カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

我が集落の戸数

我が集落の戸数を知った。410戸弱だ。「意外に多いね」と嫁は言った。
過去30年以内に外部から来た新住民は30戸くらいかな。
小中学時代の我が同性同級生は16人、糞ヤンキーはそのうち8人くらい、年代的にヤンキーが流行な年代だったんだろうけど、彼らはだいたい人口の2%くらいか。前後の年代に糞ヤンキーが多少はいたから実際のヤンキー率は3〜4%くらいかな。私の同級生に集中していたようだが。
410戸だと、私が小中学生時代には1戸平均3〜4人家族だとして人口1500人くらい、現在は1戸平均2〜3人くらいだとして人口1000人くらいか。
塾講師時代に担当した生徒数総合計とだいたい同じくらいの人数か。
私の「田舎」とはこの410戸弱を言い、このうち300戸くらいは我が老父母も含め前近代的な「濃密な人間関係」を過ごしている。私はこの410戸弱のほとんどの住人を全く知らない。ここが私の暮らす世界だ。
私が集落住人を全く知らないのは、1;地理的に私の暮らしているところは集落からすら隔絶していること、2;我が家業が全く集落と無関係に成立していること、3;私の同級生の質が悪く、同級生と私が全く心情的に合わなかったこと、4;我が老父母が彼らの人間関係を全く私に伝える意欲がなかったこと、などの理由による。
410戸程度なら、通常の記憶力があれば、家の場所と住人を一対一対応で覚えていけば、ある程度時間をかければ覚えきれる数だ。集落の中に生活を普通にしていれば、半数以上の家は当然に知っている、そういう数字だ。ただ私は生まれながら集落から隔絶して生活し、小中学校以外に集落と接点を持たず、集落とほとんど関わりなく生活してきた。それは所与の問題だ。老父母が彼らの知り合いを、家の位置・名前・顔のセットで私に伝えたのは、私が生まれてこの方、昨年の結婚式招待状を配るのにつきあった約50軒ほどが、ほとんど最初で、おそらく最後だ。
410戸弱の極小世界で生活するのにそこの住人を全く知らないというのは、この極小世界で生活するメリットのほとんど全てを失っているに等しい。私の子供には同じデメリットを与えないよう、集落住民と温かみがあり湿り気のある関係を作れるよう、環境を整えてやろう、と嫁と合意している。
…410戸弱か。集落住民ほぼすべての票を集めて、ようやく町議会に一人議員を出せる、そういう数字か。

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