カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

立ち往生

塾へは、雨天以外は自転車で行っている。今日もそうだった。帰る際、豪雨になっていた。電車で帰ることにした。
新宿で乗り換えようとしたとき、所持金が100円未満なことに気づいた。これでは切符が買えず、帰宅できない。しまったなあ、所持金確認しておけば良かった。と思いながら、改札を出て、ATMを探す。
都庁へ向かう地下通路の途中でコンビニとATMを発見し、下ろそうとするが、「このATMは11月から稼動予定です」との張り紙。使えないのか。コンビニを出て、地上に出る。雨の中をぐるぐる歩く。
3軒目のコンビニでATMを発見する。カードを入れる。
「この銀行とは提携していません」との表示が出る。とほほ、と思い、時計を見る。終電まではまだ1時間ある。
「終電にもし間に合わなかったら、金を下ろして、マンガ喫茶で夜を明かしてもいいかな」とか思いながら、東口のほうへ歩く。
サラ金の看板はたくさんあるが、銀行の金を下ろすことができるところが見つからない。ようやく一軒コンビニを発見。ATMは置いてないみたいだ。さらに雨の中を歩く。身体に雨が染みてくる。靴が徐々に水を吸っていく。歌舞伎町で一軒コンビニを発見。ここにもATMがない。さらに歩く。
私と同様、ATMを探しているスーツ姿の若い男が私の前を歩く。さらにもう一軒コンビニを発見。先ほどの若い男が「ATMありますか?」と店員に尋ねているうちに私はATMを発見し、カードを入れる。このATMは私の銀行を扱っているな、と確認しつつ、暗証番号入力した。扱えない、との表示が出る。どうしてだ、と思い、手元を見ると、私の銀行は15日土曜21時から17日月曜9時まで、銀行が合併する都合で扱えない、とのシールがATMに貼られている。「え?」と思い、シールの記述を読み返す。月曜朝まで金が下ろせない、現在は土曜の夜。
時計を見る。終電まで残り30分。
銀行から金が下ろせないのなら、新宿にいても、月曜朝までの2夜、路頭に迷うことになる。タクシーで帰る、という手段も、カプセルホテルに泊まる、という手段も使えない。
サラ金から金を借りて帰る、という方法はどうだろう、と思い、サラ金を探す。が、深夜は営業していないようだ。
あとはどういう手段がありうるだろうか、と考えた。
以前、田舎で移動中にトラブルが発生して、電車代がなくて、交番から金を借りて帰宅したことがあったことを思い出した。そうだ、交番で借りよう。さんざん警察批判をブログでしておきながら警察を頼るんかい、と自己ツッコミするが、いやいや、制服警官と公安警察は全く別組織だからいいのだ、と自分に言い聞かせて交番へ。終電まで残り15分弱。
電車賃を貸してほしい旨説明する。「今の時間帰れるの?」と訊かれる。「なんとか間に合います」身分証提示を求められる。幸いにして保険証を持っていた。住所氏名年齢電話番号を書類に記入し、指紋を押捺し、電車賃を借りる。
駅に入り、切符購入。終電が出るまであと1〜2分。階段を上り、終電に滑り込む。どうにか帰宅できた。おまわりさんありがとう。あの銀行に金を預けておくのはもうやめよう。どの道、私のような貧民の個人個人の預金なんて銀行は相手にしていないんだ。郵便局に預けよう。とか思う。
16日の渋谷での共謀罪反対デモhttp://blog.goo.ne.jp/kyobozai/e/f450c08567617cef91e58f03ead91444には電車賃がなくて行けません。

この記事を読んで何か感じられましたら、をクリック下さい。