カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

『お父さんが狼男なんです』

創作する予定なんてないんだが、思いついたのでメモしておく。

1

美少女中学生が主人公。彼女の父親は狼男。母親は呑気な性格なので連れ合いが狼男であることを気づかない。
父親の仕事は魚屋。魚の鮮度は人間の一万倍の嗅覚で察知する。それが父親の誇り。父親は自分が狼男であることを気づいていない。
半分獣であるから、物凄く早起きで、物凄く早く寝る。半分人間だから夜行性というわけでもない。狼男の習性としての早寝早起きを物凄く自慢している。
父親は狼男だから、満月前後に狼に変身して狂乱する。
その被害を娘はまともに食う。
その娘の悩みが読ませどころ。
娘のBFは(たぶん)吸血鬼の血筋。だから夜行性。血を吸う習性はずっと昔になくなっている。だが夜行性の習性は残っている。狼男である父親は、夜行性という生活習慣に物凄い偏見を持っていて、このBFのことをクソミソにいつも言う。
でも狼男である父親は、月のうち3分の2くらいは夜間に人狼として徘徊している。
魚屋である父親は、イヌ科だから、自分自身は食べ物としての魚は嫌い。骨がのどに詰まって七転八倒するから。
主人公の父親も母親も、この世に狼男が実在するとはまったく信じていない。なので主人公の悩みはたいへんに孤独なものとなる。

2

イデアを思いつくことと、それをちゃんと作品化できるかどうか、面白く描けるかどうかは、全然別なことだ。
現実世界と空想内の性別を入れ替えるのは、そうしないと空想すら楽しめなくなって切なさのあまり死にそうになるからだ。

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画像は http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=17207069 から。