのではなく、金が動かない不景気である。よって、文化により金が動き回りさえすれば、この先20年くらいは日本の経済は廻るのではないかと思う。経済やら経済史やらに詳しい人は研究してくれるとすげえ嬉しい。
日本がオタクの聖地でい続けられるかは、ここ5年、長く見ても10年が勝負であり、あまり実は時間が残っていない。もたもたしているとアニメーターなどが餓えて死ぬか日本国内で絶滅する危惧がある。文化は死滅する時は一瞬だ。今あるから20年後もあるはずだし20年後もトップなはずだなどというのは安穏としていたら全く約束されない幻想だ。
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