カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

気軽な富士登山?

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110809-OYT1T01170.htm#
富士登山、携帯でSOS…有料知ると自力下山
 〔略〕富士宮署幹部によると、救助の要請から救助隊の到着までは早くても4〜5時間かかる。「事情を話すと登山者の半数近くは、自力の下山を選択する」といい、要請のハードルが下がっていることをうかがわせる。〔略〕
 〔略〕同月13日、富士山須走口の標高約3000メートルで、香川県の40歳代男性から「転んで手の指を骨折し、頭にもけがをして動けない」と携帯電話で通報があった。県警の依頼で5合目で山小屋を経営する連絡役の米山千晴さん(61)が「別の山小屋から登山用車両で救助に向かわせるが、有料になる」と告げると、「金がかかるならいい」と歩いて下山してきた。
 〔略〕県警地域課によると、富士山では2010年、過去最多の48件、55人の遭難があり4人死亡したが、50人は軽傷か無傷だった。県警や消防は緊急性が少しでもあると判断すれば救助に向かうため、不要な出動の増加は、深刻な事故への対応に悪影響を及ぼしかねない。〔略〕
(2011年8月10日08時56分 読売新聞)

この記事を読んで思い出したんですが、あれは5月頃のことだったかな。
河口湖の商工会で、「東北の震災に対して、どのような支援ができるか」という緊急集会があったのだそうだ。我が老母は色々アイデアを考えて集会に出席した。
そしたら会議冒頭、「震災の支援なんてもうどうでもいいから、河口湖への集客を増やすため、現在有料になっている富士山への道路を無料にするための運動団体をここで結成する」という議題を少数のおっさんが言い出して、商工会での決定事項になった。我が老母は物凄く呆れたそうだ。いや、ちげえだろ、むしろ入山に金をもっとかけて、その金で震災復興支援したり、過剰すぎる入山者の数を制限して富士山を美化させたり環境破壊対策をしたり、そうするべきだろ、と、我が老母はたいへんにまともなことを考えたのだが、出来レース会議に愛想を尽かせて、船津地区だけに偏った人選にしようとする案だけに反対して帰ってきたそうだ。
このおバカなことを言い出してとりまとめた慾どおしいおっさんは、船津地区の大屋ホテルhttp://www.kasuitei-ooya.co.jp/ http://www.hotfrog.jp/%E4%BC%81%E6%A5%AD/%E6%9C%89-%E5%A4%A7%E5%B1%8B%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%ABの社長だそうだ。
地方政治はこういう慾どおしいアレによって強引されている。日本に地方分権など100年早い。

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