カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

総務省による「インターネット上の違法・有害情報への(略)研究会最終報告書案」整理(3)

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060716#1152992609 の続き。

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以上のことから、フィルタリングサービスについては、特に青少年を有害情報から守る意味で必要性についての認識はあるものの、まだその存在や内容が十分に認知されていない、導入の手続が面倒そう等のイメージがあることから利用率が低い状況にあるといえる。

この文書はフィルタリングサービスを強制的に導入させるための宣伝文書と読める。なお、ここで言う「強制的」とは、官庁が要求するとおりにフィルタリングサービスを導入しないと嫌がらせするぞ、というメッセージを意味する。

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一方、携帯電話ではパソコンに比べ処理能力等の点で劣るため、児童を有害コンテンツから保護する有効な手段であるフィルタリング機能が実現していなかった。
そこで、総務省では平成16年から17年にかけてモバイルフィルタリング技術の研究開発を行い、平成18年3月に研究成果についての取りまとめを行った。本研究開発での検討の成果をもとに、平成17年7月から順次携帯電話事業者各社では、従来よりも機能の向上したフィルタリングサービスの提供を開始している。

「パソコンは携帯電話より優れたフィルタリングサービスが行なわれている。」という前提でこの文は書かれている。その優れたフィルタリングサービスの能力は以下のとおりである。

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060301#1141151238

i-Filterが「非有害サイト」と見なしたもの

消費者金融オンラインカジノ(ただし「オンラインカジノ」検索したうち1.8%だけは「有害」扱い)、週刊ポストhttp://www.ebookjapan.jp/aii/f_url.asp?url=/aii/index_post.aspWinnyオウム真理教統一協会、薬・違法@2ちゃんねるhttp://tmp6.2ch.net/ihou/

つまりフィルタリングソフトは全く何の役にも立たないと判断するのが妥当である。こんなものに税金を使うのはバカである。

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このため、フィルタリングサービスの更なる利用促進に向けて、既存の各種普及啓発活動の相互連携を図るとともに、各事業者においては、フィルタリングサービスの内容、利用方法、手続等について、ガイドブック、セミナー、広報等を通じた普及啓発活動が一層積極的に行われていくことが期待される。

警察天下り団体・総務省天下り団体であるフィルタリング会社の宣伝に税金を使え、と総務省は要求していると読める。あるいは無償で警察天下り団体・総務省天下り団体であるフィルタリング会社の宣伝に協力しなければ嫌がらせするぞ、という意思表明だと読める。

大衆にヌケヌケと情報統制を強制しようとしている情報統制利権を欲する豚どもはくたばれ、と憤る同志は  をクリックされたし。