カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

河北新報の記者を応援せよ

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20101224#1293210910の続き。
ツイッターから以下引用。

http://twitter.com/#!/hiroujin/status/18592229811560448
【緊急拡散!】宮城県児童ポルノ単純所持規制条例は漫画、アニメも対象!「アニメ漫画を含めるかは別途で議論する」(25日朝刊 河北新報県内版 14・15面「みやぎ総合

以上引用。以下ツイッター経由で12月25日「河北新報」14〜15面より抜粋。

「県、児童ポルノ「単純所持規制」禁止検討 趣味がニーズ/自ら画像を入手すれば処罰/県民を守る基本的な責務」
有識者懇談会座長 小泉・県環境生活部長に聞く
県が児童ポルノの「単純所持」規制の検討に入った理由は何か。有識者懇談会の座長、小泉保県環境生活部長に聞いた。

――なぜ今、規制強化の検討に乗り出したのか。
「県内では2009年に38件、26人が児童ポルノ禁止法違反で摘発され、増加傾向にある。インターネット上の氾濫は特に深刻で、母親が幼い娘の裸を撮影して売り渡す事件も起きた」
「わいせつな画像や映像は、一度撮られると無数にコピーされ、消せなくなる恐れがある。被害児童は生涯、深い傷を負う。根絶には趣味で所持するニーズの遮断に踏み込み、製造・販売の規制と利用制限の両面作戦を展開する必要がある」
――どんな場合に処罰されることになるのか。
「具体的には今後の検討だが、例えば性的刺激が目的のサイトに自らアクセスし、画像を入手すれば処罰される。通信販売でも同じ。規制対象は児童の実写が基本で、性的描写のある漫画やアニメは別途議論していく」
――法律の範囲を超えた条例制定は憲法違反に当たるとの指摘もある。
「国が法改正に動かない現状で、県民を守る自治体の基本的な責務として規制強化を検討する。自治体が先導的な役割を果たす意義は十分ある。公害問題では自治体が上乗せ規制を行い、後から法改正がついてきた歴史がある。明白な憲法違反にはならない」
――今後の進め方は。
有識者懇談会で意見を聴き、来年3月末に条例化するか判断する。条例内容の検討は来年度になり、県議会への提案は早くても夏以降だ。県民の意見を幅広く募りながら検討していく」」

以上引用。以下考察。
この条例の「児童」って、何歳ということにするんだろうね。18歳未満とかになったら、たいがいの成人向けマンガとかエロゲ持っていると逮捕ということになりそうですよ。逮捕されたら「とにかく弁護士に会わせろ、それまでは何も言わない」とだけ言って、黙っているのが賢明ですよ。初回の弁護士接見は無料ですからとにかくそこまで頑張れ。*1
という自体にならないように、宮城県人も宮城県外人もこれは大騒ぎするべきだろう。
以下、我々にできること。
1;まず、宮城県内の人は当然として、県外であってもこの記事を載せた記者に、あるいは河北新報に応援手紙、応援メールを出すべきことだと思う。「良好な反応が多数あった」という事実は、この記者の立場を強化する。 この報道は「大騒ぎしてくれ」という記者からのメッセージだと我々は解するべきだ。同時に、この記者へのバッシング電話がじゃんじゃんかかる可能性があるから、それに拮抗できるだけの応援メッセージを河北新報へ届ける必要がある。
2;宮城県議会に「陳情」http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20101219#1292768122するのは無駄ではないはず。

http://twitter.com/#!/tack718/status/18675197888434176
tack
全国的な規制拡大を抑えるために、宮城県児童ポルノ単純所持禁止条例に反対の手紙・メールをお願いします。知事宛と県宛の両方に送るのが好ましいかと思われます。県外の方からでも効果はあります。http://qrl.jp/?324733  1時間前 webから

3;新聞テレビに宮城県条例について報道しろ、とメールをするのは有益なはず。宮城新報記事が共同通信とかに配信されると、ステージが変わる。
4;宮城県の政治・行政・書店などに伝手のある人は、その人に当たって、情報を伝えるか、宮城県内の「空気」「情報」がどうなっているか調べ、ブログやツイッターなどで発表することは有益なはず。
5;この宮城県条例がスムースに通れば、他の地方自治体も同様の「単純所持禁止条例」を出してくると予想される。ドミノ理論。よって、反対論が県内外から湧いている、ということを宮城県議会に感じさせなくてはならない。都条例の際の「反省」を踏まえつつ、宮城県議会並びに宮城県行政に「圧力」をかけなければならない。今回は都条例の際と違い、議会に「最前線」が食い込んでいるわけではないので、そこが我々の最も不利な点だ。だから伝手のある同志諸姉諸兄の力が頼りとなる。
6;宮城県内の「未成年」による議会・知事・議員・河北新報への手紙は有効。かなり効くはず。面会はもっと効くはずなんだが、あまり未成年は無理をするな。
7;都条例反省関係 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20101217#1292522902 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20101219#1292772999 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20101220#1292839180
出版社も動かないと、ドミノ理論で地方が軒並み「マンガの単純所持規制」になって、出版物ががんがんに規制されるようになりますよ! 今は年末で出版界は死にそうだというのは理解しますが、宮城県条例対策に会社の人員を特命で確保しておかないと、出版の未来もなくなりますよ! まだ宮城県条例制定までは若干時間がありますので、出版界も都条例の反省を生かしてちゃんと宮城県行政と宮城県議会への対策を打ってください。

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*1:逮捕時には「逮捕されましたよ」という旨を外部に伝えるには弁護士を介す以外にないので、その事実を伝えるべき人物の電話番号を記憶しておけ。逮捕時には手帳の類、携帯電話の類は全て没収されている。頼みは自分の記憶力と度胸だけ。

小沢一郎が「冤罪」であることは同意する

http://civilopinions.main.jp/を読んで思ったんだけど。小沢一郎が「冤罪」であることは同意する。検察の暴走であることも同意する。アメリカが小沢一郎を潰したがっているのかもしれない、という可能性を認める。
しかしながらそれはそれとして国会の政倫審などで弁明しろよ、と思う。小沢一郎がそういうのに耐えないキャラだというのはなんとなく判るんだが、弁明しないことを美徳だとは全く感じない。

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東京都治安対策本部曰く、「意見を聞く必要はない。調整する必要もない」

以下メモする。

NAGAOKA Yoshiyuki 過日、日本出版学会で発表した「出版流通の側面から見た出版の自由」の要旨を出版流通部会の事務局がまとめネットに載せてくれた。「マンガはなぜ規制されるのか」のエッセンス的内容。http://bit.ly/dFVacR
NAGAOKA Yoshiyuki 東京都青少年条例の施行規則について事前に業界や健全育成審議会に諮ったり、意見を聞いたのか東京都治安対策本部に問い合わせ。「意見を聞く必要はない。調整する必要もない」との説明。

これはひどい

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「警察全体に認知件数を減らすように指令が出ています。」その他

1

http://togetter.com/li/82089
【警察に情報提供すると・・・】秋田の弁護士殺害事件に最して落合洋司弁護士がつぶやいたひとこと
警察に情報提供するとインターネットで垂れ流しになるし、警察で事情聴取を受けると暴言吐きまくられて、録音して証拠が残っていても検察庁にかばわれてクビにもならず罰金程度でお茶濁されるし、殺されそうになっても警察が犯人をアシストして死ななくてよいはずの被害者が殺されてしまう。 yjochi 2010-12-23 21:42:04
自分が刺されそうになっていたら、警視庁のおまわりがやってきて、間違えた振りして犯人が刺しやすいように羽交い絞めにしたりするかもしれないと思うと怖い。 yjochi  2010-12-23 21:54:26
秋田の弁護士遺族は、その場にいた奥さんを含め具体的に説明している。警察が、そうではない、状況は違うと言うなら、同様に具体的に説明すべきだろう。 yjochi 2010-12-23 22:01:03
その場に行ったおまわりの顔もしっかり見たいので、是非、出てきて当時の状況を再現してもらいたいものだ。 yjochi  2010-12-23 22:02:10
現場が混乱していてやむをえなかった、最善を尽くした、というのなら、出てきて説明できるだろう。それができないなら、対応に問題があり、弁護士遺族側の主張通りと推認されてもやむをえまい。 yjochi 2010-12-23 22:03:40

2

ukihiro ジャーナリスト

俺たち訴えられました!---SLAPP裁判との闘い

俺たち訴えられました!---SLAPP裁判との闘い

さんが体験した警察の横暴 http://togetter.com/li/82613

3

http://twitter.com/#!/gandalfMikio/status/18531006688534529
@gandalfMikio 河合幹雄 警察全体に認知件数を減らすように指令が出ています。2004年を頂点としたその後の認知件数の減り方は異常であり、公式統計の信用性を失うレベルに近づいています。現場で無理する輩(被害届をひっこめさせる)が現れるレベルでもあるのでしょう。 6時間前 webから

http://www.kepco.co.jp/insight/content/column/column073.html
2005.02.01 「地域社会の治安を守る──安全神話崩壊後の共同体再生」

4

年末になってTVでも警察スキャンダルを少しは取り上げるようになったのは、出版による抵抗が多少効いているんだろうか。例年だと年末は「警察予算を増やせ」と言わんばかりの凶悪事件報道洪水が起きるものだが。

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本日の画像は 「☆」/「椋野」のイラスト http://piapro.jp/t/6OV8 から。
本日のボカロ曲

日本の殺人 (ちくま新書)

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安全神話崩壊のパラドックス―治安の法社会学

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