カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

薬害肝炎

以下メモ。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070324/mng_____sya_____008.shtml
国の責任三たび認定  薬害C型肝炎 東京地裁賠償命令
 汚染された「フィブリノゲン」などの血液製剤を投与され、C型肝炎ウイルスに感染したとして、全国の患者二十一人が国と製薬会社三社に、総額約十三億五千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が二十三日、東京地裁であった。永野厚郎裁判長は「国と製薬会社は感染危険性を医療現場に警告する義務があった」と述べ、国と「三菱ウェルファーマ」(旧ミドリ十字)と子会社の賠償責任を一部認め、原告十三人に計約二億六千万円の支払いを命じた。
 大阪、福岡両地裁に続いて、フィブリノゲンについて国と旧ミドリ十字の責任を認めた。賠償額は一人当たり千三百二十万−二千二百万円。十三人中六人が国と製薬会社に、七人が製薬会社にだけ勝訴した。「クリスマシン」についても初めて旧ミドリ十字の賠償責任を認めた。
 判決はまず「フィブリノゲンとクリスマシンの有用性は認められる。国が薬を承認したことや製薬会社が製造を続けたこと自体に責任はない」と認定。
 その上で、旧ミドリ十字医療機関に対し、(1)ウイルスをなくす処理方法の変更で、ウイルス処理が不十分となり、C型肝炎に感染する危険性が高まったこと(2)低フィブリノゲン血症患者以外に使用してはならないこと−などの指示・警告を怠ったと指摘。「国も旧ミドリ十字を指導して、医療現場への警告を尽くさせることを怠った」と述べた。
 クリスマシンについては「旧ミドリ十字は八四年一月以降、危険性を知り得た」として過失を認定したが、国の責任については「十分な副作用の報告を受けていなかった」と否定した。
 原告二十一人は八〇年から八八年にかけ、出産や手術の出血などを止血するためにフィブリノゲンやクリスマシンなどを投与されて感染。慢性肝炎や肝硬変、肝がんになった。原告のうち二人は亡くなった。
 薬害C型肝炎訴訟は二〇〇二年から全国で百六十人が提訴、大阪、名古屋など五地裁と二高裁で争われている。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-03-24/2007032401_02_0.html
薬害C型肝炎 国・企業に賠償命令 東京地裁 クリスマシンでも責任
 血液製剤フィブリノゲン」と血友病治療製剤で止血剤に使われた「クリスマシン」投与でC型肝炎ウイルスに感染させられて肝硬変や肝がんなど肝臓病になった被害者二十一人(二人死亡)が、国と製薬会社旧ミドリ十字(現三菱ウェルファーマ)など三社に総額十三億五千三百万円の損害賠償を求めた薬害肝炎東京訴訟の判決が二十三日、東京地裁(永野厚郎裁判長)で言い渡されました。
 永野裁判長はフィブリノゲンについて「緊急安全性情報を配布して危険性について指示・警告する義務違反があった」として、国、製薬会社の賠償責任を認める判決を言い渡しました。また、クリスマシンについては八四年一月一日以降「C型肝炎(当時非A非B肝炎)の発症の危険性が高く、使用を限定するなど指示・警告を怠った」として製薬企業の責任を断罪しました。
 その上で、国と三菱ウェル社など製薬二社に、一部の患者について一人当たり千三百二十万円から二千二百万円の賠償を命じました。
 大阪、福岡両地裁に続いて三件目の司法判断も国と製薬会社の責任を認める判決となりました。クリスマシンについて製薬企業の責任が認められたのは初めてです。
 しかし、投与時期をめぐって明暗が分かれました。争点は(1)フィブリノゲン製剤などの有効性・有用性と副作用の危険性についての判断(2)C型肝炎ウイルス感染による危険性が予見できたか(3)製剤投与と感染の因果関係(4)大阪、福岡両地裁判決では認められなかった「クリスマシン」による被害の責任――でした。
 昨年六月の大阪地裁判決は、旧ミドリ十字に八五年八月以降から、国は八七年から責任を認めました。福岡地裁判決は国・旧ミドリ十字ともに八〇年十一月以降の責任を認めました。
 記者会見した原告の浅倉美津子さんは「三たび責任を(司法は)認めてくれました。これをテコにして薬害根絶と、国と製薬企業に謝罪を求め、治療体制を整えるために頑張りたい」とのべました。

以上メモ。赤旗東京新聞の記事は消えないだろうけど、それ以外のweb記事の多くは既に消えている。さすが731部隊の生き残りであるミドリ十字は薬害を撒くのはねちっこくて、薬害を止めることには無関心で、報道を止めることには迅速なのかなあ、とか思った。連想で思い出したけど、千葉県の医学の世界って、旧731部隊人脈で牛耳られているそうですね。
C型肝炎は肝臓癌にしばしばなる。風邪の症状が止まらない、だるい、疲れやすい、黄痰が止まらない、急に肥満した、といった症状は肝炎の疑いがある。80年から87年に生まれた人は、つまり現在27歳から19歳までの人は、母子ともに血液検査する方がいい。母親は出産の際、薬害肝炎に罹っている可能性がけっこうある。そして生活上で薬害肝炎が家族にうつっている可能性もあるように思う。
関連 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/535/1084561243/ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/535/1033813042/268-269
薬害フィブリノゲン納入調査対象病院 http://www.asahi.com/national/hospital/ 
ミドリ十字原発利権 http://ueno.cool.ne.jp/fujiwara/1.html

731部隊が戦後のうのうとミドリ十字として薬害を日本中に撒いていたことに改めて脱力を覚えたり憤りを覚えた方は   にほんブログ村 政治ブログへ  をクリックされたし。