カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

枝野幸男幹事長が議員定数削減を言い出していることに関して

私が日本最高の理性*1として信頼を寄せている枝野幸男議員が議員定数削減を公言しているらしいと聞きました。ああ、日本最高の理性であっても、あまりの多忙さに判断力が狂われることがやはりあるのか、と思い、えらい久しぶりに枝野さんにメールを送ってみた。

議員定数削減案に関して

1

マンガ規制反対活動でお世話になっています鎌倉圭悟/カマヤンです。枝野さんが議員定数削減案を表明していると伺い、これだけは申し上げないとならないと思い、メールいたします。
今更私などが申し上げるまでもありませんが、議員定数削減は国民にとって代表者の数を減らすこととなり、全く国民を利しません。枝野さんがすべきはそのことを表明し、図式を明確化することでありまして、頭の良くない小沢一郎が決めた議員定数削減案を公約化することではないはずです。枝野さんも多忙を極めすぎて、若干勘が鈍られていらっしゃるのだろうかと心配し、メールを差し上げます。

2

以前、以下のように議員定数削減案についてまとめてみたことがあります。webで前回衆院選選挙期間中に流したものです。ギャグ口調になっているのはそういう文脈であるからです。ご理解ください。恐縮ながら以下書きます。何らかの参考となれば幸いです。

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20090807#1249573470
◆ 選挙権削減のお知らせ
 長年日本国民の皆様にご愛顧いただきました選挙権ですが、このたび、大幅に削減させていただくこととなりました。
 増加する失業者、膨れ上がる一方の国と地方の借金、それらの隠蔽、これらへの対策を、日本は放棄することに決めました。つきましては、現在莫大な資産を持っているごく少数の方のためにだけ日本を継続することとし、金も地位もないほとんどの国民の皆様の意見をできるだけ国政へ反映させぬよう、選挙権を削減させていただくことといたしました。
 具体的には 「議員定数」 を 削減 いたしまして、国民一人当たりの選挙権を、国民に気づかれないうちに大幅削減いたします。この選挙権削減はかつて「政治改革」の際にも、小沢一郎の音頭により、好評のうちに進めることができました。このたびもさらなる選挙権削減を行い、国民の皆様一人ひとりの選挙権をより小さく、より国政に反映させないものとさせていただきます。
 日本国は今後もいっそう、国民大衆の皆様に負担のみ求め、国民大衆の皆様の権利をさらに削減するよう、鋭意努力して参ります。なお、自主的な選挙権の放棄、すなわち棄権は大歓迎いたします。今後もどうぞ国政には声を上げず、無関心でいてくださいますよう、国民の皆様に謹んでお願い申し上げます。

3

さらに釈迦に説法ではありますが、議員定数削減案について、以前ブログで書いたものを以下書きます。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20090530#1243616369
↑「赤旗」が報告しているように、「日本の国会議員の数は、国立国会図書館の各国調査でも人口比で先進十二カ国中、少ない方から二番目で、決して多くはありません。」
また、webで前回衆院選で流したあおり文章がもう一つありましたので、恐縮ですが、以下に書きます。ご参考となれば幸いです。

■■■■■■選挙権使用禁止 ※これ重要■■■■■■■■
 選挙に逝くな! 今年の秋に首相の任期満了に伴う選挙があるはずだが、おまいら、投票に逝くんじゃねえぞ (゚Д゚) ゴルァ おまいら愚民どもは、おとなしく家で寝てやがれ! おまいら素人のうち5人に一人が投票所へ逝ったら、1100万票も動いちまって、せっかく俺たちが使っている組織票がパアになっちまうんだよ! 
 ああ、そうそう、おまいらの選挙権、削っておいてやっから、感謝しろ。「議員定数削減」を、自民党民主党の両方で今回の衆院選で主張しているだろ? これっておまいらの「選挙権削減」て意味だけど、気づかなかっただろ? 選挙権を削っておけば、おまいらが今後まかり間違って政治に目覚めて投票に逝ったとしても、もう手遅れというわけだ(プゲラ 
だからおまいら、間違っても民主党自民党やマスコミに「議員定数削減に反対」とか言うんじゃねえぞ! オレたちがおまいらの選挙権を削るためにどれだけ苦労していると思っているんだ! オレたちが煽って煽って、やっとここまできたんだ! 全てはおまいらの金をオレたちが美味しくいただくためだ! 判ったな? 判ったら議員にメールとかマスコミに投書なんてするんじゃねえぞ! 
くれぐれも、選挙当日は寝てろ! 衆院選に逝くんじゃねえぞ! (゚Д゚) ゴルァ
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鳩山由紀夫小沢一郎という、民主党の中でもあまり頭の良くないあまり国民の味方でない人々がまとめた政策を公約とするのは、民主党のためにも国民のためにもならないと思う。
この記事を御覧になり、同感してくださった同志諸姉諸兄は、議員定数削減反対を、各候補に陳情していただきたいと切に願う。そういう国民の意見があるのだと候補者に感じさせることは重要だ。ついでに新聞テレビにも同じ手紙を送るとさらに吉。

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画像は http://piapro.jp/content/w9ze0wbrr0jgqr5p から。

*1:ブクマコメントで本気でそう評しているのか? とあったが、本気である。政治家が90年代前半に児童ポルノ法での表現規制反対に賛同を示す決断をできるのは、頑強な理性がなければ無理である。