カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

選挙のお手伝いに行く

9月2日、民主党某候補選挙事務所へ押しかけお手伝いに行く。

9月2日、私が支持している民主党某候補の選挙事務所へ押しかけお手伝いに行く。
駅前に、「(翌日に)安倍晋三来る」との自民党の捨て看発見。…安倍晋三、相変わらずいけ図々しい。俺がその場にいたら「お前、年金未納だろ、なぜまだ公表してないんだボケ、公表してから演説しろボケ」と野次り倒してやるとこだが。とか思った。
某候補選挙事務所に行くのは数年ぶりだが、いつ行っても雰囲気がいい。今回も雰囲気が良かった。
夜、某候補さんの演説を聞く。民主党マニフェストに「衆議院定数80削減」とあることについて、「個人的には議員の数は増やしたほうがいいと思うが」と前置きあり。
以下は候補さんの意見ではなく私の考えなのだが、議員定数を減らして誰が喜ぶかというと、議員が指導力を振るうことを嫌がる高級官僚だ。削られるのは、地盤看板カバンの乏しい非世襲議員で、非組織内議員だ。ただでさえ狭い永田町村をもっと狭くし、ただでさえ小選挙区制で狭くなっている意見の多様性をさらに狭め、選挙にだけ強くて政策に無関心な議員だけを残す。だから「議員定数削減」という政策は、根本的に間違いだ。国政を私物化しようとする、馬鹿げた政策だ。民主党の中で誰が唱えているか知らんけど。小沢一郎はずっと以前から「議員定数削減」を言っているけど。少数政党の自由党時代も言っていたのはバカちゃうかと思ったが。議員定数削減になったら少数政党である自由党から必然的に消滅するから。消滅すればよかったのに。閑話休題
この某候補選挙事務所のお手伝いボランティアは定年になった方々が多いのだが、そのご老人が帰り際、「帰宅したらネットで自民を叩いてやる」とおっしゃっていたのが面白かった。のでここに記録しておく。アンチ与党なご老人がWEB街宣されるのは良い傾向だと思う。
帰宅すると、駅前で、別な私の支持する某候補が演説をされていた。翌日お手伝いに行くことを告げ、帰宅。

9月3日、別な民主党某候補選挙事務所へ押しかけお手伝いに行く。

9月3日、私が支持しているもう一人のその民主党某候補の選挙事務所へ押しかけお手伝いに行く。電話掛けと、「練り歩き(桃太郎)」と、駅頭をお手伝いする。イマイチ、ポスターとかが貼ってなく、ここの選挙区は選挙事務所の動きが鈍い。都議会選で敗れた選挙区だから、そのときの疲労が残っているのか。
候補も体調が宜しくないそうな。宗教右翼が呪いでもかけているんじゃないか、とか私は思った。選挙区内にカルト宗教の施設が色々あるからなあ…。統一協会とか真光とか。対立候補である自民候補は、統一協会や真光の支援を受けているだろうから、カルト本業の呪術くらい行なわれていても不思議じゃないと思う。閑話休題
この候補の選挙事務所は選挙区内に二つあり、私の自宅から近いほうは小さいほうの選挙事務所だ。選挙事務所にいる人の数は少ない。民主党関係者の人へマニフェストの「議員定数削減」は賛成できない、という話をする。「減らすのは比例区だからいいじゃないか」との返事。民主党自民党を上回っているのは特に比例区においてだろ、なんで自分が勝っているほうを減らすんだ、アホか、と思った。のでそう言った。「比例区の定数を削減すれば社民や共産がなくなるからいいじゃないか」との返事もあった。私はそこの候補をは強く支持しているが、民主党の中にはこういう人がたくさんいるのかと思うと実に情けない。ていうかどうも民主党の、特に市議レベルの人は、何かを激しく勘違いしている人が時々いる。
東京比例区では社民党に入れることを周囲にも勧めよう。少数意見を排除することを良しとするような政党は圧勝させるべきではない。
夜、帰宅して留守電を聞くと、今日お手伝いした候補の選挙事務所(大きいほう)から「お手伝いしてもらえないか」とのメッセージあり。大きいほうの選挙事務所に顔出さないとあまり意味がないのかもしれない。明日かあさって、お手伝いに行こう。
駅頭で候補が演説した内容の一つに、「少子化」の問題がある。現在、「第二次ベビーブーム」生まれの人々が、三〇歳台になっている。本来なら、「第三次ベビーブーム」が起きないとおかしい。が、起きていない。結婚しにくく、子供を育てにくい社会だからだ。急がないと取り返しのつかないことになる、とのこと。小学生の社会の人口ピラミッドの単元を見ると、誰もがそのことに気づくが、日本の行政はそのための施策をしていない。郵政問題なんかより遥かに火急な問題だ、というのは候補の言うとおり。

社民党保坂展人さんのブログから

オタクバッシングを考える その1
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/c/f90c395a1cd213446a5b7a5f38c725ee
身辺コラム / 2005年08月27日
 つくばエクスプレスが開通し、始発駅の秋葉原に注目が集まっている。
 秋葉原といえば、家電街の代名詞だったが、最近はパソコン街に変貌するとともに、オタクの聖地と称されるようになった。オタクが広めた「萌え」という言葉も、アキバ文化が発祥という。
 だが、迷惑防止条例などによって新宿歌舞伎町の“環境浄化”が進んでいるのと同じように、アキバが“悪場所”とされ、アキバ的なものが“有害環境”扱いされて、警察などによる監視が厳しくなってきたと聞く。
 友人からこんな話を聞いた。「昨年末ごろから、秋葉原では、警察の職質による被害報告が急増している。パソコンの改造用にドライバーやカッターを持っていただけで、逮捕に至った例もある。大きなリュックサックに、今風ではないファッショに身を包んだ気の弱そうなオタクがメインターゲット」いわば国家権力による「オタク狩り」だ。
 オタク文化を象徴するものに、ゲームやマンガもある。これらに対するバッシングも激しくなっている。神奈川県の松沢成文知事は、首都圏の都県知事に、青少年条例を同一のものにして、「残虐物のゲームソフトを規制対象」にしようと訴え、東京都・石原慎太郎知事や埼玉県・上田清司知事らが賛同したと伝えられた。
8月23日に中学生が警察官に斬りつけた事件では、マスコミはこの動きに追随するように、アニメやホラー映画に影響されたかのような報道をしている。
 エロマンガが刑法175条のわいせつ図画頒布罪に問われた事件もあった。6月16日に東京高裁の判決が下され、出版社の社長は罰金150万円を科された。懲役1年執行猶予3年とした一審判決を破棄したものの、基本的には過去の最高裁判例を維持して、刑法175条は表現の自由を侵害しないという判決だった。
 実は、この摘発劇には、警察庁の元キャリアで前衆議院議員のH氏が関与していたという。高校生の机からエロマンガを見つけ出した父親がH氏に取締りを訴え、彼が警視庁に取り次いだというのだ。
(『発禁処分「わいせつコミック」裁判・高裁編』(長岡義幸著、道出版)による。現在、最高裁に上告中)。

オタクバッシングを考える その2
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/4b2867b1131700132675d05530b1b355
身辺コラム / 2005年08月27日
 私〔保坂展人〕が国会議員だった2年前には、出会い系サイト規制法に反対した。この法律では10代の女の子と20代以上の男がメールをやりとりするだけでも売買春にされかねない内容だった。私の質問に、谷垣国家公安委員長はメールの行間を読んで取り締まると答弁したが、これには納得がいかなかった。
 しかし、国や自治体、警察がいちいち私(わたくし)の領域に踏み込んでいいのだろうか。事件が起これば、次々に規制をしたり、法律がつくられていくという、何でもござれという状況だが、それで「非行」がなくなることはない。東京都条例では、夜11時以降、18歳未満は親同伴でもカラオケボックスの入店を禁止して非行をなくすと言っていたが、別の場所に行くだけのことだ。
 石原都知事は、かつて散々“不良文化”を謳歌しておきながら、いまの子どもたちにはレトロでカビくさい道徳と倫理を押しつけている。東京都の設けた会議では、中学生のセックス禁止という話まで飛び出すようになってしまった。
 “オタク狩り”も、弱いところから叩こうということではないか。カッターやハサミを取り上げれば殺傷事件を未然に防げるという発想が信じられない。警察には、秋葉原をうろうろしている連中の性根をたたき直してやりたいという衝動があるのではないか。
 しかも、本来事件にもならないことを事件化してオタクや外国人を捕まえれば、警察が仕事をしているように見える。重大な事件が解決していないことを粉飾する意味もあるように思える。
 エロマンガがよくないというなら、人殺しの場面ばかりの時代劇や戦争映画、大河ドラマをなぜ禁止しろと言わないのか、子どもたちが真似をする殴り合いの格闘技の放送がなぜ問題にならないのか。しかし、テレビに出ているコメンテーターは決してこんなことは言わない。多数派の嗜好だからだ。その代りに、エロマンガのような市民権のない少数派の嗜好に犯罪の原因を求め、規制を強化して安心る。
 心のなかではどんな妄想をしてもかまわないと考えて、ボクらは育ってきた。でも、短絡的に「道徳」や「倫理」を強調し、子ども、若者の心を統制しようとする「心の教育」が叫ばれるようになってから、だんだんおかしくなってきた。
 佐世保小6殺害事件の背景も、そこにある。自分のことは自分で決められるというのが民主社会だったのに、公共の安全・秩序を基準にワガママを言わず多数に従い、物事を決めるべきだという戦前の隣組的な考えが蔓延しつつある。
 総選挙では、自民党は青少年の非行対策を絡めた「青少年健全育成基本法」の早期成立を目指すとマニフェストに記した。民主党は「残虐な暴力や性暴力などの有害情報から子供を守るため」という理由を掲げて、「特定暴力情報等からの子供の保護に関する法律」を制定するとしている。いずれも子どもを保護の対象にするという発想が色濃くにじみ出ている。
 子どもを権利の主体から遠ざけようとする動きにも対抗していきたい。

あ、しまった。今日〔9月3日〕、保坂展人さんの決起集会だったのか…。