カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「自転車盗」を使うことで、検挙率は簡単に操作できるし操作している

毎日しつっこく制服警官さんに「自転車盗」チェックを受けるんだが、これは警察組織が「検挙率」を操作するためにさせているらしい。

http://www.mainichi.co.jp/universalon/clipping/200402/378.html
オピニオン「論」 犯罪統計と治安 浜井浩一龍谷大法学部教授 〔2004年2月〕
警察統計は、警察の方針次第で動く面がある。かつて公安警察が主流で世界一の検挙率を維持するのが目標だった時代がある。そのために「自転車盗」を使った。例えば夜中に放置自転車に乗った若者を職務質問して止めると認知イコール解決で、検挙率100%。どんどん解決する。〔略〕
過去20年間の警察庁長官の訓示を調べ、犯罪統計にどう影響したか、分析してみた。88年、金澤昭雄長官になって方針転換している。公安重視から「国民が求めている警察」へシフト。また96年、国松孝次長官当時に「被害者対策要綱」を出し、さらに変わった。ただ、警察は巨大階級組織で、上が変わっても現場の警察官の意識が変わるまでに時間がかかる。
その最中の99年に桶川ストーカー事件が起き、警察の対応の悪さが厳しく批判された。それ以降「告訴・告発は全件受理しろ」と指示を徹底し、一変した。男女や親子間のもつれ、ヤミ金融など全部受けて、ものすごく忙しくなった。「オイ、コラ」の警察が泣き寝入りしていた被害者の訴えを聞くようになったのは良いことだが、おかげで余罪捜査がほとんどできなくなった。刑法犯の8割以上が窃盗で100件以上、余罪のあることが多い。検挙率が急に低下したのも当然だ。

つまり「自転車盗」チェック期間は、「検挙率の数字上上げましょうキャンペーン」期間なわけね。
警察をマトモな組織にしようとした金澤昭雄と国松孝次はともに刑事警察出身。その他の警察庁長官は歴代公安警察出身。で、狙撃されたのは刑事警察出身で公安警察予算を削ろうとした国松孝次。さてここで問題です。国松孝次が狙撃されてトクをするのは誰でしょう?

ぽちっとな