カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

ブロッキングへの反論も含め、反論の心得

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コメ欄http://d.hatena.ne.jp/kamayan/comment?date=20100527#cで、ブロッキングがテラヤバスな感じになっている件、教わりました。
メール・手紙は、対抗手段としてけっこう有益だから、その心得を…私なんぞが言うのもどうかとも思わないでないが、他に言える人も少ないと思うので、以下書いてみる。
1;自分の意見を、まず冒頭に簡潔に述べる。例えば
ブロッキングは、そもそも情報統制となるから、反対する」
ブロッキングは、過剰に情報を遮断するものであるから、反対する」
ブロッキングは、警察や総務省の治安利権拡大が主たる目的であるとしか思えないので、反対する」
2;自分の意見の根拠・データなどがあるのなら、それは明示するほうがいい。
3;「落としどころ」だの「妥協案」だの「対案」だのを提示する必要は全くない。 
伝え聞くところによると、企業系のロビーは我々よりもっと下手くそであるらしい。
なぜ企業系のロビーが我々オタクより下手くそなのかというと、動く前に考え過ぎ、相手(役所など)の意向を忖度(そんたく)しすぎ、結局賛成なのか反対なのか不鮮明な陳情になるから、らしい。違うかもしれないが、ありうるかと。
「規制反対」「ブロッキング反対」なら「反対」とはっきり鮮明に意見することが政治的には有効であり、「落としどころ」だの「妥協案」だの「対案」だのを考えるのはほとんど百害あって一利ない。意見を鮮明に書くこと、それが優先されるべきである。
4;自分の意見は、総務省と、地元選出議員の双方に送るのが望ましい。せっかく都議会議員と精神的距離が近づいているのだから地元選出の都議会議員にも同じ内容の物を送るほうがいい。都議会議員が国会に陳情してくれたらラッキーであり、地方議員の仕事の一つは国政に陳情することなのだ。我々は政治家を有効に使うべきだ。
5;新聞やテレビにも送ることはムダではないし、アクセス数の多そうなWEBに送ることは有益である。
6;その他の心得は http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080311#1205184684 を参照されたし。
7;ブロッキングがムダに広く情報を排除してしまう例としては、ちと古い情報になるが http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060301#1141151238 といったものがある。2006年時点では弁護士とか国会議員のHPもフィルタリングされた。フィルタリング・ブロッキングとはそういうものである。そしてフィルタリングならユーザーが確認することは可能なのだが、ブロッキングとなるともう一般有権者には排除された情報が確認ができなくなる。
たとえばこんな情報 http://www.tomabechi.jp/archives/50830011.html は警察なんかは排除したがると思うんだよね。こういう情報がブロッキングされたら我々の不利益は酷いことになる。WEBは日本の従来の情報統制を打ち破っているからこういう情報を我々は見ることができる。ブロッキングとは我々から情報を剥奪するために運用されると解すべきである。
あとは http://otakurevolution.blog17.fc2.com/blog-entry-945.html#more を参照されたし。
選挙が近いから、閣議決定した後であっても、一般有権者の意見は政界には影響力を持ちますよ。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100523#1274614812 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100523#1274615396 も陳情の回路として有効利用すべきだろうと思われます。

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小宮山洋子児童ポルノ法での動きについてですが、原則的には上記と同じ対抗法がまず有益かと。小宮山洋子の議会内の「熱い」協力者はそんなには多くないみたいだが、警察関係は利権を作ろうと必死で色々動いているだろうし、まだまだほとんどの議員は「表現規制」については「なんだそれ?」だろうから、その知識・情報の谷間部分を治安利権集団http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100521#1274369654は攻めるだろうと想像する。

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