カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

需要供給曲線

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050604/1117914271 の続き。ごくサラリと。
需要曲線とは「この金額なら買うよ」という人の数。供給曲線とは「この金額なら売るよ」という人の数。
価格が高い時は「この金額なら買うよ」という人の数は少ない。「この金額なら売るよ」という人は多い。結果、値崩れする。そして「均衡価格」で需要と供給が落ち着く。
以上、「条件が同じ時」の場合。
時間が経てば「条件」が変わる。
たとえば好景気なら「この金額なら買うよ」という懐の暖かい人は増える。これが「需要曲線が右へシフト」することである。より高価な金額とより多い流通量で「均衡価格」となる。
ふつう四半期ごとに決算があり、「均衡価格」は変動する(条件が変わったと見なされる)。
仮に政治が介入して、物価を「供給曲線」より下方に設定しようとすると、「売るよ」という人がいなくなり、流通は止まる。これはアメリカの不動産で戦前に発生した事例である。
以上。
蛇足すると、以上は、つまり「需要供給曲線」概念は、「経験的にわかった事柄」ではなく、「観念」である。