カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

塾講師のバイトがバカらしくなるとき/右派カルト中堅受験校とか

塾講師のバイトがバカらしくなるとき

たいへん真面目で熱意がある生徒が入試過去問を一生懸命に解き、彼女の家庭も私を大いに信用してくださり、私もその期待に応えようと給金以上の努力労力を彼女の指導に傾けるが、彼女と彼女の家庭の志望校が某右派カルトの経営する学校で、その学校に彼女が進むとその某カルトのトンデモ理論を道徳として学ぶことになるのかと思うと、塾講師のバイトをたいへんに虚しく感じる。ちなみにその「彼女」の家庭がその某カルトの信者なワケではない(たぶん)。
カルトが経営している中堅校はけっこうな数があり、そこそこ知名度があるから、ムダに中学受験が過熱している現在、「将来を考えて」親達は子供らをわざわざ金と労力をかけてカルトが経営している学校に送るという愚行をなす。その最後の一押しを私がしているわけだ。塾講師のバイトがバカバカしく感じられる瞬間は他にもたくさんあるけど。

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宗教右翼」スレッドhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1076157378/ ←ここに以前頂いたコメントを以下↓に。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/1274/1076157378/57

57 名前:・゜*ヽ(´ー`)/。・゜* 投稿日: 2005/04/23(土) 19:12:36

興味深い話がたくさんですね、ここは。いろいろと勉強になります。最近は中国の反日デモなどの影響で、否応なく感情的にナショナリズムになりやすい雰囲気ですし、ますます気を付けなければなりませんよね。
私は、残念ながらソース等はないのですが、自分の経験談にもとづく宗教右翼に関する話をさせていただきたいと思います。
私が通っていた高校は、某私立学園の高等部で、毎週一回は礼拝の授業というものがありました。そこはミッションスクールというものではないのですが、キリスト教プロテスタントを取り入れた教育をしていたわけなんですね。で、その礼拝の授業というのは、賛美歌を歌ったり聖書の一節を読み聞かせられたりした後、高等部の先生とか学園本部の先生とか、学校と縁のある(主に学校の卒業生とか学校の近隣の)教会の牧師、修道院の尼僧、さらには仏教の寺のお坊さんまで、いろんな人が説教するわけです。
キリスト教の教育を取り入れていると言っても、結局は「宗教教育に力を入れる」ということになり、宗教的なものは全肯定、したがって戦前の“国家神道”や“靖国神社公式参拝”までをも正しい、というような構図が成り立っておりましたね。要するに、彼らのような宗教家にとってみれば、政教分離の法則というものが気に入らないのであり、政治にせよ、経済にせよ、教育にせよ、人間関係にせよ、全部宗教を取り入れろという考え方なわけですよ。そうした意味では、キリスト教だろうが何だろうが、宗教=右翼というのは意図・意識しなくても、簡単に結びつきやすいものなんだろうな、と今でも思います。
さらに極めつけの説教は、学園本部の先生による「森首相(当時)神の国発言全肯定論!」(笑)…世論が滅茶苦茶反発して、内閣支持率が9%にまで落ち込んだというのに、その先生はひたすら、森首相の肩を持ちまくってマスコミを攻撃する説教を永延1時間、熱く語って授業が終わったのです。恐ろしいもんですよね。高等学校の教育というより、単なる自民党&森首相のための政治演説…いや、洗脳でしたね。まあだいたい礼拝の時間は「朝寝の時間」でしたので、マトモに受け取る生徒は少なかったようにも思われますけども。
で、なぜその先生が森首相の肩を持ったかというと、森首相の長男か何かが学校の卒業生か何かで、森首相もその時はPTA会長をしていたらしいんですよね。しかも、私立学校ってのは、文部科学省から補助金をもらったり許認可をもらったりするために、自民党の政治家と太いパイプを作っておかなければならない、みたいなことを、社会の先生が個人的に親しくなった時にコッソリ教えてくれました。特にその時その学園は、大学に新しい学部を開設するために、四苦八苦していたようです。
…ま、そんなわけで、宗教(別に神社本庁靖国神社でなくても良い)と右翼が蜜月の関係にあるというのは公然の秘密であると思いますし、私立学校と自民党が癒着しているのも自然な状態ですし、その私立学校が宗教教育を取り入れていれば、さらにこうした繋がりは強化されますから、なかなか打ち崩し難い部分はあるかも知れないですね、いくら潰しても再生可能なシステム…。

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