カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

石原慎太郎が青少年条例改定するという皮肉

以下、文起こししてみた。

荒川強啓デイキャッチ 2010年12月16日(木)
「なぜ“マンガ”“アニメ”だけが規制されるのか!?」山田五郎
http://podcast.tbsradio.jp/dc/files/yamada20101216.mp3
でね、私の好きな映画でね、1956年に公開された大映映画で『処刑の部屋』というのがあったんですよ。この中でね、金持ちのボンボンの大学生がパーティーに女子大生呼んで、睡眠薬入れたお酒飲まして、昏睡させて、まあ、準強姦するシーンがあるんですよね。
当時、この映画に触発されたと供述した未成年者による性犯罪が少なくとも3件くらい起きて、ちょっとした社会問題になっている。最近のスーパーフリー事件を思わせるような、まさに「刑罰法規に触れる」性行為を、正直、ちょっと、「不当に賛美し」「誇張」した表現だと思うんですよね、この『処刑の部屋』という映画は。これがアニメだったら〔青少年条例の〕第7条第2項に該当しちゃうんですけれども。この映画、ちなみに今もDVDで観ることができて、18歳未満でも買えるんですよ。
で、この原作者は、石原慎太郎さんなんですよ。まさかね、ご自身原作の映画がOKって言いたいがためにわざわざ「実写を除く」って入れさせたんじゃないとは思いますし、「だったら『処刑の部屋』も規制しろよ」とか言いたいわけじゃないんですよ。ただ、仮にこの『処刑の部屋』を原作に忠実にアニメ化した作品があった場合ね、どうして実写は良くて、アニメだとダメになるのかということについて、説明してほしいなという気がするんですよ。これ、記者会見でね、それに類したことを知事に訊いた人もいたんですけれども、「バカなこというんじゃない」みたいな感じで一蹴してるんですけれども、僕ね、この件に関しては東京都知事は答える義務があると思うんですよ。
なんとなればですよ、この「東京都青少年健全育成条例」において、「不健全図書」を指定したりその規制を勧告できるのは、東京都知事なんですよ。8条に「知事は、」とあるわけですよ。「次に掲げるものを青少年の健全な育成を阻害するものとして指定することができる。」「知事は」「勧告できる」と。これはやっぱり、知事はこの問題について答えるべきだと思いますよね。

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